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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ラストプレーを決めたのはバチュアイ!劇的な幕切れでチェルシーがアウェイ勝利!

初戦はアゼルバイジャンのグラバグ・アクダムに6-0大勝。2年ぶりにチャンピオンズリーグに挑むチェルシーにとっては、ここからが本番です。アトレティコ・マドリード、ローマと同じグループとなったのは不運ですが、昨季プレミアリーグ王者としては、欧州のなかで自分たちがどのくらいのレベルにいるのかを測れるいい物差しでもあります。コンテ監督は、ほぼベストの布陣で大一番に臨みました。GKクルトワ、最終ラインはアスピリクエタ、ダヴィド・ルイス、ケーヒルの3枚で、セントラルにはカンテ、セスクとバカヨコ。不動のWBはヴィクター・モーゼスとマルコス・アロンソ、前線にはモラタとアザールです。スペイン勢とのアウェイゲームで直近9戦負けなしのチェルシーは、ローマ戦をスコアレスドローで終えたアトレティコ・マドリードを敵地で倒せば、一気に決勝トーナメント進出に近づきます。

ボールを支配してサイドから仕掛けるアトレティコ・マドリードに対して、慎重に守備を固めるチェルシー。5分にアザールのパスを受けたモラタが右からシュートを放つと、元レアル・マドリードのストライカーには一斉にブーイングが鳴り響きます。1分後、ゴールライン際から仕掛けたアザールがニアを狙ってシュート。チェルシーは徐々に攻撃にシフトしています。13分、モラタのポストプレーから右にまわったアザールが強烈なシュートを打つと、GKオブラクは一歩も動けず、ポストを叩く乾いた音が響き渡ります。15分を過ぎても、受けにまわる時間が長いのはホームのアトレティコ・マドリードのほうです。

20分の右サイドのFKは、グリーズマンが左足で巻いてゴールを狙うも枠にいかず。24分、敵陣に入ったダヴィド・ルイスが前線のモラタにロングフィードを合わせると、頭を突き出したヘディングシュートはオブラクが上に弾きます。セスクの縦パス、カンテの落とし、アザールのフィニッシュとダイレクトでつながった26分のアタックは見事でしたが、オブラクの正面。今季のプレミアリーグでは未だ先発出場がないアザールですが、彼のところにボールが入るとチェルシーのアタックは一気にスピードUPします。36分、アトレティコ・マドリードにようやくチャンス到来。ワンツーで右サイドを崩したファンフランがニアに入ったグリーズマンに速いボールを入れると、クルトワが飛び出してシュートを阻止。39分のカウンターは、カラスコのシュートをセスクがブロックします。

このCKで、ダヴィド・ルイスがリュカ・エルナンデスのシャツを引っ張って倒し、PKを献上してしまいます。グリーズマンがクルトワをあざ笑うかのように真ん中に決め、スペインが先制。早めに追いつきたいチェルシーは必死に反撃を開始します。43分、セスクが右サイドから蹴ったFKは、こぼれ球を拾ったマルコス・アロンソのボレーがフィリペ・ルイスに当たって外へ。CKの後の混戦からケーヒルが右足を振り抜きますが、これもDFに阻まれ枠に飛びません。前半終了間際には、速攻を仕掛けたホームチームに決定機。コレア、サウールとのパス交換からコケが攻め上がってミドルシュートを打つと、クルトワが弾いたボールがボックス外にいたサウールの足元へ。ダイレクトのシュートが枠にいけば1点でしたが、左に外れてチェルシーは命拾いします。前半は1-0。35分まで押していたチェルシーは、残念な形でビハインドを背負ってしまいました。

49分、右からのコケのFKを競ったサウールのヘッドは左にアウト。51分、インターセプトからアスピリクエタが右サイドを上がり、プレミアリーグで何度も観たモラタとのホットラインで決めるかと思いきや、クロスが速すぎてストライカーの前を横切っていきます。55分にヴィクター・モーゼスが放った思い切りのいいミドルもオブラクの手の先を抜けてポストの左。攻めていたチェルシーは、60分に追いつきました。ダヴィド・ルイスが左に展開すると、トラップしたアザールがすかさず中へ。ゴールに向かって曲がる完璧なボールに、モラタは触ってコースを変えるだけで充分でした。

62分、前線に上がったボールをモラタとセスクが競りにいくと、こぼれ球をさらったアザールがセスクに巧みなラストパス。左足のボレーを外に流してしまったセントラルMFは、ピッチに突っ伏して悔しがっています。シメオネ監督は、69分にカラスコに代えてフェルナンド・トーレス。アザールのクロスをファーでトラップしたカンテは、切り返しからの左足シュートをニアポストの脇に外します。74分、カウンターからリュカをかわしたモラタは、オブラクとの1対1をミスキックで決められず。残り時間は10分。コンテ監督は、82分にモラタとアザールのコンビをウィリアンとバチュアイにスイッチしました。85分、ウィリアンのパスミスを拾ったグリーズマンが反転してシュートを放つも、クルトワが余裕を持って見送ります。セスクをクリステンセンは、勝ち点1は死守という交代です。

両者とも、このまま終わりならやむなし、獲るよりも獲られないことが大事と考えていたはずです。ところが、この試合には劇的な幕切れが待っていました。カンテが縦パスを入れたのは93分9秒。ボックスの中で受けたバカヨコが外に流すと、右サイドにまわっていたマルコス・アロンソが高速グラウンダーを通します。ニアに入ってボレーを叩き込んだのは、ミヒー・バチュアイ!ゴールを示す笛の直後にタイムアップの合図。昨季プレミアリーグ王者がアウェイでスペインの強豪を下し、2連勝でグループ首位を守りました。

シュート数ではチェルシーが上回っていたものの、決定機はイーブン。夏に補強できなかったにも関わらず、ここまで戦えるアトレティコ・マドリードはさすがでしたが、チェルシーも確実に強くなっていることを確認できた一戦でした。ボックスから出て檄を飛ばしていたコンテ監督の執念が呼び込んだような素晴らしい勝利。完全復活のアザールはキレキレで、マルコス・アロンソとヴィクター・モーゼスが両サイドを制圧したことが、最終的な勝ち点3につながったのではないかと思います。チェルシーサポーターのみなさんは、さぞや盛り上がったことでしょう。決勝ゴールを決めた後、プレイせずにタイムアップという終わり方にはなかなか出会えないものです。プレミアリーグ勢は、リヴァプールを除く全チームが連勝スタートとなりました。5つのクラブがどこまで勝ち進めるか、今から楽しみです。

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“ラストプレーを決めたのはバチュアイ!劇的な幕切れでチェルシーがアウェイ勝利!” への4件のフィードバック

  1. nor より:

    待ってましたの更新ありがとうございます。多くはないチャンスでアトレチコの堅守を崩して決められた事は、最後まで諦めない姿勢を継続していく上でよい自信になりそうです。シティ戦のスタメンどうなるでしょうか。

  2. yuto より:

    コンテとシメオネ、互いにハードワークを象徴とさせるチームの対戦ということで非常に楽しみにしていました。
    モラタは何も違和感がなくチームにフィットしており、獲得時に疑っていたことを後悔しています。
    また、キレッキレのアザールは誰も止められないということを再確認させていただきました笑
    CLでのプレミア勢は本当に素晴らしいスタートを切っただけにこの調子を維持してほしいところです。決勝トーナメントに4チームはいけるだろうと信じています!注目はスパーズがどれだけ喰らいつけるかでしょうかね。

  3. B より:

    勝点3という結果も大変喜ばしいですが、それ以上にアトレティコ相手に、マドリードで、ビハインドを背負ってから勝利したということが何より今のチームに王者としてやっていけるという自信を与える大きなゲームとなったのではないかと思います。

    …いやー、バチュアイ笑 このタイミングで結果だしますか笑

  4. 雨好 より:

    更新ありがとうございます。
    ブログに書いて頂いた内容以外ではハイライトしかなかったので凄く助かります。先制されると攻めても攻めても空回りする事が多かったので、今回よく逆転したのと、両ストライカーを褒めたいです。バチュアイはこの調子でとり続け、去年のアロンソやモーゼスみたいに周囲を見返して欲しいですね。

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