暗雲を振り払う貴重な勝利!ロス・バークリーとジルーのゴールでチェルシーがマルメを撃破!
11分、中央からドリブルで左に流れたロス・バークリーは、左足ミドルをDFにぶつけてしまいます。チェルシーの最終ラインは敵陣に入っており、マルメは大半がゴール前。20分を過ぎても、アウェイチームのサイドからのクロスは味方に届きません。22分に右からドリブルで上がったペドロは、ニアに走ったジルーとずれてしまい、久々にできた広大なスペースを活かせず。25分に左から上がったウィリアンのクロスはジルーに入りますが、胸トラップをベントソンに奪われてしまいます。28分、右からオーバーラップしたアスピリクエタのクロスは、ジルーのヘッドが弱くGKダーリンがキャッチ。30分にチェルシーの選手が初めて放ったオンターゲットは、待望の先制ゴールでした。
右からペドロが浮かしたクロスをニールセンが空振りすると、後ろにいたロス・バークリーがタッチミスしながらも足元に収め、GKの位置を見て冷静にプッシュ。これでマルメの攻撃陣にスイッチが入り、ホームサポーターのチャントもボリュームが上がります。33分のクリスティアンセンのミドルは、相手に当たってCK。38分の左サイドからのFKは、混戦からのシュートをダヴィド・ルイスとロス・バークリーが弾き返しました。直後、CKのクリアを叩いたヴィンドヘイムのダイレクトショットは、アスピリクエタがブロック。猛攻をしのいだチェルシーは、リードをキープしてハーフタイムを迎えました。
後半開始直後はチェルシーが攻勢でしたが、すぐにマルメが反撃。50分に右のバシルが中央のトラウスタソンに速いパスを通すと、右足のシュートはアスピリクエタがカットします。中盤で3人をかわしたバシルがカウンターを仕掛けるも、ラストパスは前線に合わず。54分にCKのクリアを右足で叩いたトラウスタソンのボレーは、ダヴィド・ルイスが頭に当ててポストぎりぎりを抜けていきます。プレミアリーグで、チェルシーがここまで押され続けることはなかなかありません。すぐにでも追いつかれそうだった展開が一変したのは、58分でした。ロス・バークリーが中央を進んだカウンター。左のウィリアンにパスが通り、折り返しがニアに入ると、ジルーが巧みなタッチでネットを揺らして決定的な2点めをゲットしました。
65分、ジルーとのワンツーで中央を突破したロス・バークリーの決定的なシュートは、GKダーリンが指先でコースを変えるビッグセーブ。コヴァチッチ、ロス・バークリー、ペドロと左につながった68分のアタックは、ペドロのシュートがDFに当たって右に逸れていきます。71分、ラインの裏に走ったジルーにウィリアンがFKを合わせるも、ボレーがうまく当たりません。サッリ監督は、ここでウィリアンをアザール。3分後にはジョルジーニョを下げ、カンテをアンカーに配します。マルメのカウンターが決まったのは80分。右から持ち込んだローゼンボリがクリスティアンセンにラストパスを通すと、コヴァチッチの裏に入ったMFが落ち着いて左隅に流し込みました。
84分、ペドロが下がってカラム・ハドソン=オドイ。チェルシーは、最後の10分を攻め続けて終えました。大敗の後の貴重な勝利。15本のシュートを浴びた苦しい試合でしたが、前線のタレントが決定機を逃さず、望む結果を手に入れることができました。先制ゴールを決め、カウンターの起点にもなったロス・バークリーと、左右のサイドから的確なラストパスを入れたウィリアン&アザールに拍手を送りたいと思います。FAカップのマンチェスター・ユナイテッド戦、ELセカンドレグ、カラバオカップ決勝のマン・シティ戦、プレミアリーグはトッテナムとのロンドンダービー…。大事な試合が続くチェルシーは、不遇だったサブの選手たちの奮闘が求められる総力戦に突入しています。
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スタメンや交代枠はもっと遊ぶと思いましたが…結果出さないと非常に厳しい状況なのでそんな余裕もなかったんですかね。