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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ハリー・ケイン抜きで3-3ドロー…EL勝ち抜きを決めたモウリーニョのチームは、未だ発展途上。

ジョゼ・モウリーニョ率いるトッテナムがプレミアリーグを制するためには、チームの柱となる選手が不在のゲームでいかに勝つか」が重要なテーマのひとつです。プレミアリーグ10試合9ゴール2アシストのソン・フンミンと、10試合7ゴール9アシストのハリー・ケインを欠いたゲームは、ガレス・ベイルとヴィニシウスが彼らの穴をカバーすることになります。的確なロングフィードが攻撃の起点となっているアルデルヴァイレルトと、CBに戻って復活したエリック・ダイアーがいないときは、タンガンガとダヴィンソン・サンチェスにがんばってもらわなければなりません。

ポルトとインテルでビッグイヤーを獲得し、チェルシー時代はプレミアリーグのトロフィーを3回ゲットした名将が大事にしているのは、中央のラインに信頼できるキーマンを置くことです。2014-15シーズンのブルーズでは、ジエゴ・コスタ、オスカル、セスク、マティッチ、テリー。マンチェスター・ユナイテッドでは、ルカクとマティッチを引き入れました。ハリー・ケイン、アルデルヴァイレルト、ロリスがいる今年のチームは、セインツからやってきたホイビュルクが中盤の軸を担っています。タックルとインターセプトがうまいセントラルMFが使えない試合は、シソコが代役を務めることになります。

サブの選手をうまく起用しながら、プレミアリーグとヨーロッパリーグで頂点をめざしたいスパーズは、未だ発展途上です。ヴィニシウスのプレミアリーグ出場は1試合のみ。ガレス・ベイルも3戦1ゴールと本領を発揮していません。ヨーロッパリーググループステージ5節のLASKリンツ戦は、ドロー以上に持ち込んで年明けのトーナメントへのチケットが手に入れつつ、サブの選手たちのフィット感を高めたい一戦でした。

ハリー・ケインに加えてヴィニシウスまで負傷してしまったため、最前線はソン・フンミン。トップフォームを取り戻してほしいガレス・ベイルは右サイドで先発しています。ホイビュルクの相棒はロ・チェルソで、CBにはタンガンガとダヴィンソン・サンチェスが配されています。最初のチャンスは、6分のLASK。ボックス左手前から打ったエッゲシュタインのミドルは、右のポストを叩いてタンガンガの足元に跳ね返ってきました。序盤は押されるシーンが多く、モウリーニョ監督はピッチ脇に立って険しい表情で指示を送っています。

ハリー・ケインという楔のターゲットがおらず、速攻が決まらないスパーズ。31分に左のレナーがスルーパスで抜け出した決定機は、ジョー・ハートが鋭い飛び出しでブロックしました。42分に先制したのは、ホームのLASKでした。ミショルが右隅に蹴ったミドルに、元イングランド代表のGKは触れず。前半は1-0で終わるかと思いきや、終了間際の47分にスパーズが追いつきます。左からゴールライン際に進んだルーカス・モウラの折り返しを、エンドンベレがダイレクトで合わせると、アンドラーデが振り上げた手に当たってPK。ガレス・ベイルがGKシュラガーの逆を突いてゴール左に決めました。

後半に入り、スパーズが勝ち越したのは56分。ハーフライン付近でLASKのパスミスを拾ったエンドンベレがソン・フンミンを縦に走らせ、右からボックスに入った好調のアタッカーがGKの位置を見てファーのサイドネットを揺らしました。1-2としたモウリーニョ監督はシソコ、ベルフワイン、エリック・ダイアーをピッチに送り出し、82分にはセルジュ・オーリエとデル・アリを投入しますが、その直後に失点を喫してしまいます。スルーパスで飛び出し、ボックス左手前からニアをぶち抜いたのはエッゲシュタイン。腕に当てたジョー・ハートは、冷静に対処していれば外に弾き出せたはずです。

2-2となった1分後、右から突破を図ったベルフワインをヴィージンガーが倒してしまい、PK。デル・アリがど真ん中に決め、勝負ありかと思われたのですが、追加タイム3分にカラモコが右隅にコントロールしたミドルにジョー・ハートは触れませんでした。スパーズのオンターゲットは、ネットを揺らした3本のみ。ノックアウトラウンド進出決定は喜ばしいのですが、サブの選手たちに主力を脅かすようなパフォーマンスは見られず、消化不良感が残る一戦でした。週末のプレミアリーグは、ノースロンドンダービー。ハリー・ケインが間に合わなければ、スパーズの前線は今日のメンバーがベースです。モウリーニョ監督は、アーセナルとのホームゲームで無敗ですが、果たして…!


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