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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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カソルラ、サニャ復帰で視界良好のアーセナル、ホームでライバルを叩ける勝負の2週間!

アルテタ、ロシツキが復帰したアーセナルに、頼れるMFがもうひとり、戻ってきます。プレミアリーグ第8節のノーウィッチ戦を控えた会見で、ヴェンゲル監督は、スペイン代表のサンティ・カソルラ、フランス代表バカリ・サニャの復帰を明言しました。カソルラは既に万全な状態で、サニャも8割方フィジカルは回復しているとのこと。ふたりとも、今日のゲームに出場できるかどうかはわかりませんが、おそらくカソルラは後半、久しぶりのピッチを自らの足で確認することになるでしょう。ワールドカップ欧州予選の最終戦、スウェーデンとの乱打戦で足に打撲を負ったドイツ代表のエジルも大事には至っていないようで、代表戦での疲労や負傷を引きずっているメンバーはほぼいない状態。この先のゲームはともかく、少なくともノーウィッチに負ける要素は見当たりません。

今月末にキャピタルワンカップのチェルシー戦、11月になるとプレミアリーグでリヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド戦があり、今季最初のヤマ場を迎えるアーセナルですが、いくつかのささやかな幸運もあり、視界良好といっていいでしょう。最初の幸運は、来週チャンピオンズリーグでエミレーツに迎えるドルトムントが、アーセナルもびっくりの野戦病院状態にあることです。SBビシュチェク、センターMFのケールとチームの背骨であるギュントガンが完全アウト。間に合うといわれているシュメルツァー、スベン・ベンダー、マルコ・ロイス、サヒン、ホフマンも完調にはほど遠い状態でしょう。ナポリ、マルセイユも同組となり、「死のグループ」といわれたチャンピオンズリーグでしたが、いざ戦ってみるとどのクラブもケガ人や不調の選手が多く、叩いてくださいといわんばかりの3割引状態。ガナーズは心置きなくプレミアリーグと国内カップに集中できます。

2つめのささやかな幸せは、10月末のキャピタルワンカップのチェルシー戦と、11月頭のリヴァプール戦をホーム・エミレーツで戦えることです。11月10日に予定されているオールド・トラフォードでのマンチェスター・ユナイテッド戦までの間で、国内でのアウェイゲームはクリスタル・パレス戦のみ。あと2週間といわれているウォルコットをはじめ、ケガ人だらけの状態のなかで、厳しいアウェイゲームがないのは助かります。キャピタルワンカップの4回戦という早いタイミングでチェルシーと当たってしまうのはきついといえばきついのですが、アーセナルにしてみれば、このカップ戦は優勝にしか価値がありません。どのみち後々、強豪との対決が避けられないのだとすれば、いっそ早く当たってしまったほうがすっきりします。勝てば準々決勝以降のライバルをひとつ蹴落とすことができ、負ければタイトなスケジュールを回避できるわけですから。

とはいえホームなので、もちろんチェルシーとリヴァプールには必勝の構えでしょう。チャンピオンズリーグでのドルトムントとの連戦を含め「17戦連続負けなしでマンチェスターに乗り込む」という状況になれば最高ですね。数字で書くと、途方もないことのように感じますが、ノーウィッチとクリスタル・パレスに勝ち、野戦病院に1勝1分でいいのですから、決して無謀なヨミではないはずです。スケジュールが厳しいのは他のクラブも一緒。チャンピオンズリーグ、キャピタルワンカップ、プレミアリーグと、ホームゲームでライバルを3発叩けるここからの2週間で、どれだけ勝ちを積んでその後の戦いにアドバンテージを作れるかが勝負です。

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“カソルラ、サニャ復帰で視界良好のアーセナル、ホームでライバルを叩ける勝負の2週間!” への1件のコメント

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