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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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同点&勝ち越しはラカゼット、最後にオーバメヤン!ELのアーセナルがバレンシアに3発快勝!

プレミアリーグでTOP4フィニッシュが厳しくなったアーセナルが、ヨーロッパリーグ制覇をめざしてバレンシアとのセミファイナルに臨みます。ラ・リーガの後半戦でバルサに引き分け、レアル・マドリードを倒したチームは、アトレティコ・マドリードとエイバルに連敗して6位に停滞。アーセナルもプレミアリーグで3連敗中と、双方とも立て直しに成功するかが問われる一戦です。攻撃的な布陣を選択したエメリ監督。GKチェフ、DFムスタフィ、コシールニー、パパスタソプーロス。中盤センターはグエンドゥジとジャカ、WBにメートランド=ナイルズとコラシナツ、エジルの前にラカゼット&オーバメヤンという3-4-1-2です。コクランを出場停止で欠くマルセリーノ監督のほうは、5-3-2で守備重視のスタートです。

最初の5分はアーセナルのハーフコートマッチ。勝負のパスがことごとく通らず、決定機は創れないものの、速い出足でカウンターの芽をつぶしています。8分、バレンシアのFKを蹴るのはパレホ。左に出したボールをロドリゴがダイレクトで折り返すと、ガライのボレーは枠の上に浮いてしまいました。11分、左からのCKをファーにいたロドリゴがヘッドで折り返すと、頭ひとつ出たディアカビがプッシュしてアウェイチームがリードを奪います。15分にパレホのミドルをチェフが弾くと、メートランド=ナイルズが頭でGKに返そうとしますが、察知したソレールがインターセプト。ボレーはバーを越え、ホームチームは命拾いしました。

ガナーズが見事なカウンターで同点に追いついたのは18分。エジルのパスをハーフライン手前で受けたラカゼットが、オーバメヤンを走らせる縦パスをフィード。ボックス左に持ち込み、切り返しを入れてシュート態勢に入ったストライカーは、無理に打たずに走り込んできたラカゼットを使いました。9番が無人のゴールに流し込んで1-1。22分にも自陣で奪ったオーバメヤンが単独でゴール前に躍り出ますが、ループシュートをうまくコントロールできませんでした。

25分、左サイドでエジルの落としを受けたジャカが、中央をよく見ていました。完璧なクロスがラカゼットに通り、叩きつけたヘディングはGKネトが何とか触りますが、外に出せなかったボールはゴールラインを越えていました。2-1と勝ち越したアーセナルが、完全に主導権を握っています。28分にジャカが蹴ったCKは、ニアにいたラカゼットのヘッドがポストの外。エジルがジャカに預けて始まった33分のカウンターは、そのまま左から上がったセントラルMFがファーのオーバメヤンに完璧なアーリークロスを届けますが、叩きつけたボレーは高くバウンドしてクロスバーを越えてしまいました。

42分、左サイドから上がったオーバメヤンが外のコラシナツを使い、速いクロスがニアに上がるもエジルに合わず。10番とジャカ、オーバメヤン、ラカゼットが素晴らしかった前半は、ガナーズの1点リードで終わりました。後半に入り、同点をめざすバレンシアが前がかりになっています。49分のソレールのミドルは味方にヒット。最初の5分をやり過ごしたホームチームは、50分を過ぎると主導権を取り返しています。

左サイドから攻め続けるアーセナル。56分に左から打ったグエンドゥジのシュートがDFに捕まると、エメリ監督はミスが目立った20歳をルーカス・トレイラにチェンジします。62分、右に回ったジャカの浮き球にオーバメヤンが反応しますが、ボレーは空振り。直後、オーバメヤンが左からクロスを上げると、落下点にいたラカゼットは触れません。67分、右から放ったジャカのミドルがオーバメヤンを介して左のラカゼットに渡ると、ネトと1対1になったストライカーはニアに放ったシュートを足で止められ、2発めもクリアされてしまいました。

71分、ゲデスとソレールが下がり、ガメイロとヴァスがピッチへ。73分にパレホのスルーパスで右から抜け出したガメイロは、チェフが勇敢な飛び出しで足に当てました。75分、エジルに代わってムヒタリアン。2分後、ゴールラインまで抉ったコラシナツの折り返しはミキに合わず、拾ったジャカのスルーパスがオーバメヤンに通ると思いきや、ガブリエウがスライディングで外に掻き出します。足を気にしていたコシールニーは、82分にモンレアルにチェンジ。90分、ミキとラカゼットの連打がDFとGKに阻まれると、コラシナツがふわりと浮かしたボールの先にオーバメヤンがいました。ポストの右からのボレーがネットに刺さって3-1!アーセナルがファーストレグを制し、バクーで開催されるファイナルを視界に捉えました。

2-1ならバレンシアしてやったり、3-1はアーセナルが納得の勝利、4-1はセーフティ。アーセナルが押し続けた最終盤を見ながら、そんなことを考えていました。クロスが入る際に中央が薄く、簡単にクリアされてしまうもどかしい展開のなかで、最後にコラシナツとオーバメヤンがやってくれました。アウェイゲームを1失点で抑えれば、ELマイスターが率いるチームはCL出場権を賭けた最後のゲームに辿り着けます。ジャカと2トップが輝き、久々の3発快勝。次戦は左サイドばかりでなく、メートランド=ナイルズやルーカス・トレイラの仕掛けからのゴールを期待したいと思います。いやー、素晴らしい!

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“同点&勝ち越しはラカゼット、最後にオーバメヤン!ELのアーセナルがバレンシアに3発快勝!” への5件のフィードバック

  1. トマシュ より:

    やっぱりこの二人ですか。

    ラカz・・・壮大なミスがいくつもあったけど組み立て含め2得点。文句はないよ。

    オバメ・・・今更だけど君、速いね。なんなの?終了間際のゴールも貴重だったと思うよ、ホントに。

    エジルも悪くなかったですかね。2トップの下でやらせたほうがやはり気分もよさそうな。

    守備は、、もういいや。

    リーグもトーナメントも最後まで頑張ってくれ。ラムジーのためにもね。

  2. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    オーバメヤンの最後のシュートにビックリ!
    決勝はビックロンドンダービーが観たい!

  3. ガナーズぺろ より:

    かなり見たかった試合、
    ライブで見ました。

    ガナはいい人材が、どんどんいなくなり、今年は怪我で重要な人を失い、、ほんと
    エメリはよくやっていると思いますが、
    リーグでは格下にどんどん破れ、周りにお付き合い。スパーズをかわして3位になっていたはずが
    、、と思うと補強は絶対必要ですよね。 コシェもナチョもなんだかんだギリギリで余裕を、感じられず。。と思うと、交代もできない歯がゆさをココ最近ずっと感じています。 シティの厚さが本当羨ましく思います。 まずはバレンシア倒して決勝ですね!

  4. ノリスケ より:

    相手も過密日程でヘロヘロだったのが功を奏しましたね。
    攻撃的な2センターと2トップでカウンター、レスター戦と似たプランだったと思いますが
    ナイルズ退場、オバメ蓄膿症でプランが狂ったのでしょう。
    セットプレー弱いのはレノにちょっと問題有ると思ってましたが、チェフでもやられちゃいましたね
    フレイザー獲得の噂は朗報ですね。今のプレミアに大エースは多分要りません。

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    チェフは最後に優勝して綺麗な引退になると嬉しい

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