シソコ、デル・アリ、エリクセン!ラスト10分の1発で、敗退寸前のスパーズが2位浮上!
慎重に立ち上がったインテルに対して、スパーズはサイドからの攻略をめざします。7分に左からドリブルで仕掛けたハリー・ケインが、ゴールライン際から左足で強引に狙うと、ニアを締めたハンダノヴィッチがセーブ。12分にハリー・ケインが2人抜いてデル・アリに預けると、右足のミドルは浮いてしまいました。昨季プレミアリーグ30発のエースはいかにも好調で、絶対抜けるといわんばかりにドリブルで仕掛けています。19分、シソコのカットからラメラが単独で突破し、左足を振り抜くと、右隅に飛んだボールは惜しくもポストの外。24分にバックパスを受けたロリスがパスをペリシッチにさらわれますが、セルジュ・オーリエがクロスをブロックして事なきをえました。
30分、素晴らしいインターセプトからシソコが右サイドをスプリント。ボックス手前でファーに送ったラストパスをダイレクトで蹴ったルーカス・モウラの一撃は、ハンダノヴィッチが正面でキャッチ。38分、ルーカス・モウラのチャレンジから、戻ったボールをハリー・ウィンクスが右足で狙うと、クロスバーを叩いて先制はなりません。44分、ナインゴランにトラブルが発生し、ヴァレーロにチェンジ。ハーフコートマッチを展開していたスパーズは、前半を0-0で終えました。セカンドハーフの序盤は、互角の展開です。前半はシュートを打てなかったインテルですが、48分にベシーノがきわどいミドルシュート。51分のハリー・ケインのミドルは、ハンダノヴィッチが難なくキャッチしました。
スパーズがポゼッション、インテルはカウンター。60分のCKは、フェルトンゲンがヘッドで流したボールにファーの10番が間に合いません。62分に右サイドにいたペリシッチがゴールに向かうクロスを上げると、シュクリニアルのボレーは右にアウト。ポチェッティーノ監督は、63分にルーカス・モウラに代えてソン・フンミンを投入します。68分、セルジュ・オーリエ、ソン・フンミン、ラメラとつながったボールがファーのベン・デイヴィスに届き、落としを叩いたデル・アリのボレーは右に外れます。70分、ラメラが下がり、エリクセンが登場。プレミアリーグでチェルシーを圧倒した4枚が前線に揃いました。
76分、ヴァレーロのパスで左から抜けたペリシッチがニアにシュートを放つと、ロリスが冷静にセーブ。攻めあぐむスパーズに残された時間は、10分となりました。厳しい状況を打開したのはシソコでした。右サイドからドリブルで上がり、3人を集めたセントラルMFが満を持して左に転がすと、デル・アリが落としたボールに走り込んだエリクセンはノーマーク。左足のシュートがネットに突き刺さり、ウェンブリーが歓喜に包まれました。82分にデ・フライが負傷し、ミランダ。1分後にポリターノに代わってケイタ・バルデ。2枚をトラブル対応に費やしたスパレッティ監督に新たな策はなく、エリック・ダイアーが中盤を締めたスパーズが1-0で逃げ切りました。
今日はとにかく、シソコでしょう。スパース移籍1年めは不遇だったMFは、得意のドリブルが冴えわたり、インテルの一瞬の隙を突いて極上の決定機を演出しました。アルデルヴァイレルトとフェルトンゲンは危険なエリアをカバーし、決定的なシュートを許さず。しびれる一戦で体を張り続けたハリー・ウィンクスには、いい経験になったのではないでしょうか。2位に浮上したスパーズの最後のゲームは、カンプ・ノウでバルサという最悪のカードですが、スペインの強豪はラ・リーガで2位と苦戦しており、首位通過決定後の消化試合はメンバーを落としてくれるかもしれません。必勝の最終節は、昨季のこの大会でレアル・マドリードを屠ったときのようなアグレッシブな攻撃を期待したいと思います。素晴らしい勝利でした。シソコ、グッジョブ!
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本当に最近のシソコはすごい。
選手層も厚くなっている。
願わくば去年のルーカスのような物件を冬に一件確保できれば、、、
EURO2016のシソコが帰ってきました笑
今の苦しい中盤事情を救ってくれている正に救世主です