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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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まさかの逆転、堂々と再逆転!キャプテンの完璧な決勝ゴールでレッズが勝利スタート!

プレミアリーグとチャンピオンズリーグのタイトル奪還をめざすリヴァプールが、難敵との初戦を戦います。CLグループステージ1節、アンフィールドにやってきたのは昨季セリエA2位のミラン。クロップ監督は、ファン・ダイクとマネをベンチに置いています。GKアリソン、DFアーノルド、マティプ、ジョー・ゴメス、ロバートソン、MFヘンダーソン、ファビーニョ、ナビ・ケイタ、FWサラー、ジョッタ、オリギ。開始早々から、リヴァプールが波状攻撃を続けています。

3分、ロバートソンが鋭いアーリークロス。ニアでフリーだったオリギは、ボレーがうまく当たりません。好調の左SBは、5分にも敵陣でインターセプトに成功し、一気にスプリント。ラストパスを受けたジョッタの左足シュートは、DFにヒットして右に流れていきました。8分のCKを叩いたマティプのヘッドは、GKメニャンがキャッチ。押し続けていたレッズは、9分という早い時間に先制しました。

右サイドでサラーとパス交換したアーノルドが隙ありと見て加速し、ボックス右に入って迷わず右足を振り抜くと、フィカヨ・トモリにヒットしたボールが枠に吸い込まれました。なおも攻め続けるホームチームは、14分にロバートソンのシュートがベナセルの腕にヒットする幸運なPKをゲットしました。キッカーは、プレミアリーグ通算100ゴールを決めたばかりのモー・サラー。中央やや左のコースはメニャンに読まれてしまい、リバウンドに突っ込んだジョッタのヘッドもGKに右に弾き出されてしまいました。

20分のCKから、アーノルドとロバートソンがクロスを連発すると、右からのボールに競り勝ったマティプはファールを取られたようです。ファーストハーフの半ばで、シュート数が12対ゼロという一方的な展開になっています。28分にミランが最初のチャンスを迎えますが、赤い守備陣はシュートもクロスもコースをカット。直後にボックス手前から放ったサラーのコントロールショットはメニャンがセーブし、31分のナビ・ケイタのミドルは7本めのCKとなりました。

35分過ぎから、中盤と最終ラインの間のスペースを使い始めたミランは、41分から立て続けに2点を連取しました。ラファエル・レオンが左に通したスルーパスでフリーになったレビッチが、アリソンの脇を抜いて1-1。2分後、左サイドから中に斬り込んだテオ・エルナンデスの縦パスをマティプがカットできず、裏に入ったレビッチに自由を与えてしまいます。テオ・エルナンデスのシュートを必死のスライディングでブロックしたロバートソンは、詰めたブラヒム・ディアスの2本めは見送るしかありませんでした。

1-2で終わった前半は、シュート数14対4。大半の時間を支配したレッズに対して、ミランの攻勢は悪夢のような3分のみです。後半開始直後の46分、左からのショートコーナーをヘンダーソンがクリアミス。ファーにいたケアーに押し込まれたキャプテンは、オフサイドフラッグに救われました。その3分後、ファビーニョの短い縦パスをオリギに預けたサラーは、絶妙な浮き球のリターンでメニャンと1対1になります。ビッグマッチに強いエースが、左足で冷静にプッシュして2-2。レッズは再び、フィニッシュで終わるチャンスを創れるようになりました。

61分、敵陣でパスカットしたロバートソンがすかさず打った左足ミドルは、メニャンが余裕をもってキャッチ。63分にオリギが負傷リタイアとなり、マネがいつものポジションに入ります。66分、サラー、アーノルドと絡んだヘンダーソンがファーにクロス。胸でトラップしたマネは、腰がまわり切らずシュートは右に切れていきました。ジョッタの鋭いシュートをケアーがクリアした直後の69分、CKのクリアを叩いたヘンダーソンのボレーはパーフェクトでした。

3-2となったタイミングで、ジョッタとナビ・ケイタがアウト。チアゴ・アルカンタラとカーティス・ジョーンズは、中盤のプレスに強度を加えることを求められています。74分のカーティス・ジョーンズのコントロールショットは、わずかに左にアウト。83分にサラーとヘンダーソンを下げ、チェンバレンとミルナーを入れたクロップ監督は、効果的な縦パスを入れさせたくないのでしょう。追加タイムのミランの放り込みは空回り。プレミアリーグに別れを告げたばかりのオリヴィエ・ジルーは、30分弱の出場時間をオンターゲットゼロで終えました。

以前から課題だった、アーノルドとマティプの間のスペース。右からのアタックは凡庸だったミランは、おそらく狙っていたのでしょう。前半の最後にやられたレッズは、アーノルドのポジショニングと中盤のカバーリングを修正し、まともなシュートを打たせずに勝利に辿り着きました。レッズで初めてPKを外したサラーは、同点ゴールでリカバー。左隅に決まったキャプテンの決勝ゴールは、判断もコースも強さも文句なしでした。次戦はポルト。優勝したシーズンのベスト8でダブルを喰らわせたチームとのゲームは、もちろん必勝です。(ジョーダン・ヘンダーソン 写真著作者/Werner100359)


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“まさかの逆転、堂々と再逆転!キャプテンの完璧な決勝ゴールでレッズが勝利スタート!” への1件のコメント

  1. レッズサポ より:

    前半30分までは、おいおい5-0、6-0で終わるんじゃない?って思ってたら15分後に1-2でHTとは…
    相変わらずの危なっかしさはありますがそれでも最後は勝つのでレッズサポはやめられません笑

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