2022.05.29 チャンピオンズリーグ2021-22チャンピオンズリーグ
オンターゲット9本、スタッツは優勢…それでも勝てなかったクロップ監督が語った敗因と今後。
「ドレッシングルームでは、今のところ誰も素晴らしいシーズンだったとは思っていない。そのためには、数時間必要かもしれない」
「いいゲームをしたけど、完璧なゲームではなかったね。シュートは多かったが、決定的なものはなかった。クルトワは2度、最高のセーブをした。そしてスローインから失点してしまった。バルベルデはシュートを打ちたかった。ヴィニシウスがそこにいた、ただそれだけだ」
「選手たちは、ありとあらゆるトライをした。とりわけ0-1になってからは、ずっとやりたかったプレイができた。でも中盤は深すぎた。カウンターアタックが脅威となってしまった。後半はもっと勇敢に戦いたかった。ハーフタイムにもいったんだけどね。彼らの周りでプレイするのではなく、もっとフォーメーションでプレーすべきだった」(「BTスポーツ」の試合後のインタビューより)
ユルゲン・クロップは、EL以外のすべてのタイトルを獲っているにも関わらず、「グッドルーザー」「負けてなお強し」のイメージが強い監督です。リヴァプール初年度の2015-16シーズンは、リーグカップのファイナリスト。バーゼルで開催されたセヴィージャとのヨーロッパリーグ決勝は、1-3の逆転負けを喫しています。
2017-18シーズンは、レアル・マドリードとのCLファイナルで3-1完敗。ビッグイヤーを獲得した2018-19シーズンは、プレミアリーグを1敗で駆け抜けながらもペップに1ポイント及びませんでした。2019-20シーズンにようやくプレミアリーグを制しましたが、今季は仇敵マン・シティにまたも1ポイント差で2位。レアル・マドリードとのリベンジマッチは0-1の惜敗でした。
ドルトムント時代も、ブンデスリーガ2位が2回、DFBポカール準優勝2回、チャンピオンズリーグのファイナル敗戦が1回。UEFAスーパーカップのような1発勝負を除くと、8つのトロフィーに対して2位が11回と、なかなかのシルバーコレクターです。
昨夜のファイナルのスタッツは、リヴァプールが3-0で勝ったゲームに見えます。シュート数24対4、オンターゲット9対2、ポゼッション54%対46%、パス成功率89%対83%、CKは6対2。ベストメンバーのレッズに、コンディションが明らかに悪そうな選手はおらず、レアル・マドリードの速攻を警戒してラインを下げるシーンがあることを除けば、いつもの強いチームでした。
敗因のひとつは、フリーで打てる状況を作れなかったことですが、マネの決定的な一撃と右から抜けたサラーのフィニッシュは、クルトワをほめるしかありません。失点シーンは、バルベルデに着いたファン・ダイクか戻ってきたファビーニョが滑っていれば、防げたかもしれません。あるいはヴィニシウスの内側にいたアーノルドが50センチ上がればオフサイド、50センチ下がっていればラストパスをクリアできたでしょう。
前にいたコナテがベンゼマをオフサイドにしたのを見ていたSBは、ヴィニシウスを見ていなかったため、瞬時に上がるという選択肢を持っていませんでした。攻守ともに数センチ、数十センチのズレが0-1という結果につながりました。レッズも優勝にふさわしいチームだった。2位に甘んじていいチームではなかった。タイムアップから4時間たった今も、そう思います。
時を経れば経るほど、悔しさが募る一戦でしたが、あらためてリヴァプールの指揮官と選手たちをリスペクトしたいと思います。レッズサポーターの思いは、私が代弁するよりもクロップ監督に語っていただいたほうがいいでしょう。
「またここに来られると強く感じている。選手たちはとても競争力があり、並外れたグループを築くことができた。次のシーズンも素晴らしい集団になるだろう。来季はどこだっけ?イスタンブール?ホテルを予約しておいてほしい」
「いいゲームをしたけど、完璧なゲームではなかったね。シュートは多かったが、決定的なものはなかった。クルトワは2度、最高のセーブをした。そしてスローインから失点してしまった。バルベルデはシュートを打ちたかった。ヴィニシウスがそこにいた、ただそれだけだ」
「選手たちは、ありとあらゆるトライをした。とりわけ0-1になってからは、ずっとやりたかったプレイができた。でも中盤は深すぎた。カウンターアタックが脅威となってしまった。後半はもっと勇敢に戦いたかった。ハーフタイムにもいったんだけどね。彼らの周りでプレイするのではなく、もっとフォーメーションでプレーすべきだった」(「BTスポーツ」の試合後のインタビューより)
ユルゲン・クロップは、EL以外のすべてのタイトルを獲っているにも関わらず、「グッドルーザー」「負けてなお強し」のイメージが強い監督です。リヴァプール初年度の2015-16シーズンは、リーグカップのファイナリスト。バーゼルで開催されたセヴィージャとのヨーロッパリーグ決勝は、1-3の逆転負けを喫しています。
2017-18シーズンは、レアル・マドリードとのCLファイナルで3-1完敗。ビッグイヤーを獲得した2018-19シーズンは、プレミアリーグを1敗で駆け抜けながらもペップに1ポイント及びませんでした。2019-20シーズンにようやくプレミアリーグを制しましたが、今季は仇敵マン・シティにまたも1ポイント差で2位。レアル・マドリードとのリベンジマッチは0-1の惜敗でした。
ドルトムント時代も、ブンデスリーガ2位が2回、DFBポカール準優勝2回、チャンピオンズリーグのファイナル敗戦が1回。UEFAスーパーカップのような1発勝負を除くと、8つのトロフィーに対して2位が11回と、なかなかのシルバーコレクターです。
昨夜のファイナルのスタッツは、リヴァプールが3-0で勝ったゲームに見えます。シュート数24対4、オンターゲット9対2、ポゼッション54%対46%、パス成功率89%対83%、CKは6対2。ベストメンバーのレッズに、コンディションが明らかに悪そうな選手はおらず、レアル・マドリードの速攻を警戒してラインを下げるシーンがあることを除けば、いつもの強いチームでした。
敗因のひとつは、フリーで打てる状況を作れなかったことですが、マネの決定的な一撃と右から抜けたサラーのフィニッシュは、クルトワをほめるしかありません。失点シーンは、バルベルデに着いたファン・ダイクか戻ってきたファビーニョが滑っていれば、防げたかもしれません。あるいはヴィニシウスの内側にいたアーノルドが50センチ上がればオフサイド、50センチ下がっていればラストパスをクリアできたでしょう。
前にいたコナテがベンゼマをオフサイドにしたのを見ていたSBは、ヴィニシウスを見ていなかったため、瞬時に上がるという選択肢を持っていませんでした。攻守ともに数センチ、数十センチのズレが0-1という結果につながりました。レッズも優勝にふさわしいチームだった。2位に甘んじていいチームではなかった。タイムアップから4時間たった今も、そう思います。
時を経れば経るほど、悔しさが募る一戦でしたが、あらためてリヴァプールの指揮官と選手たちをリスペクトしたいと思います。レッズサポーターの思いは、私が代弁するよりもクロップ監督に語っていただいたほうがいいでしょう。
「またここに来られると強く感じている。選手たちはとても競争力があり、並外れたグループを築くことができた。次のシーズンも素晴らしい集団になるだろう。来季はどこだっけ?イスタンブール?ホテルを予約しておいてほしい」
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ただただ悔しい敗戦ですね。
負けるならこういう負け方だろうと想像していた通りの敗戦でした。
とりあえずフリーでシュートさえ打たさなければクルトワが止めてくれるとチームが信じてる感じでしたね。
あと少し運があれば2-0や3-0で勝っていてもおかしくなかっただけに、色んなシーンを思い出してはため息ばっかり出てます。
悔しいですがクルトワが神がかってたと諦めるしかありません。
プレミアの上位3チームに勝っての優勝ですから、レアルは本当に強いと認めざるを得ませんね。
今シーズン取れなかった2冠を来シーズンこそは取れるように更に強くなるのを楽しみにしています。