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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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またもCB&WBが2ゴール!ユーヴェを混乱させたチェルシー、4発圧勝で勝ち抜け決定!

プレミアリーグのレスター戦でいい連携を見せたツィエクとプリシッチの途中出場コンビが、そのままスタメンに収まっています。チャンピオンズリーググループHの首位攻防戦、チェルシーVSユヴェントス。トゥヘル監督のチームは、ドロー以上でノックアウトラウンド進出が決まります。

プレミアリーグ首位の布陣は、いつもの3-4-2-1。GKメンディ、3バックにチャロバー、チアゴ・シウヴァ、リュディガー。WBはリース・ジェームズとチルウェル、セントラルMFはカンテとジョルジーニョ。前線はツィエク、プリシッチ、ハドソン=オドイという顔ぶれです。開始2分、カンテがボックス右を突破してクロスを上げると、ハドソン=オドイのボレーはミートせず、こぼれ球をプッシュしたツィエクも枠に収められません。

9分のCKは、チャロバーのヘッドが左にアウト。15分にはハドソン=オドイの縦パスでチルウェルがボックス左に飛び出し、ニアにグラウンダーを入れるも、デ・リフトにカットされました。18分にミドルレンジから打ったリュディガーは力んでしまい、ボールは右のポストの外。24分、左サイドからカーブをかけて狙ったリース・ジェームズのFKは、シュチェスニーが冷静に外に弾き出しました。

ブルーズの先制ゴールは25分。ツィエクの左からのCKをリュディガーが胸で落とすと、チャロバーの強烈なハーフボレーがGKのグローブを弾いてネットに突き刺さりました。1-0となった1分後、ロカテッリの絶妙な浮き球でモラタがラインの裏に抜けると、メンディの頭上を越えたループシュートをチアゴ・シウヴァが戻ってクリア!一瞬でも止まったら間に合わなかったピンチで、37歳のベテランCBは勇敢かつ冷静でした

37分、ハドソン=オドイが右に展開したボールを受けたリース・ジェームズの強烈な一撃は、シュチェスニーが右にダイブしてCKに逃れました。速攻からシュートを打った際に足を痛めたのか、カンテがここで下がり、ロフタス=チークがピッチへ。43分にジョルジーニョの浮き球でGKの前に躍り出たハドソン=オドイは、打つ前にボヌッチにカットされてしまいました。前半は1-0。13対4というシュート数を見れば、どちらのペースかは一目瞭然です。

49分、ツィエクのスルーパスで左から抜け出したハドソン=オドイは、フィニッシュをブロックされてしまいました。54分のFKで競り勝ったチアゴ・シウヴァのバックヘッドは、シュチェスニーが左に反応してキャッチ。2分後、チルウェルのクロスのクリアを胸でトラップしたリース・ジェームズが、強烈なシュートを左のサイドネットに叩き込みました。

さらに58分、リュディガーのフィードがリース・ジェームズに入り、ツィエク、ロフタス=チークとつながった中央突破。12番が左に転がしたボールを左足で押し込んだのは、前半からサイドを制圧していたハドソン=オドイでした。今のチェルシーを相手に、3点差をひっくり返せるチームは存在しないでしょう。

69分、足を痛めたチルウェルがメディカルスタッフに支えられてリタイア。アスピリクエタを投入したトゥヘル監督は、プリシッチも下げてヴェルナーを復帰させました。残り15分を切ったところで、ハドソン=オドイとジョルジーニョに代えてメイソン・マウントとサウール・ニゲス。今季セリエAでノーゴールのクルセフスキと19歳のデ・ウィンターというアッレグリ監督の交代カードは、勝つためではないでしょう。

87分、ヴェルナーのラストパスでシュチェスニーと向き合ったツィエクは、左足のシュートをセーブされました。95分、リース・ジェームズのサイドチェンジを受けたツィエクが中央に高速グラウンダーを通すと、フリーで走り込んだヴェルナーが難なく押し込みました。チェルシー、4-0完勝。次節のゼニト戦に勝てば、首位通過となります。今日もまた、先制はCB、追加点はWB。セットピース、速攻、サイドアタック、中央突破と多彩な決め手を持つ欧州王者を倒すのは至難の業です。


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