2021.09.15 チャンピオンズリーグ2021-22チャンピオンズリーグ
弱気な5バックと中途半端な交代策。10人になったマン・ユナイテッド、激痛の敗戦!
プレミアリーグで首位に立ったマンチェスター・ユナイテッドが、チャンピオンズリーグの緒戦を戦います。会場は敵地スタッド・ドゥ・スイス。国内4連覇のヤングボーイズは、ビジャレアルやアタランタより難しい相手ではないはずです。ブルーノ、ポグバ、ファン・デ・ベークの共存は、どこかで試したいアイデアだったのでしょう。6番はセンター、ポグバは2列めの左に入っています。
GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ルーク・ショー。中盤センターはファン・デ・ベークとフレッジ、2列めはジェイドン・サンチョ、ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ。最前線はプレミアリーグ復帰戦2ゴールのクリスティアーノ・ロナウドです。白地に青いラインのシャツを着たアウェイチームは、新しい布陣の感触を確かめるようなスタート。10分を過ぎてもシュートはありません。
12分にボックス左を突破したエリアが、高速クロスを入れるも味方は反応できず。ピンチを脱したマンチェスター・ユナイテッドは、1分後にあっさり先制しました。左から上がったブルーノ・フェルナンデスが右足のアウトにかけて絶妙なクロスをフィード。逆サイドから抜け出したロナウドが右足インサイドで合わせると、GKフォン・バルモースの股間に当たったボールがゆっくりゴールラインを越えました。
0-1とした後、プレミアリーグ首位チームは攻められなくなっています。縦に入るボールがことごとくずれてしまい、敵陣で奪ったボールも前線につながりません。23分、ファスナハトの強烈なミドルはデ・ヘアが右に飛んで弾き出すビッグセーブ。直後のカウンターは、ブルーノ・フェルナンデスが左のロナウドにラストパスを通しますが、エースの左足シュートはフォン・バルモースの正面です。
31分に中央からドリブルで上がったアエビシェールの左足シュートは、うまくミートせず左にアウト。スールシャール監督が、難しい決断を強いられるトラブルに巻き込まれたのは35分です。マルティンスの足首を踏んでしまったワン=ビサカが1発レッド。ジェイドン・サンチョがベンチに下がり、ジオゴ・ダロトが右サイドに入っています。38分、左からの速いクロスをボックス右で受けたファスナハトは、決定的なボレーを左のポストすれすれに外してしまいました。
前半のシュート数は9対2。マンチェスター・ユナイテッドのフィニッシュは、ブルーノからロナウドというポルトガルのホットラインで打った2本だけです。2019年までハダースフィールドで指揮を執っていたワグナー監督は、シェロをシエバチュに代えて2トップ。スールシャール監督は、ファン・デ・ベークをヴァランで5-3-1にシフトしています。後半開始直後は、完全なるヤングボーイズペース。マンチェスター・ユナイテッドは、引いてカウンター狙いです。
54分、左サイドにいたロナウドがロングフィードに反応し、カマラを抜き去ってゴール前へ。ラウパーのチェックを受けて転倒し、大声でPKを主張する7番に、ホームチームのサポーターが容赦ないブーイングを浴びせています。66分、右に出たエリアが高速のクロスを入れると、ルーク・ショーに当たったボールがニアのエンガマルへ。ヴァランの対応が遅れ、右足で触っただけのボレーが右隅に吸い込まれました。
残り時間は20分。プレミアリーグのクラブは、後半に入ってからシュートを打っていません。スールシャール監督は72分にCR7とブルーノを下げ、マティッチとリンガードで敗戦回避です。ひたすら守るアウェイチーム。86分にシエバチュの落としを叩いたエンガマルのボレーは、左に切れていきました。88分のラウパーのロングシュートは、デ・ヘアが指先でセーブ。スールシャール監督のフレッジをマルシアルという交代策は、何をめざしたのでしょうか。
決着は95分、リンガードが激痛のバックパスミス!デ・ヘアと1対1になったシエバチュが、冷静にゴール左に流し込みました。キックオフから間もなくタイムアップ、シュート数は19対2。10人になったとはいえ、ここまで引かなくてはならないのか。ここまで引いたのに、ドローに持ち込めないのか…。スールシャール監督の弱気采配が同点ゴールを招き、戦術なきまま中盤センターを外すという中途半端なカードが敗戦という結末を呼び寄せたように感じられます。
昨季のチャンピオンズリーグで、アウトサイダーだったイスタンブール・バシャクシェヒルに敗れ、グループステージ敗退となったマンチェスター・ユナイテッド。スールシャール監督は、2年連続で同じ過ちを繰り返すのでしょうか。なぜ5バック、なぜフレッジ、なぜマルシアル…!?(アーロン・ワン=ビサカ 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London from London, UK)
GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ルーク・ショー。中盤センターはファン・デ・ベークとフレッジ、2列めはジェイドン・サンチョ、ブルーノ・フェルナンデス、ポグバ。最前線はプレミアリーグ復帰戦2ゴールのクリスティアーノ・ロナウドです。白地に青いラインのシャツを着たアウェイチームは、新しい布陣の感触を確かめるようなスタート。10分を過ぎてもシュートはありません。
12分にボックス左を突破したエリアが、高速クロスを入れるも味方は反応できず。ピンチを脱したマンチェスター・ユナイテッドは、1分後にあっさり先制しました。左から上がったブルーノ・フェルナンデスが右足のアウトにかけて絶妙なクロスをフィード。逆サイドから抜け出したロナウドが右足インサイドで合わせると、GKフォン・バルモースの股間に当たったボールがゆっくりゴールラインを越えました。
0-1とした後、プレミアリーグ首位チームは攻められなくなっています。縦に入るボールがことごとくずれてしまい、敵陣で奪ったボールも前線につながりません。23分、ファスナハトの強烈なミドルはデ・ヘアが右に飛んで弾き出すビッグセーブ。直後のカウンターは、ブルーノ・フェルナンデスが左のロナウドにラストパスを通しますが、エースの左足シュートはフォン・バルモースの正面です。
31分に中央からドリブルで上がったアエビシェールの左足シュートは、うまくミートせず左にアウト。スールシャール監督が、難しい決断を強いられるトラブルに巻き込まれたのは35分です。マルティンスの足首を踏んでしまったワン=ビサカが1発レッド。ジェイドン・サンチョがベンチに下がり、ジオゴ・ダロトが右サイドに入っています。38分、左からの速いクロスをボックス右で受けたファスナハトは、決定的なボレーを左のポストすれすれに外してしまいました。
前半のシュート数は9対2。マンチェスター・ユナイテッドのフィニッシュは、ブルーノからロナウドというポルトガルのホットラインで打った2本だけです。2019年までハダースフィールドで指揮を執っていたワグナー監督は、シェロをシエバチュに代えて2トップ。スールシャール監督は、ファン・デ・ベークをヴァランで5-3-1にシフトしています。後半開始直後は、完全なるヤングボーイズペース。マンチェスター・ユナイテッドは、引いてカウンター狙いです。
54分、左サイドにいたロナウドがロングフィードに反応し、カマラを抜き去ってゴール前へ。ラウパーのチェックを受けて転倒し、大声でPKを主張する7番に、ホームチームのサポーターが容赦ないブーイングを浴びせています。66分、右に出たエリアが高速のクロスを入れると、ルーク・ショーに当たったボールがニアのエンガマルへ。ヴァランの対応が遅れ、右足で触っただけのボレーが右隅に吸い込まれました。
残り時間は20分。プレミアリーグのクラブは、後半に入ってからシュートを打っていません。スールシャール監督は72分にCR7とブルーノを下げ、マティッチとリンガードで敗戦回避です。ひたすら守るアウェイチーム。86分にシエバチュの落としを叩いたエンガマルのボレーは、左に切れていきました。88分のラウパーのロングシュートは、デ・ヘアが指先でセーブ。スールシャール監督のフレッジをマルシアルという交代策は、何をめざしたのでしょうか。
決着は95分、リンガードが激痛のバックパスミス!デ・ヘアと1対1になったシエバチュが、冷静にゴール左に流し込みました。キックオフから間もなくタイムアップ、シュート数は19対2。10人になったとはいえ、ここまで引かなくてはならないのか。ここまで引いたのに、ドローに持ち込めないのか…。スールシャール監督の弱気采配が同点ゴールを招き、戦術なきまま中盤センターを外すという中途半端なカードが敗戦という結末を呼び寄せたように感じられます。
昨季のチャンピオンズリーグで、アウトサイダーだったイスタンブール・バシャクシェヒルに敗れ、グループステージ敗退となったマンチェスター・ユナイテッド。スールシャール監督は、2年連続で同じ過ちを繰り返すのでしょうか。なぜ5バック、なぜフレッジ、なぜマルシアル…!?(アーロン・ワン=ビサカ 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London from London, UK)
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監督がゴミ過ぎます。
アーセナルに取られる前にコンテ欲しいですが、クラブに合うかどうか…
モチベーターや人間としては素晴らしいのかもしれませんが、オーレでは絶対に、100%ビッグタイトルは取れませんね