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セスク、レミー、内田篤人…イギリス紙が予想する、10名の「アーセナル最新獲得候補リスト」

イギリス紙「デイリー・メール」「スカイスポーツ」など複数のメディアが、セスクがプレミアリーグ復帰見込みと一斉に報じました。バルセロナには、昨季リーガ・エスパニョーラで15ゴールのペドロ、19ゴールのアレクシス・サンチェスがチームを離脱するという噂もあるので、今後どんな選手を補強できるのかによって、売却する選手の顔ぶれも変わってくるのだと思われます。デュルフォーの復帰やテージョの成長があったとしても、さすがに主力のFWとMFを3人放出というのは考えづらいので、セスクの話もまだまだ予断を許さない状況でしょう。

セスクについて、「デイリー・メール」はリヴァプール優勢と報じているようですが、ララナとランバートに50億円弱の移籍金を使うリヴァプールが、契約解除の違約金3000万ポンド(約51億円)と、イングランド代表の2人より高いセスクまで獲るのは考えづらいですね。買い戻しのオプションを行使できるアーセナルが「絶対獲得する」と宣言した瞬間に、セスクのプレミアリーグ復帰はノースロンドンで決まりでしょう。マンチェスター・ユナイテッドに来ていただければうれしいのですが、セスク争奪戦で「本気のガナーズ」に勝てるとは思えません。

さて、その「デイリー・メール」は、セスク獲得話も織り込んで、アーセナルの最新補強ターゲットとして10人の名前と可能性をまとめています。ここには、ライバル紙「デイリー・スター」が報じたベンフィカのFWロドリゴ・マシャドの名前はありませんが、下記のリストにロドリゴと、レアル・ソシエダのフランス代表MFグリーズマン(アーセナルが狙ってると報じたのはデイリー・メールでしたが、なくなったんですか!?)、そして本人は乗り気でないといわれているヴェラあたりを入れれば、現状のリストとしては完成度の高いものになるでしょう。これを見て、あらためてびっくりするのは、ロイク・レミーよりモラタのほうが可能性が高いとされていること、ランバート、ララナ、ルーク・ショーと抜かれまくりのセインツから獲得候補の名前が出ていること、そして内田篤人の可能性が高いとされていることです。

イギリス紙「デイリー・メール」のアーセナル補強ターゲット
■DF
内田篤人 (シャルケ04SB:65%)
セルジュ・オーリエ (トゥールーズSB&CB:65%)
■MF
カラム・チャンバース (サウサンプトンMF:50%)
ラース・ベンダー (レヴァークーゼンMF:70%)
モーガン・シュナイデルラン (サウサンプトンMF:60%)
セスク ・ファブレガス(バルセロナMF:60%)
■FW
アルバロ・モラタ (レアル・マドリードFW:70%)
カリム・ベンゼマ (レアル・マドリードFW:40%)
マリオ・マンジュキッチ (バイエルン・ミュンヘンFW:60%)
ロイク・レミー (クイーンズ・パーク・レンジャースFW:65%)

DFは、サニャの後釜を獲得して、それで打ち止めなのでしょうか。ファビアンスキを放出したGKと、最近スランプ気味のヴェルマーレンの去就が不透明なCBも心配です。CBのやりくりまで考えれば、SBのスペシャリストである内田よりも、ストッパーもできるオーリエのほうがよさそうです。個人的には、プレミアリーグ4人めの日本人プレイヤーを観たい気持ちはあるものの、守備面まで考えると、攻めっ気が強くて時折自分の持ち場を留守にする内田篤人は「右のモンレアル」となってしまうリスクもあると思います。

そしてFWは「ダメモトでベンゼマにいってみて、無理だったらモラタで妥結」なのでしょうか!?レアル・マドリードが新しいFWを獲りたがっていて、現有戦力から数人放出予定というような話があるならば、おもしろい交渉にはなりそうですね。モラタは現在21歳。昨季は23試合出場で8ゴールと、即戦力として充分計算はできそうです。ただし、一方で彼には「ユヴェントスと移籍合意」というスペイン紙の報道があります。まだ、条件面でクラブ間が折り合えていないようですが、これがFIXしてしまえば、FWが1枚いなくなったレアル・マドリードに対してアーセナルはベンゼマ単独での交渉がしづらくなり、一気にロイク・レミーやロドリゴに傾くことになるでしょう。

MFは、ラース・ベンダーかセスクを獲れればいいのですが、セインツの若手を獲ったぐらいでは、将来への布石にはなっても来季の強化にはなりませんね。ラース・ベンダーは、本人がレヴァークーゼンに満足しており、クラブのガードも堅そうなので、簡単に崩せるとは思えません。結局、バルサが金さえ払えば出してもいいというならば、セスク復帰のほうが早そうです。

元キャプテンがプレミアリーグに戻ってきたら、現在副キャプテンのアルテタは出すんですかね?ラース・ベンダー獲得でも、やはり枚数が多い中盤センターの布陣が気になります。うーん、複雑。アーセナルの難解なパズルの完成には、もう2ヵ月ほど、時間が必要なようです。

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“セスク、レミー、内田篤人…イギリス紙が予想する、10名の「アーセナル最新獲得候補リスト」” への3件のフィードバック

  1. londres nord より:

    セスクが戻ってきたら、アルテタは需要があるうちに放出が妥当と思います。そして、正・副キャプテン揃って放出は志気に係るので、ヴェルマーレンは残留してほしい。
    中盤センターは枚数だけは多いですが、守れるのは現状フラミニだけです。ベンダーなら、より守備的なスヴェンの方が適役かなと思います。

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  3. makoto より:

    londres nordさん>
    アルテタ、当初はよかっただけに、このところの覇気のなさは残念です。アーセナルの動きが鈍いのはきになりますね。

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