2021.04.16 チャンピオンズリーグ2020-21チャンピオンズリーグ
サカのカットイン、スミス・ロウのラストパス!怒涛の3連発で一気に突き放したアーセナルがEL4強!
ファーストレグは、90分を過ぎてから追いつかれる激痛の1-1。エデン・アレナで開催されるセカンドレグで、先に決められると苦しくなります。ヨーロッパリーグ準々決勝、スラヴィア・プラハVSアーセナル。プレミアリーグで6位リヴァプールに7ポイント差のガナーズは、CL出場権が得られる大会で負けるわけにはいきません。ティアニー、ウーデゴーア、オーバメヤンが不在のチームは、左サイドを制圧できるでしょうか。
プラハのピッチに揃った11人を紹介しましょう。GKレノ、DFチャンバース、ホールディング、パブロ・マリ、ジャカ。センターにはトーマス・パーティーとダニ・セバージョス、2列めはニコラ・ペペ、スミス・ロウ、サカ、最前線にラカゼットの4-2-3-1です。立ち上がりから、積極的にプレスをかけるアウェイチーム。5分に4対4のカウンターを喰らいますが、チャンバースがラストパスをカットして事なきをえました。10分に右からのクロスを頭に当てたラカゼットは、落としたボールを打ち切れずに終わりました。
14分、ガナーズのヤングスターが右から速攻を仕掛けます。ドリブルで上がったスミス・ロウが右のサカに預けると、中央に斬り込んだ7番の鋭いシュートが左のポストにヒット。リバウンドに走り込んだスミス・ロウが無人のゴールにプッシュするも、VARがオフサイドを指摘してノーゴールです。これで火が着いたかのように、ガナーズが怒涛の波状攻撃。18分に楔のパスを受けたラカゼットが脇に流すと、スミス・ロウが3人に囲まれながら粘りまくりました。最後のプレイは、ボックス左のニコラ・ペペに出した股抜きのスルーパス。GKコラーシュをかわしたレフティがチップキックでネットを揺らしました。
0‐1となった直後、縦パスを受けたスミス・ロウが右サイドをスプリント。ニアに走り込んだサカが倒されると、レフェリーは迷わずPKを指示しました。ラカゼットが落ち着いて右に突き刺し、0‐2。24分の3点めは、幻のゴールと同じような展開です。中央からドリブルで上がったのはチャンバース。右で受けたサカは、カットインからあっさりズィマをかわし、今度はニアにシュートを放ちました。虚を突かれたコラーシュは、1歩も動けず。最終ラインが完全に崩壊したチームに、残り60分で4-0はあまりにも厳しいオーダーです。
プラハの初めてのシュートは36分。ボックス右に流れたオラインカがヒールで落とすと、走り込んだバーのダイレクトショットは右に外れました。人数をかけてボックスを囲むプラハの攻撃が続き、最終ラインとセントラルMFがボックス内のスペースを埋めて跳ね返しています。ハーフタイムは0-3。トルピショフスキー監督は4枚を代えて後半に臨んでいます。前半のポゼッションが35%だったプレミアリーグのクラブは、プラハのアタックを引いて受けながら速攻を狙っています。
58分にニコラ・ぺぺとラカゼットが左から上がったカウンターは、ラストパスをもらった9番がバランスを崩してフィニッシュに持ち込めず。いい形で奪えばカウンター、難しければスローダウンと、ガナーズのチェンジオブペースは明確です。アルテタ監督は、65分にスミス・ロウを下げてエルネニーを投入。残り20分を切っても、プラハはオンターゲットがありません。
77分、ゆっくりパスをまわすガナーズにしびれを切らした白いシャツが前に出た瞬間、ラインの裏を取ったニコラ・ペペにスルーパスが通りました。左からのクロスをニアで受けたラカゼットが、ズィマとマソプストをあっさりかわして左足一閃。勝負の終わりを告げる4点めは、ニアポストをかすめて枠に飛び込む完璧な一撃でした。79分にサカとラカゼットが下がり、マルティネッリとセドリク・ソアレス。85分に緩急の効いたドリブルでマソプストをちぎったマルティネッリは、GKと向き合って打った右隅へのシュートを外してしまいました。
88分、ニコラ・ペペが下がってバログン。悠々とパスをまわしたアーセナルが、クリーンシートでゲームを畳みました。素晴らしかったサカのカットイン、スミス・ロウのラストパス。PKを決めたラカゼットは、最後に彼らしい1発を加え、ニコラ・ペペも1ゴール1アシストと結果を出しました。速攻が冴えた前線だけでなく、オンターゲットゼロに抑えた最終ラインも合格点。時間をうまく遣いながら、ダメ押しゴールを決めた後半の戦い方は文句なしです。
準決勝の相手は、セリエAで7位のASローマ…と当初書いたのですが、失礼しました。ELマイスターのウナイ・エメリが率いるビジャレアルとの新旧指揮官対決ですね。こちらも難敵ではありますが、今日のパフォーマンスを再現できれば決勝に進めるのではないでしょうか。CL出場権獲得まで、あと3試合。就任初年度にFAカップを獲得し、リヴァプールとのコミュニティーシールドを制した若き指揮官が、3つめのトロフィーに近づいています。
プラハのピッチに揃った11人を紹介しましょう。GKレノ、DFチャンバース、ホールディング、パブロ・マリ、ジャカ。センターにはトーマス・パーティーとダニ・セバージョス、2列めはニコラ・ペペ、スミス・ロウ、サカ、最前線にラカゼットの4-2-3-1です。立ち上がりから、積極的にプレスをかけるアウェイチーム。5分に4対4のカウンターを喰らいますが、チャンバースがラストパスをカットして事なきをえました。10分に右からのクロスを頭に当てたラカゼットは、落としたボールを打ち切れずに終わりました。
14分、ガナーズのヤングスターが右から速攻を仕掛けます。ドリブルで上がったスミス・ロウが右のサカに預けると、中央に斬り込んだ7番の鋭いシュートが左のポストにヒット。リバウンドに走り込んだスミス・ロウが無人のゴールにプッシュするも、VARがオフサイドを指摘してノーゴールです。これで火が着いたかのように、ガナーズが怒涛の波状攻撃。18分に楔のパスを受けたラカゼットが脇に流すと、スミス・ロウが3人に囲まれながら粘りまくりました。最後のプレイは、ボックス左のニコラ・ペペに出した股抜きのスルーパス。GKコラーシュをかわしたレフティがチップキックでネットを揺らしました。
0‐1となった直後、縦パスを受けたスミス・ロウが右サイドをスプリント。ニアに走り込んだサカが倒されると、レフェリーは迷わずPKを指示しました。ラカゼットが落ち着いて右に突き刺し、0‐2。24分の3点めは、幻のゴールと同じような展開です。中央からドリブルで上がったのはチャンバース。右で受けたサカは、カットインからあっさりズィマをかわし、今度はニアにシュートを放ちました。虚を突かれたコラーシュは、1歩も動けず。最終ラインが完全に崩壊したチームに、残り60分で4-0はあまりにも厳しいオーダーです。
プラハの初めてのシュートは36分。ボックス右に流れたオラインカがヒールで落とすと、走り込んだバーのダイレクトショットは右に外れました。人数をかけてボックスを囲むプラハの攻撃が続き、最終ラインとセントラルMFがボックス内のスペースを埋めて跳ね返しています。ハーフタイムは0-3。トルピショフスキー監督は4枚を代えて後半に臨んでいます。前半のポゼッションが35%だったプレミアリーグのクラブは、プラハのアタックを引いて受けながら速攻を狙っています。
58分にニコラ・ぺぺとラカゼットが左から上がったカウンターは、ラストパスをもらった9番がバランスを崩してフィニッシュに持ち込めず。いい形で奪えばカウンター、難しければスローダウンと、ガナーズのチェンジオブペースは明確です。アルテタ監督は、65分にスミス・ロウを下げてエルネニーを投入。残り20分を切っても、プラハはオンターゲットがありません。
77分、ゆっくりパスをまわすガナーズにしびれを切らした白いシャツが前に出た瞬間、ラインの裏を取ったニコラ・ペペにスルーパスが通りました。左からのクロスをニアで受けたラカゼットが、ズィマとマソプストをあっさりかわして左足一閃。勝負の終わりを告げる4点めは、ニアポストをかすめて枠に飛び込む完璧な一撃でした。79分にサカとラカゼットが下がり、マルティネッリとセドリク・ソアレス。85分に緩急の効いたドリブルでマソプストをちぎったマルティネッリは、GKと向き合って打った右隅へのシュートを外してしまいました。
88分、ニコラ・ペペが下がってバログン。悠々とパスをまわしたアーセナルが、クリーンシートでゲームを畳みました。素晴らしかったサカのカットイン、スミス・ロウのラストパス。PKを決めたラカゼットは、最後に彼らしい1発を加え、ニコラ・ペペも1ゴール1アシストと結果を出しました。速攻が冴えた前線だけでなく、オンターゲットゼロに抑えた最終ラインも合格点。時間をうまく遣いながら、ダメ押しゴールを決めた後半の戦い方は文句なしです。
準決勝の相手は、セリエAで7位のASローマ…と当初書いたのですが、失礼しました。ELマイスターのウナイ・エメリが率いるビジャレアルとの新旧指揮官対決ですね。こちらも難敵ではありますが、今日のパフォーマンスを再現できれば決勝に進めるのではないでしょうか。CL出場権獲得まで、あと3試合。就任初年度にFAカップを獲得し、リヴァプールとのコミュニティーシールドを制した若き指揮官が、3つめのトロフィーに近づいています。
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アーセナルの次の対戦相手はエメリ率いるビジャレアルだと思いますが。
ローマではなくビジャレアルですよ。
エメリvsアルテタの新旧監督対決です。
ういろくさん、ゴンさん、shiiinさん、そのとおりです。マンチェスター・ユナイテッドの記事を書いていて、先ほど気が付きました。
ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。
セミファイナルはビジャレアルとですよ〜