多くのシュートミス、無謀な前がかり…アーセナル、自滅で3年連続のホーム敗戦!
立ち上がりは静かな展開。両チームともビルドアップに時間をかけ、サイドでの攻防でイニシアチブを取ろうとします。こういう試合は、セットプレーが勝敗を左右することがあります。14分のモナコのFKはオフサイドを取られてしまったもののキックの質は高く、メルテザッカーとコシールニーは要注意です。20分を過ぎても、両チームともなかなか気の利いたシュートが打てません。23分にアレクシス・サンチェスが蹴ったCKは、ジルーのヘッドがうまく当たらず。アーセナルの攻撃は、フィニッシュの手前のパスが意志の疎通を欠き、簡単にモナコにボールを渡してしまいます。
ボールポゼッションで劣るモナコは、プレミアリーグ時代の活躍を知るファンのブーイングを背負うベルバトフにボールを集め、ここで時間稼ぎ。モウチーニョやマルシェルが上がる時間を創ります。32分、エジルのパスを受けて放ったアレクシス・サンチェスの久しぶりのシュートは、バーの上。36分、敵陣でのインターセプトからアレクシス・サンチェス、カソルラ、ベジェリンとつないだきれいな展開は、グラウンダーのクロスをジルーが浮かせてしまい、先制はなりません。すると38分、先にゴールを奪ったのは何とモナコです。MFコンドグビアの左足ミドルがメルテザッカーに当たってコースが変わり、GKオスピナは動けず。攻撃に迫力を感じなかったアウェイチームがゴールを決めるとは思いませんでした。前半のシュート数は3対3。ガナーズは、早い時間に追いつきたいところです。
後半開始直後、アレクシス・サンチェスがギア全開。右サイドを完全に突破し、ジルーに合わせますが、今日はエースのボレーが当たりません。50分のカソルラのFKも、ジルーがヘッドを浮かせて0-1のまま。焦るアーセナルは、まだ時間があるにも関わらず、あまりにもラインを上げ過ぎました。52分、絶望的な2点めは、2対1のカウンターからオスピナと1対1になったベルバトフ。追いすがるカソルラを背に、右足の一撃がネットを揺らします。
56分、アレクシス・サンチェスのシュートをフリーでフォローしたジルーは、またも右足インサイドがバーの上。59分、ヴェンゲル監督はことごとくシュートを外したエースを見切り、ウォルコットに勝負を賭けます。60分はモナコ。モウチーニョのヒールから左のマルシェルがフリーとなり、3点めかというシュートを放ちますが、これはオスピナがブロック。63分にはウォルコットが裏に抜け出し、シュートの跳ね返りをウェルベックが狙うものの、これも味方に当たってゴールはなりません。なぜ決められないのか、ガナーズ。堅牢という評判だったモナコの守備は決して穴がないわけでなく、ここまでゴールがないのはアーセナルの選手が決定的なシュートを外しているからです。
チェンバレンの投入も、状況は変えられず。70分以降、トーンダウンしたガナーズに、アーセナルスタジアムはプレミアリーグではなかなかない微妙な空気です。82分、CKがファーサイドに流れ、フリーで待っていたアレクシス・サンチェスはボレーをミス。このまま終われば、敗退は決まったも同然でしょう。しかし90分、CKからのボールを中央で受けたチェンバレンが、ひとりかわしてコントロールショットを右上に決め、ガナーズは息を吹き返します。1-2。このまま終われば、希望はつながったのですが…。
93分、もはや無理して同点を狙うような状況ではありませんでしたが、チェンバレンが中盤で失ったボールをフェレイラ・カラスコに持っていかれ、この日2度めのカウンターからの失点を喫してしまいます。1-3、アーセナルのチャンピオンズリーグは、最後の一撃で幕を閉じたのではないでしょうか。決勝トーナメントにおいては、2季連続でバイエルン・ミュンヘンにホームで2点差負けという最悪のスタートを切っていたヴェンゲル監督は、違う相手に同じ失敗を繰り返しただけでした。
負けていいゲームでも、負けるような相手でもなかった。失点以降、冷静さを欠いたアーセナルの最大の敵は、自らのメンタルだったのではないかと思います。今季のリーグ・アンで、3点以上奪ったことが1度しかないモナコに、これ以上ない最高の結果を献上してしまいました。次戦、3点以上取られたことも1度しかない相手のホームで、最低3点が必要となったガナーズ。勝ち抜けの可能性はゼロに近いのではないかと思われますが、アウェイを苦にせず、開き直ると強いこのチームの奇跡に賭けるしかありません。
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ベンゲルさよなら
そして今までありがとう
やっぱりあんたはもう限界だ
更新ご苦労様です。
今季のCLは事実上終了ですね。今朝のアーセナルが見せたのはCLにおけるアーセナルの
限界ですよ。ホームにも関わらず格上には文字通り力負けし格下には相手の術中にはまって
自滅したあげく完敗を喫するようでは・・・さすがに話になりませんからね。
ジルーは・・・彼一人の責任では断じてありませんけどビックマッチで結果を出せない限り
いつまでたっても本当の意味でワールドクラスとは言えないでしょう。メディアはこぞって
ジルーを批判するはずですよ。当然ですけどメディアは大金を投じて本物を獲得すべきだと
大きな声で指摘するはずです。恐らくはメルテザッカーも同じでしょう。
それにしてもモナコにまで・・・週末に悪影響がなければいいのですが・・・
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更新ご苦労様です。
楽に行ける思って見てましたが、まさかの敗戦でしたね。最後の1点が余計だったような、、、。
モウチーニョ光ってましたね〜。
更新お疲れ様です。
昨日、前線はいらない…、という書き込みをしておいて、いきなり「ほら、やっぱり前線のCFいるんじゃない?」と
いわれても仕方がない、ような試合でしたね(苦笑)、ただ、運のなかった1失点目、そして決定機が決まらない
というのはサッカーには時にあることなので、ジルーはエースなので責められてしかるべきえしょうが、ただ
こういう時だからこそ、他のFW陣がチャンスとばかりに頑張って結果を出してほしい、と切に願います。
とはいえ、この試合の問題は、2失点目、3失点目ですけどね、2失点目はマンU戦の失点の繰り返しでしたね、
無謀にラインあげすぎ、どこかで見たようなシーンの繰り返しでした。
そして、お話にならない、のが3失点目、パレス戦で終了間際の試合の終わらせ方のまずさの繰り返しを
見せつけられ、今回は見事に最悪の結果を招いてしまいました、相変わらず学習能力がないチームです。
こういうことを繰り返してしまうことの要因に、このチームに、真のリーダーがいない、ということが
あげられるように感じます、メルテがそれをすればいいんでしょうが、以前より影響力が落ちていますね、
アルテタがいれば、最後の失点を犯すようなことは防いでくれたように感じます、まぁたらればですが・・・。
これで、アウェーで3点以上差をつけて勝たなくてはなりませんでした、勝ち上がりたいのなら、ですが。
もちろん、捨てる姿勢は見せないでしょうし、こういう時こそ応援するのがサポーターではありますが、
現実的には、来シーズンのことも考え、リーグ戦に重きを置くような状況になりつつあるなぁ、と思います。
実はグーナーさん>
さようならまで踏み込むのは、セカンドレグで奇跡が起こらなかったのを確認してからでいかがでしょう。厳しい状況ながら、まだ戦いは終わっていないので…。
tomoさん>
ショッキングな結果でした。ラッキーパンチのみの0-1なら、ありえる結果だと思っていたのですが、3失点とは…。ジルーが同点ゴールを決めてくれていれば、逆の結果もあったのではないかと思うと、無念です。
Mackiさん>
モウチーニョはいい選手でした。3点めさえなければ、ですね。アウェイで0-2、1-3ならアーセナルはやったことがあるのですが、モナコの守備力を考えれば、引いてくるであろうホームで3点差勝利はないでしょう。
サッカー小僧!さん>
おっしゃるとおり、2点め、3点めですね。メルテザッカーのポジションとプレイは、後半始まって10分も経っていない1点差のゲームのものではなく、決勝戦の89分に負けている試合で仕方なくやるべきものです。
何であの時間帯にあの点差であんな前掛かりになるんですかね…。
50-50だって言ってたのはヴェンゲルのはずですが、内心明らかに下に見てた何よりの証明でしょ。
これだけCL経験あるのに平然とああいう戦い方するんだから、失敗のスペシャリスト以外の何物でもない。
この人にはいくらお金使わせてもリーグやCLのタイトルなんて絶対無理。
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もう十年近くタイトルを取ってないし、FAカップ(笑)を取っただけで勝者のメンタリティーを取り戻したとかいう輩は今どんな面をさらしてるんですかね。
ベンゲルは限界ですよ。仮にまたCL権を獲得しても今回の試合のような醜態を晒し、プレミアもクリスマス前に終戦するだけです。ファンはCL権を獲得すれば満足かもしれませんが、お金使ってこのザマじゃ駄目ですよね。
もういっそ開き直って、サンチェス、カソルラ、ウォルコット辺りでカウンター主体の戦術でも良いんじゃないですかね。昔アンリがいた頃もそれでCL決勝まで行きましたし、華麗なパスワーク(笑)を標榜するのは良いですが、それに伴って守備がザルになるのはベンゲルの戦術的落ち度と言えますよ。モナコにはホームで勝てるとは思っていたんで非常に残念です。
大好きなベルバトフがゴールを決めたので満足です(棒
PPETさん ヤヤ・トゥーレさん>
戦術とマネジメントで結果は変えられたかもしれませんね。まだ半分終わっただけで、勝負の最中ですから、「無理」「限界」は早いのでは…。