「CB獲得はいいオプション」…負傷者続出に悩むウナイ・エメリ監督が狙う3人のCBに注目!
23歳の成長株が重傷を負ったのは、プレミアリーグ15節のマンチェスター・ユナイテッド戦でした。ラシュフォードのチャージを受けたホールディングは、尻もちをついた際に膝をひねり、左膝前十字靭帯断裂で全治9ヵ月。コシールニー、モンレアル、マヴロパノスが続々と戻ってくるといわれていた矢先の悲報はひとつでは終わらず、16節にはムスタフィがハムストリングを痛めてリタイアしました。復帰を果たしたコシールニーは慢性的なアキレス腱痛を抱えており、無理使いは禁物。プレミアリーグ出場3試合のマヴロパノスに、いきなり主力としての活躍を期待するのはリスキーです。「デイリー・ミラー」と「ESPN」が、1月に獲得するターゲットとして、同じ名前を報じています。マンチェスター・ユナイテッドのエリック・バイリー、チェルシーのガリー・ケーヒル。いずれも現在、所属クラブで出番を失っている選手です。
身体能力が高く、スピード負けしないエリック・バイリーは私の好きな選手のひとりですが、彼がなぜ現在のような境遇に陥ってしまったのかはわかりません。2016年の夏にオールド・トラフォードにやってきたCBは、初年度は負傷欠場はありながらもプレミアリーグ25試合に出場。クラブを背負って立つ選手と期待されたものの、昨季はリーグ戦13試合と出場機会を減らしてしまいました。再起を賭けた2018-19シーズンは、開幕から2試合めのブライトン戦でミスを連発してレギュラーの座を失い、ニューカッスル戦では19分に交代という屈辱を味わっています。
ポジショニングやプレイ選択に迷いが生じている24歳のCBは、信頼してくれる指揮官と出会えれば、復活するのではないでしょうか。エスパニョールとビジャレアルでプレイしていたバイリーを同じピッチで見ていたエメリ監督は、その能力を高く評価していると伝えられており、モウリーニョ監督が首を縦に振れば、ディールは成立すると見られています。一方のケーヒルは、チームメイトからの信望は厚いのですが、ダヴィド・ルイス、リュディガー、クリステンセンがいるチームでプレミアリーグ途中出場1試合という戦績に留まっています。「ESPN」は、半年のレンタルという短期的な解決策は、アーセナルとチェルシーにとって悪くないチョイスと主張しており、ACミラン移籍が取り沙汰されているバイリーより実現の可能性は高そうです。
バイリーを持っていかれたら、やばいです。彼がスペイン時代の輝きを取り戻し、負傷が癒えたホールディングがさらなる成長を遂げれば、インターセプトの達人ルーカス・トレイラを加えた中央の守備は相当強固になるでしょう。片やケーヒル獲得という応急処置は、最終ラインの再構築を先送りするという判断です。5人の30代を抱えることになるガナーズは、次の夏に一気に守備の戦力を刷新することになるかもしれません。
ムスタフィやマヴロパノスといった現有戦力をどう評価するかが、決断のポイントでしょう。ケーヒルで窮状をカバーするというプランは、1月に獲れる若い選手よりも今いるCBのほうが上と判断した場合のオプションです。レアル・バジャドリードのフェルナンド・カレロという23歳のCBを獲るという案もあるようですが、エメリ監督と経営ボードはどんな結論を出すのでしょうか。マーケット再開後の彼らの動きに注目しましょう。(エリック・バイリー 写真著作者/Ardfern)
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更新お疲れさまです。
冬の獲得は難しいと思われますが、ワールドクラスのCBがほしいです。
バイリーはもらえればアツいですね、、エメリが良い方向に導いてくれると思います。
CBもですが、トレイラの代わりも欲しいところです。
バカな事を言ってると思われても仕方ないですが、バイリーはアーセナル面だから、来ると思う(笑)
楽しくやれないと実力が出せないタイプなのか?アーセナルに来るべきだと思います。