残留か放出か…苦しい1年を過ごしたエジルに、ヨーロッパリーグ決勝での復活を期待します!
ガナーズの司令塔が真価を発揮したのは、レスターが優勝を遂げた2015-16シーズンでした。ジルーとのホットラインが機能し、2002-03シーズンにティエリ・アンリが記録したプレミアリーグ記録にあとひとつまで迫る19アシスト。42本のスルーパスを通し、28回のビッグチャンスを生み出した11番は、リーグNo.1のプレーメイカーともてはやされました。翌シーズンも、プレミアリーグ33試合8ゴール9アシストとまずまずの数字を残しており、ガナーズがCL出場権を逃した理由を彼のパフォーマンスに求める評論家はいませんでした。
2017年、あの夏の不穏な空気を今でも覚えています。「ヴェンゲルOUT」が話題になり、CL出場権を失った直後のオフシーズン。契約が残り1年となったアレクシス・サンチェスとエジルがいなくなれば、チームは一気に弱体化すると騒がれましたが、チリ人は既に移籍に傾いており、ドイツ人は契約延長を保留し続けました。ヴェンゲル監督の最後のシーズンは、序盤にリヴァプールに大敗する苦しいスタートとなり、日を追うごとにエジル残留の重要度が増しているかのように語られていました。プレミアリーグNo.2の高額サラリーを提示されていたプレーメイカーは、2018年1月にようやく新契約締結。結果を出さなければならないシーズンでしたが、26試合4ゴール8アシストという凡庸な数字しか残せませんでした。
19、9、8、2。アシストは年々減り、味方の足元に出すボールが増えています。どうした、エジル。3ゴールに絡んだ8節のレスター戦の素晴らしいプレイを、なぜ再現してくれないのか。シーズン終盤に出番を増やし、彼らしいプレイが見られるようになりましたが、未だ決定的な仕事が少なく、エリクセンやベルナルド・シウヴァと比べると見劣りします。エメリ監督は、次のシーズンも10番に期待するのでしょうか。放出すれば補強予算を増やせる状況のなか、クラブに残りたいと語る10番の未来は不透明です。
29日に行われるチェルシーとのELファイナルは、ペトル・チェフの花道になるはずですが、エジルにとってもガナーズにおける最後の勇姿となってしまうかもしれません。決定的なラストパスを連発してエメリ監督を納得させ、来季は完全復活を遂げていただきたいのですが…。まだ30歳。2つ年上の元同僚オリヴィエ・ジルーはヨーロッパリーグの得点王争いのトップに君臨しており、もうしばらくトップレベルでプレイできるはずと信じています。クラブをCL出場権に導く素晴らしいパフォーマンスを期待しましょう。頼む!
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何でしょうか、エジルはボールを持ってもワクワク感が失せてしまいましたね。スルーパスを禁止でもされたかのように、ただただ短いパスを横流しにするだけで。自分の持ち味を思い出してほしいところです。パスの受け手にはラカゼットとオバメーヤンがいて、不足はないでしょうから。
もしも僕がアーセナルのファンではなく、エジルのファンでも無いのだとしたら「売れるうちに売った方がいいんじゃない?今のアーセナルに必要なのは、大型中古車を売ったお金で、新型の走れる車を何台か買った方がいいと思うよ」と答えたかも知れません。
ですが、そう簡単に割り切れないからサッカーはいつも難しいです。
そもそも人は車ではないし(自分で例えときながら何ですが)。
ウィルシャーとラムジーがいない今、アーセナルを象徴する選手は良くも悪くもエジルなのだと思っています。
「ロマン枠」と揶揄される全て放出して新しいアーセナルを作るのか、ヴェンゲルの遺産をもう少し大切にするのか。
まぁ、もし僕にアーセナル経営の全権が与えられるなら「エジル?もちろん残留に決まってるでしょ」と答えてしまうのですが。
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アロンソやアルテタ、カソルラにシュバイニーにクロース…
視線とボールの置き所、未来視だけで中盤を牛耳る歴戦のボランチ達と組んで来た選手ですから
フィジカルに飽かして無駄に動き回るジャカやトレイラの青臭さに痺れを切らして
ボランチに降りて来てアシスト減る気持ちも分かるっちゃ分かります
ラムジーも抜ける事ですし、ゲンドゥージの手本も兼ねて凄いの一枚欲しいですね。それこそセスクとか