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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

流れを変えたのはルイス・ディアス!2-0から逆転したリヴァプールがCLファイナル進出!

アンフィールドのファーストレグは2-0完勝。プレミアリーグとチャンピオンズリーグを同時並行でこなしているリヴァプールは、ビジャレアルの本拠地エスタディオ・デ・ラ・セラミカでのセカンドレグをベストメンバーで戦います。

GKアリソン、DFアーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン、MFファビーニョ、チアゴ・アルカンタラ、ナビ・ケイタ。フロントスリーはサラー、マネ、ジョッタ。コナテ以外は、マージーサイドダービーと同じ顔ぶれです。ホームチームの最前線には、ラ・リーガで17試合9ゴールのジェラール・モレノが復帰。シュート数19対1だった初戦と同じ展開にはならないでしょう。

キックオフからわずか3分、ビジャレアル先制!左サイドのエストゥピニャンがファーにクロスをフィードし、走り込んだカプェが中央に折り返すと、ディアのダイレクトショットがど真ん中に決まりました。リードが1点しかなくなったリヴァプールは、自分たちのペースに持ち込めず、サイドアタックを受ける時間が続いています。

11分、ボックス右でコクランとナビ・ケイタが競り合い、こぼれたボールをパレホが左足でシュート。ボールはわずかに右に逸れ、レッズはアドバンテージをキープしました。ようやくチャンスをつかんだのは14分。ボックス手前のプレスでパレホから奪い、後ろから入ってきたチアゴが直接叩くと、惜しくもクロスバーすれすれで外れました。

17分、ジョッタのパスを右で受けたナビ・ケイタのミドルは、右にアウト。プレミアリーグ2位のチームがたびたび押し込まれるのは、CBの前のスペースに速いボールが入るからです。24分、エストゥピニャンがスライディングで空振りし、サラーが縦に抜けたカウンター。ラストパスをもらったジョッタとGKルジが接触し、サラーがさらった決定機は、グローブを蹴ったとジャッジされたようです。

レッズがカットしたボールは、ことごとくホームチームがリカバー。37分、ジェラール・モレノにバックパスを拾われ、スルーパスからロ・チェルソとアリソンが1対1になったピンチは、足元に飛び込んだ守護神がノーファールでクリアし、チームを救いました。しかし41分、パウ・トーレスのロングフィードをボックス右でキープしたカプェが切り返しからクロスを上げると、アーノルドに競り勝ったコクランが完璧なヘディングを右隅に収めました。

2試合トータル2-2とする貴重なゴールは、プレミアリーグ経験のあるMFのコンビ。エメリ監督が試合前に語っていた秘策とは、トップ下のようなカプェのポジショニングか。あるいはインサイドに絞って中央を厚くするコクランとロ・チェルソか。プレスからショートカウンターという自分たちのフットボールをやられ続けているレッズは、残り45分で勝ち越せるようには見えません。

クロップ監督はハーフタイムにジョッタを下げ、ルイス・ディアスを投入。48分のFKをアーノルドが左に浮かすと、マネのタッチは左に外れました。レッズの波状攻撃は、クロスが味方に届かず。55分のアーノルドのミドルは、コクランに当たってバーにヒット。CKからのチアゴのボレーは、ルジの正面ですた。

1分後、ナビ・ケイタのスルーパスがボックス右に流れたマネに渡り、ファーに浮かしたボールがフリーのルイス・ディアスに通るも、ジャンピングボレーは明らかにミスキックです。しかし62分、右サイドのサラーが中に入る動きを見せながら、ラインの裏に出たファビーニョに縦のスルーパス。ボックス右に侵入したセントラルMFが、クロスは無理と見て強引に打つと、ルジは股を抜かれてしまいました。

66分、左から仕掛けたルイス・ディアスが2人をかわし、右足で放ったコントロールショットは、アルビオルに当たってポストにヒット。これまでクロスの精度を欠いていたアーノルドは、67分に素晴らしいボールを中央に送りました。フリーで合わせたルイス・ディアスのヘッドは、ルジにヒットしてゴールイン。トータルスコアは、試合前のギャップに戻りました。

前がかりになったホームチームは、74分に逆転を許してしまいます。ナビ・ケイタのロングフィードに、ハーフライン手前から飛び出したマネはフリー。GKを抜き去った10番は、追いすがるフォイスもクリアし、無人のゴールに左足で流し込みました。エメリ監督の交代策は機能せず。79分にナビ・ケイタ、ロバートソン、チアゴが下がり、カーティス・ジョーンズ、ツィミカス、ヘンダーソンが入りました。

81分、またもレッズに決定機。ヘンダーソンのグラウンダーにカーティス・ジョーンズが右足で合わせると、ルジが足でブロックしました。84分、殊勲のファビーニョに代わってミルナー。ラフプレーが増えていたビジャレアルは、85分にカプェが2枚めのイエローで大会を終えました。5対2のカウンターでサラーが外すなど、いくつかのチャンスを逃しましたが、2試合トータル5-2の勝ち抜けはさすがのひとことです。

前半は、エメリの作戦勝ち。ファビーニョの上がりで空いたスペースをカプェが使うアタックが見事にはまり、最高の形でハーフタイムを迎えました。しかしクロップは慌てず、後半の頭から切り札を投入。ルイス・ディアスがフォイスを振り回したため、カプェとロ・チェルソは上がれなくなり、レッズにハイラインを許してしまいます。

サラーにボールが集まるようになると、ファビーニョとアーノルドが前を向いてもらえるシーンが増えました。最初のゴールはファビーニョのランが決め手。2本めは、左足に持ち帰る余裕があったアーノルドの絶品クロス。そして3点めはナビ・ケイタの素晴らしいフィードからマネの抜け出しと、記事になるトピックスはすべて右サイドで発生しました。

Play football, play the Liverpool way, basically how we’ve been playing all season(リヴァプールのやり方でプレイしろ。シーズンを通じてやってきたプレイを)」

キャプテンマークを巻いたファン・ダイクは、ハーフタイムの指揮官の指示はシンプルだったと述懐しています。右からのカットインで脅威となったサラー、左サイドを制圧したルイス・ディアス、先制のファビーニョと絶品クロスのアーノルド、直近の公式戦9試合7発と絶好調のマネ、デュエル全勝のコナテ…同点にされてからの45分は、すべてが「the Liverpool way」でした。

ファイナルの相手はレアル・マドリードか、あるいはマン・シティとのプレミアリーグ対決か。希望はもちろん、今季4度めとなるクロップVSペップです。過去3試合は、両者ともに2ゴール以上の殴り合い。シーズン最後のゲームも、同じようなエキサイティングなゲームを期待したいと思います。それにしても、獲ってよかったですね、ルイス・ディアス…!


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