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敗因はモチベーション!? シュート4本のリヴァプール、アタランタにホームで完敗!

アリソン、ネコ・ウィリアムズ、リース・ウィリアムズ、マティプ、ツィミカス、カーティス・ジョーンズ、ミルナー、ワイナルドゥム、サラー、オリギ、マネ。昨季プレミアリーグ王者のターンオーバー、いや、ぎりぎりのスタメンは、チャンピオンズリーグというよりカラバオカップを戦うかのようです。グループステージ4節、リヴァプールVSアタランタ。開幕3連勝のチームは、勝てばノックアウトラウンド進出が決まります。開始3分、最初のチャンスはアタランタ。サラーの不用意なバックパスを拾ったイリチッチのミドルは、ゴールの左に逸れていきます。

リヴァプールのビルドアップは、いつもよりもプレスを嫌がっているように見えます。8分にロングフィード1発で左サイドを突破したゴセンスの強烈なシュートは、ニアに反応したアリソンがセーブ。ネコ・ウィリアムズに詰めて奪ったショートカウンターは、アレハンドロ・ゴメスのコントロールショットが右に外れます。10代の選手が3人加わったチームは、20分を過ぎてもシュートゼロ。アンフィールドでの劣勢は、プレミアリーグではなかなか見られない光景です。

21分、左からのクロスのクリアを叩いたイリチッチの強引なボレーは、左にアウト。ツィミカスのポジションは明らかにロバートソンより低く、プレミアリーグで8戦8発のサラーの動きは重そうです。ハーフライン付近のビルドアップは、プレスから逃げているうちにボックス手前まで後退させられています。30分にマネとオリギで仕掛けたカウンターは、10番が3人に囲まれて奪われ、シュートレンジに辿り着けずに終わりました。

39分にマネが敵陣で奪ったチャンスは、オリギが縦に出した浮き球がサラーに通りません。44分、中央からのFKで左に張ったカーティス・ジョーンズを使うと、クロスのクリアがサラーの足元へ。右足で狙ったチーム初のシュートは、枠にいきませんでした。前半はこのまま0-0。後半開始直後の48分、アレハンドロ・ゴメスのシュートはニアと読んだアリソンががっちりキャッチしました。ハーフタイムに精力的にアップしていたロバートソンはじっとピッチを見つめ、フィルミーノとファビーニョもタッチラインの脇で黙々と走っています。

59分、左サイドにいたアレハンドロ・ゴメスの正確なクロスがラインの裏に落ち、ツィミカスの背後に走り込んだイリチッチのスライディングシュートがネットを揺らしました。クロップ監督はこのタイミングで4枚代えを敢行。オリギ、サラー、ワイナルドゥム、ツィミカスが下がり、フィルミーノ、ロバートソン、ジョッタ、ファビーニョが投入されています。新たなメンバーがゲームに入る前に、レッズは2つめの失点を喫してしまいました。左からクロスを入れたのは、今回もアレハンドロ・ゴメス。ハテブールがヘッドで折り返すと、ノーマークのゴセンスが左足のボレーでアリソンの左を抜きました。

84分、マティプに代わって南野拓実がピッチへ。最後の20分については「リヴァプールのシュート数は、トータル4本だった」とだけ、記しておきたいと思います。敗因は、モチベーションの低さではないでしょうか。この試合で勝って決めるというムードを醸成できずに試合が始まり、プレスもパスワークも緩いままで90分を過ごしてしまいました。

最初の失点は、ボールに気を取られたツィミカスがイリチッチを見失い、2点めはゴセンスを追わなかったリース・ウィリアムズの集中力を咎められたゴールシーンでした。このチームが軽視しているカラバオカップのように、ふわっとした敗戦でしたが、気を取り直して週末のプレミアリーグに向かいましょう。ブライトンに勝ち切り、アンフィールドのアヤックス戦を制すれば、帳尻合わせは完了です。


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“敗因はモチベーション!? シュート4本のリヴァプール、アタランタにホームで完敗!” への1件のコメント

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    今日はガスペリーニとアタランタを讃えたいですね。組織だった良いチームでした。
    ご指摘の通りフワッとした入りと感じが終始続いてましたね。週末のリーグ戦を考慮するとメンバー落ちはやむ得ませんが、ゴールは欲しかったです。ボビーやファビーニョ投入後はいつもの片鱗が垣間見られましたが、、、。リース・ウィリアムはまだ若いですから、これを大きな糧にして欲しいです。ポジティブな面はカーティス・ジョーンズが毎試合成長している事でしょうか。今後が楽しみです。そしてはやくピッチに戻ったチアゴが観たいです、、、。

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