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ラ・リーガ首位は枠内ゼロ!ジルーのオーバーヘッドでチェルシーが貴重なアウェイ勝利!

プレミアリーグで4勝2分と未だ負けなしのトゥヘル監督が、ラ・リーガで首位に立つ強豪との決戦に臨みます。チャンピオンズリーグラウンド16のファーストレグ、アトレティコ・マドリードVSチェルシー。3-4-2-1で戦う新指揮官は、経験豊富なオリヴィエ・ジルーをトップに据えています。GKメンディ、3バックはアスピリクエタ、クリステンセン、リュディガー。WBにハドソン=オドイとマルコス・アロンソ、セントラルMFはジョルジーニョとコヴァチッチ。前線にメイソン・マウント、ヴェルナー、ジルーという布陣です。

会場は、ブカレストのスタディオヌル・ナツィオナル。2012年のヨーロッパリーグファイナルが開催されたスタジアムです。ホームチーム扱いとなるアトレティコ・マドリードが立ち上がりから積極的に仕掛け、プレミアリーグ5位のクラブは丁寧にパスをつないでいます。アスピリクエタやコヴァチッチがボールを持つと、紅白のストライプは最終ラインに6人を並べて縦パスをケア。8分に敵陣でインターセプトしたアトレティコのショートカウンターは、左のジョアン・フェリックスの危険なクロスがファーに上がりますが、コレアの前に入ったマルコス・アロンソがクリアしました。

クロスを跳ね返され続けているチェルシー。12分のクリステンセンのミドルは、高々と浮いてしまいました。15分に右サイドで奪ったスアレスがゴールライン際を進み、ファーにグラウンダーを通すも、走り込んだトマ・レマルのボレーはポストの外に流れていきました。ハドソン=オドイは、グラウンダーを何本入れたのか。19分にボックス左でスプリントしたメイソン・マウントは、ジョルジーニョの縦パスをトラップできれば決定機でしたが、微妙にタイミングが合いませんでした。

24分にボックス右を崩しにいったコヴァチッチはラストパスを止められ、クリアを拾ってクロスに打ったマルコス・アロンソのミドルはオブラクがキャッチ。チェルシーにとっては、アトレティコのプレスをかいくぐった瞬間が、最終ラインの前に大きなスペースが空くチャンスですが、前線へのフィードが精度を欠き、ビッグチャンスを創れません。39分、メイソン・マウントの股抜きパスを受けて反転したヴェルナーがボックス左から打った強烈なシュートは、ニアを締めていたオブラクが落ち着いてセーブしました。

41分、ブルーズのカウンター。コヴァチッチのパスを受けたマルコス・アロンソが絶妙なアーリークロスをファーに入れますが、フリーだったメイソン・マウントがGKの頭越しに落とそうとしたボレーは、クロスバーを越えてしまいました。前半は0-0、アトレティコ・マドリードのシュートは1本のみ。敵陣で奪ってゴール前に辿り着いたほうが、先に決めるのではないかと思われます。後半開始直後は、互角の展開。トゥヘル就任以降、プレミアリーグ6試合で2失点のチェルシーは、スアレス、コレア、ジョアン・フェリックスが前を向けるパスをうまく封じています。

52分、自陣からのドリブルで2人を抜き去ったメイソン・マウントが、左サイドのヴェルナーに素晴らしいスルーパス。クロスはカットされたものの、アウェイゴールを期待させるシーンでした。55分に中に斬り込んで放ったハドソン=オドイの左足シュートは、コケの足に当たってオブラクがキャッチ。57分、ジョアン・フェリックスが外から上がったトマ・レマルを走らせると、クロスのクリアがジョアン・フェリックスに戻ってきました。右足のバイシクルは、クロスバー越え。両者とも最終ラインの判断が的確で、アタッカーに自由に打たせるシーンはありません。

68分、ジルーの落としをマルコス・アロンソが縦に持ち込み、中央にアーリークロス。メイソン・マウントとエルモーソが競ったボールがジルーの頭上に浮き、左足のオーバーヘッドがネットを揺らします。最初のジャッジはオフサイド。VARとの長いやりとりの後、最後に触ったのはエルモーソとジャッジされ、ベテランストライカーのゴールが認められました。アウェイゴールを得たトゥヘル監督は、74分にメイソン・マウントとコヴァチッチを下げ、カンテとツィエクを投入。78分のスアレスとリュディガーのバトルは、メンディが味方を諫めて不要なカードを回避しました。

80分、ハドソン=オドイに代わってリース・ジェームズ。38分のブルーズのカウンターは、右サイドからスプリントしたヴェルナーが味方のフォローが遅いとみて、シュートを選択しました。ニアを狙った強烈な一撃は、オブラクがセーブ。2試合トータルの結果に影響を及ぼす重要な対決でした。トゥヘル監督の最後の交代策は、87分にヴェルナーとジルーに代えてプリシッチとカイ・ハヴェルツ。ゴールシーンのVARの長さがわかる6分の追加タイムは、プレミアリーグのクラブが2点めをめざす時間です。アトレティコ・マドリードはオンターゲットゼロのまま、タイムアップの笛を聞きました。

トゥヘル監督の3バック&2センターが素晴らしい出来で、ラ・リーガの首位を完封した一戦。ダイレクトを駆使した中盤の速いパスワーク、コヴァチッチのアグレッシブな仕掛け、上下動を繰り返して左サイドを制圧したマルコス・アロンソのパフォーマンスが印象的でした。セカンドレグに向けて改善ポイントがあるとすれば、クロスの質ではないでしょうか。ニアサイドを複数でカバーするアトレティコ・マドリードに対しては、ハイクロスをジルーに勝負させるシーンを増やしたほうが可能性が高まるのではないかと思います。

縦に突破するリース・ジェームズがWB、正確なフィードが持ち味のツィエクを2列めという布陣で、先制ゴールを決められればベスト8に近づけるでしょう。トゥヘル監督は、公式戦6勝2分と無敗続行。ランパードが実現できなかった堅守を武器に、勝ち抜いていただければと思いつつ、週末のプレミアリーグでこんなチームとやらなければならないのかと気が重くなっております。日曜日の決戦までは、「6連敗のセインツに引き分けたチーム」と10回つぶやいてからの就寝を励行いたします。


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