ラムジー&ルーカス・トレイラ!速攻が冴えたアーセナルがナポリに2-0快勝!
さっそくガナーズの11人を見てみましょう。GKチェフ、3バックにパパスタソプーロス、コシールニー、モンレアル。WBにメートランド=ナイルズとコラシナツが入り、中盤センターにルーカス・トレイラとラムジー。エジルの前にラカゼットとオーバメヤンが構える3-5-2です。キックオフから猛攻を仕掛けるアーセナル。ゴール前にきわどいボールは入るものの、枚数を揃えているナポリ守備陣が無難に跳ね返しています。7分、ワンツーから左サイドを突破したコラシナツが中央に折り返すと、ラムジーとメートランド=ナイルズが続けて放ったボレーは、いずれもクリバリが体を張ってブロック。12分にメルテンスが左からCKを蹴ると、クリバリのヘッドはチェフの頭上を越えていきました。
14分、自陣での奪取からメートランド=ナイルズがエジルに預け、右に展開されたボールをラカゼットが斜めにパス。ボックス右に入ったメートランド=ナイルズが中央に流すと、走り込んだラムジーがゴール左隅に突き刺しました。1-0となり、サイドから反撃を仕掛けるナポリは、クロスの際に中が薄くフィニッシュに持ち込めません。25分、敵陣でファビアンから奪ったのはルーカス・トレイラ。追いすがる8番を切り返しでいなしたセントラルMFが左足を振り抜くと、クリバリに当たったボールがGKメレトの逆を取る格好となり、ノースロンドンにグーナーの絶叫が響き渡ります。直後のCKは、ボックスの外にいたコラシナツがダイレクトで左に流し、オーバメヤンが右足でボレー。メレトの正面に飛んでしまったものの、可能性が感じられるサインプレーでした。
39分、エジルが左サイドから仕掛けた速攻は、ラカゼット、ルーカス・トレイラと右にパスがまわり、オーバメヤンの右足シュートはメレトがセーブ。1分後、右から上がったメートランド=ナイルズの縦パスで、オーバメヤンがボックス右から抜け出しますが、ダイレクトの一撃はGKが冷静にキャッチしました。45分、コラシナツの裏を取ったカジェホンがニアにグラウンダーを転がしますが、インシーニェは決定的なボレーをふかしてしまいました。前半は2-0、プレミアリーグ5位が終始圧倒した45分。後半開始早々から、ナポリがコラシナツのサイドを崩しにいっています。
中盤センターのスペースが目立ち始めたアーセナル。ルーカス・トレイラとラムジーは、ミドルレンジからのシュートをケアしなければなりません。52分の左からのCKは、クリバリのヘッドがバーの上。コラシナツが中央のエジルにパスを通した3対3のチャンスは、オーバメヤンの一撃をマクシモヴィッチがブロック。ショートコーナーからエジル、コラシナツとつないでボックス左のラムジーに出ると、強烈な右足シュートはメレトが素晴らしい反応でCKに逃れます。60分にインシーニェの浮き球でメルテンスがラインの裏に飛び出すも、169cmは頭で触れませんでした。
66分、アンチェロッティ監督はメルテンスをミリクにチェンジ。エメリ監督はラカゼットとエジルを下げ、イオビとムヒタリアンを投入しました。69分のカウンターは、左サイドを疾走したコラシナツのクロスをメレトが弾き、落ち際を叩いたメートランド=ナイルズのボレーも守護神がゴールの上にクリアします。再三にわたってモンレアルの裏を狙っていたインシーニェは、72分にも抜け出して完璧なグラウンダーをフィード。枠にプッシュするだけだったジエリンスキは、チェフを見て慌てたのかボレーを打ち上げてしまいました。エメリ監督の最後のカードは、ルーカス・トレイラをエルネニー。残り時間は15分を切りました。
81分、右から仕掛けたミキの完璧なグラウンダーを、中央でフリーのラムジーがキックミス。ボールがバーを越えたのを見た8番は、ピッチを叩いて悔しがっています。83分にインシーニェとファビアンが下がり、ユネスとウナスがピッチへ。不安定なモンレアルをフォローするコシールニーは、集中力を切らしません。88分、ミキがドリブルで中央から上がり、右のオーバメヤンにラストパス。フリーで放った右足のフィニッシュは、ニアに外れてしまいました。最後まで攻めたガナーズは、ナポリにオンターゲットを2本しか許さず2-0完勝。決定機を何度となく創っていただけに、もう1点ほしいところでしたが、クリーンシートの先勝は上々の結果でしょう。
奪ったらすかさず縦へ、前へ。エジル、ルーカス・トレイラ、ラムジー、メートランド=ナイルズの速いパスワークが冴えていた前半は素晴らしい出来でしたが、後半はコラシナツの裏のスペースを狙われ、モンレアルの対応のまずさが目立ちました。ナポリの攻撃陣のミスに救われた感はありましたが、2-0といういいスコアでアウェイに乗り込めることを素直に喜びましょう。シュートチャンスを活かせなかったオーバメヤンと、厳しいチェックに封じられたラカゼットは、セカンドレグでアウェイゴールを決めてくれれば文句なしです。
ガナーズの次戦はプレミアリーグ34節、ヴィカレージ・ロードでワトフォード。苦手のアウェイで快勝して、スタディオ・サンパオロに乗り込んでいただければと思います。ラムジー&ルーカス・トレイラ、見事でした!
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早速の更新ご苦労様です。
ニュートラルな目線で観てましたが、エジルとラムジーが良かったですね。ガナーズらしさ全開で観ていて面白かったです。このチームはエジルが輝くと全く別物になりますね。後半危ういところがありましたが、アウェイゴールを決めさせなかったのは大きいのではないでしょうか。
2ndレグは苦手アウェイでの戦いですが彼らならいけるでしょう!
オーバメヤンとラカゼットを前で並べるのをためらう理由はない。最終ラインの前がトレイラのホームであることも間違いない。
開幕した時に見たかった形。今となっては虚しさしかないがラムジーとトレイラの美しいMFパートナーシップも見ることができました。
おまけにエジルトップ下付き(笑)。前線が場合によっちゃ2人だけで形造れるから、自由に動いてた。機を見て下がりながらボール受けたりなんかして。相手もやりにくそうだった。
40試合以上掛けてやっと見れたフォーメーション。今日で最初で最後かもしれないけどね。面白かった。シーズン通してこの形をベースに戦ってほしかった。
ELもPLも、カギを握っているのはコシエルニーのコンディションかもしれない。
アウェイに弱いですけど、あまりになってから強豪チームに勝てるようになったのが何より嬉しいですね。ヴェンゲルのときは弱いチームに確実に勝つ代わりに強豪にはボロボロでしたからね。
エジルも復活して、最近は楽しく見れてます。
今日ももっと点取れたけど、取られてもおかしくないところ外してもらえたので、いい結果ですね。