2020.04.19 アーセナルの話題
CLと主力を失っても、アルテタと次世代戦力で充分戦える…アーセナルの楽観シナリオ!
ルカ・ヨヴィッチはオーバメヤンとの契約延長交渉が決裂した際の保険、パリのユリアン・ドラクスラーはメスト・エジルの後継者ということでしょうか。フリー・エージェントで獲れるライアン・フレイザーはサイドアタックの強化、トーマス・パーティはダニ・セバージョスのマドリード復帰を想定した候補のようです。本命とゴシップ、玉石混交のトランスファーニュースではありますが、いくつかは記者の作文だったとしても、ポイントは押さえているのではないでしょうか。
プレミアリーグで9位に沈むアーセナルは、コロナウイルスの蔓延によってマッチデイ収入を削られる可能性があり、CL出場権を獲得できなければ、補強資金を捻出できなくなりそうです。前述の選手たちを引き入れたければ、ムスタフィ、パパスタソプーロスの売却は必須。高額サラリーのメスト・エジルも放出しなければ、ドラクスラーの週給12万ポンド(約1600万円)を確保するのは難しいでしょう。
オーバメヤンがスペインに渡る際の移籍金は4400万ポンド(約60億円)といわれており、プレミアリーグ75試合49ゴールのエースを手離さざるをえない状況に陥れば、4350万ポンドのバイアウト条項があるといわれるトーマス・パーティには手が届きそうです。いずれにしても、7000万ポンドはかかりそうなフィリペ・コウチーニョは無理でしょう。理想的な着地は、オーバメヤンを口説いて残留に漕ぎ着け、エジルを売却して固定人件費を浮かして、攻撃的なMFやアンカーを獲得するという形ではないかと思われます。
エースの移籍志願、経営危機説など、ネガティブなゴシップが増えているアーセナルですが、私はアルテタ監督率いる若いチームの未来については楽観視しています。ここからは、バッドシミュレーションをしてみましょう。「プレミアリーグ8位以下でフィニッシュし、CLもELも出場権なし」「オーバメヤン、エジル、ダニ・セバージョス、ムスタフィ、パパスタソプーロスが退団」。2019-20シーズンに何も残せず、ワールドクラスが出ていったとしても、現有戦力には伸びしろがあります。
まずは、サンテティエンヌに貸し出しているウィリアム・サリバの合流。「僕のスタイルはアーセナルにフィットすると思う。完全移籍となることをを願っている」と語るパブロ・マリを残せれば、ダヴィド・ルイス、ホールディングとともにCBはまわせるでしょう。中盤センターは、ルーカス・トレイラ、グエンドゥジ、ジャカですが、セントラルMFをやりたがっているメートランド=ナイルズも起用できます。プレミアリーグ初年度は24試合4ゴール6アシストと今ひとつのニコラ・ペペには、勝手がわかってきた2年めの躍進が期待できます。
最大の楽しみは、マルティネッリの大ブレイクです。彼に託したいのは、フィルミーノのような偽9番…いや、アーセナルの話ですので「ベルカンプの再来」としておきましょう。プレミアリーグ14試合3ゴールの18歳に、3倍のゴール数を依頼するのは無謀ではないはずです。ウイリアム・サリバ、パブロ・マリ、ティアニー、ホールディングといった「新戦力」と、ニコラ・ペペ、マルティネッリ、サカ、エンケティアの成長だけでも、ガナーズは相当強くなるのではないかと思います。
ここまでが、ベースです。彼らだけでは層が薄いので、左右のサイドに入れるライアン・フレイザーと、攻撃への貢献度が高いトーマス・パーティを加え、セドリク・ソアレスを買い取れば穴は埋まるでしょう。中盤のゴール数が少ないのが課題だったチームゆえ、トップ下も獲りたいところではありますが、お金がなければムヒタリアンをローマからレンタルバックさせて、アルテタサッカーとの化学反応を促すという奥の手があります。これなら、移籍金はトーマス・パーティとセドリク・ソアレスで5000万~6000万ポンドに収まります。さらにマヴロパノス、ウィロック、ネルソン、メートランド=ナイルズから2~3人を売りに出せば、ドラクスラー獲得までいけるかもしれません。
今季のアーセナルの停滞は、「エメリ監督と選手たちのコミュニケーションロス」「エジルをはじめとする不可解な起用法」「あまりにも急激すぎた若手シフト」「ビルドアップやクロスへの対応に戸惑った最終ラインの混乱」によるものだと考えておりますが、ミケル・アルテタは3ヵ月でほとんど解決しました。選手たちの求心力、経営ボードの信頼、サポーターの支持を取り付けている若き指揮官は、フランク・ランパードに勝るとも劣らない戦績を残せるのではないでしょうか。オーバメヤンにはぜひ残ってほしいのですが、いなくなったとしても、それだけで悲観することはありません。まずは、プレミアリーグ再開後の巻き返しですね。チャンバース以外は全員揃いそうな6月が楽しみです。
プレミアリーグで9位に沈むアーセナルは、コロナウイルスの蔓延によってマッチデイ収入を削られる可能性があり、CL出場権を獲得できなければ、補強資金を捻出できなくなりそうです。前述の選手たちを引き入れたければ、ムスタフィ、パパスタソプーロスの売却は必須。高額サラリーのメスト・エジルも放出しなければ、ドラクスラーの週給12万ポンド(約1600万円)を確保するのは難しいでしょう。
オーバメヤンがスペインに渡る際の移籍金は4400万ポンド(約60億円)といわれており、プレミアリーグ75試合49ゴールのエースを手離さざるをえない状況に陥れば、4350万ポンドのバイアウト条項があるといわれるトーマス・パーティには手が届きそうです。いずれにしても、7000万ポンドはかかりそうなフィリペ・コウチーニョは無理でしょう。理想的な着地は、オーバメヤンを口説いて残留に漕ぎ着け、エジルを売却して固定人件費を浮かして、攻撃的なMFやアンカーを獲得するという形ではないかと思われます。
エースの移籍志願、経営危機説など、ネガティブなゴシップが増えているアーセナルですが、私はアルテタ監督率いる若いチームの未来については楽観視しています。ここからは、バッドシミュレーションをしてみましょう。「プレミアリーグ8位以下でフィニッシュし、CLもELも出場権なし」「オーバメヤン、エジル、ダニ・セバージョス、ムスタフィ、パパスタソプーロスが退団」。2019-20シーズンに何も残せず、ワールドクラスが出ていったとしても、現有戦力には伸びしろがあります。
まずは、サンテティエンヌに貸し出しているウィリアム・サリバの合流。「僕のスタイルはアーセナルにフィットすると思う。完全移籍となることをを願っている」と語るパブロ・マリを残せれば、ダヴィド・ルイス、ホールディングとともにCBはまわせるでしょう。中盤センターは、ルーカス・トレイラ、グエンドゥジ、ジャカですが、セントラルMFをやりたがっているメートランド=ナイルズも起用できます。プレミアリーグ初年度は24試合4ゴール6アシストと今ひとつのニコラ・ペペには、勝手がわかってきた2年めの躍進が期待できます。
最大の楽しみは、マルティネッリの大ブレイクです。彼に託したいのは、フィルミーノのような偽9番…いや、アーセナルの話ですので「ベルカンプの再来」としておきましょう。プレミアリーグ14試合3ゴールの18歳に、3倍のゴール数を依頼するのは無謀ではないはずです。ウイリアム・サリバ、パブロ・マリ、ティアニー、ホールディングといった「新戦力」と、ニコラ・ペペ、マルティネッリ、サカ、エンケティアの成長だけでも、ガナーズは相当強くなるのではないかと思います。
ここまでが、ベースです。彼らだけでは層が薄いので、左右のサイドに入れるライアン・フレイザーと、攻撃への貢献度が高いトーマス・パーティを加え、セドリク・ソアレスを買い取れば穴は埋まるでしょう。中盤のゴール数が少ないのが課題だったチームゆえ、トップ下も獲りたいところではありますが、お金がなければムヒタリアンをローマからレンタルバックさせて、アルテタサッカーとの化学反応を促すという奥の手があります。これなら、移籍金はトーマス・パーティとセドリク・ソアレスで5000万~6000万ポンドに収まります。さらにマヴロパノス、ウィロック、ネルソン、メートランド=ナイルズから2~3人を売りに出せば、ドラクスラー獲得までいけるかもしれません。
今季のアーセナルの停滞は、「エメリ監督と選手たちのコミュニケーションロス」「エジルをはじめとする不可解な起用法」「あまりにも急激すぎた若手シフト」「ビルドアップやクロスへの対応に戸惑った最終ラインの混乱」によるものだと考えておりますが、ミケル・アルテタは3ヵ月でほとんど解決しました。選手たちの求心力、経営ボードの信頼、サポーターの支持を取り付けている若き指揮官は、フランク・ランパードに勝るとも劣らない戦績を残せるのではないでしょうか。オーバメヤンにはぜひ残ってほしいのですが、いなくなったとしても、それだけで悲観することはありません。まずは、プレミアリーグ再開後の巻き返しですね。チャンバース以外は全員揃いそうな6月が楽しみです。
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