トータル3-0からトッテナムが大逆転!ラスト数秒、ルーカス・モウラがハットトリック!
ポチェッティーノ監督の11人は、もちろん攻撃重視。リスクをとってアタックしなければ、リヴァプールとのプレミアリーグ対決は実現しません。GKロリス、DFトリッピアー、アルデルヴァイレルト、フェルトンゲン、ダニー・ローズ。中盤センターにシソコとワニャマ、2列めにエリクセン、デル・アリ、ソン・フンミン、最前線にルーカス・モウラという布陣でしょうか。虎視眈々と浅いラインの裏を狙うアヤックス。スパーズのアタックは、前線のルーカスとソンにパスが出るところまでで止まり、サイドやシュートレンジにボールを運べません。21分にエリクセンが仕掛けたカウンターも、ソン・フンミンが厳しくチェックされてシュートに持ち込めません。
23分、左サイドのデル・アリからソン・フンミンにスルーパスが通りますが、フリーのシュートはGKオナナの正面。直後、デル・アリからのパスを受けてボックスに入ったルーカス・モウラが後ろに落とすと、エリクセンのフィニッシュもGKの守備範囲です。30分、ホームチームのカウンター。左サイドから仕掛けたタディッチが、アルデルヴァイレルトを翻弄して左足を振り抜きますが、クロスに飛んだボールはファーポストの根元をかすめ、スタンドのどよめきを誘います。35分、アヤックスがショートカウンターから追加点をゲット。中央から上がったファン・デ・ベークが左のタディッチに預けると、ニアに転がしたボールにジエクが走り込み、文句なしのボレーが右のサイドネットに突き刺さりました。
スパーズは、これでしびれました。ファイナル進出の条件は3発。ハーフタイムで2-0は、プレミアリーグで不振が続くクラブにとっては絶望的なスコアに見えます。ポチェッティーノ監督は、ワニャマをジョレンテに代えるギャンブルを敢行。後半のアヤックスは、引き続き速攻狙いです。淡白なアーリークロスを跳ね返され続けるスパーズ。それでも徐々に、サイドで優位に立つ時間が増えています。53分、エリクセンがボックス右のデル・アリにピンポイントのラストパスを通すと、ジャンピングボレーはオナナがビッグセーブ。アウェイチームがようやく1点を返したのは、55分でした。
クロスをカットしたソン・フンミンがダニー・ローズに託すと、センターサークルに出たロングフィードをルーカス・モウラがダイレクトでデル・アリにつなぎます。3人がスプリントするスパーズ。20番が左に出したボールをさらったルーカス・モウラが強引にドリブルで持ち込み、オナナとの1対1を冷静に右隅に流し込みました。
これで元気になったプレミアリーグ4位は、59分に相手のミスを突いて同点に追いつきます。ボックス右を突破したトリッピアーが中でフリーだったジョレンテにグラウンダーを通すと、ボレーはオナナが体を張ってセーブ。終わりかと思われた直後、こぼれ球を拾おうとしたGKとシエナが交錯し、奪ったルーカス・モウラが回り込みながら左足を振り抜きます。ボールは左のサイドネットを揺らし、勝負の行方はまったくわからなくなりました。
64分、タディッチのグラウンダーを受けたジエクは、フリーのボレーを右に外してしまいます。71分、アヤックスの波状攻撃。右サイドに出たデ・リフトの高速クロスがゴール前に上がりますが、ロリスが弾き出して事なきをえました。残り時間は15分。スパーズは、あと1点でファイナル進出です。79分、左から突破を図ったファン・デ・ベークがニアのジエクに落とすと、左足のシュートはポストにヒット。速攻を喰らい続けるスパーズは、先にゴールを奪われたらジ・エンドです。
81分、トリッピアーに代わってラメラ。2分後、リスキーだったダニー・ローズが下がり、ベン・デイヴィスが左サイドに入ります。87分のCKをジョレンテが競ると、ゴール前に浮いたボールをフェルトンゲンが頭でプッシュしますが、クロスバーを直撃。こぼれ球に反応した2発めはゴールラインの直前でクリアされてしまいました。93分、カウンターから放ったジエクのシュートはロリスがセーブ。最後のCKは、ジョレンテのヘッドが浮いてしまいました。残り時間は14秒、最後方にいたのはシソコでした。希望のないボールに見えたジョレンテへのロングフィード。ストライカーが左足のアウトで落とし、デル・アリが完璧なラストパスを中央に転がすと、走り込んだルーカス・モウラが左足のシュートを右隅に流し込みました。
残り40分までトータル3-0からの大逆転劇!エリクセンを中盤の底に下げて前線への配球をまかせ、ジョレンテが落としたボールにデル・アリ、ソン・フンミン、ルーカス・モウラが絡む作戦が当たりました。リヴァプールよりも少ない時間で3点を追うことになったチームが、まさか逆転するとは…!最後のゴールが決まった直後、感極まってピッチにうずくまったポチェッティーノ監督と、崩れ落ちたアヤックスの選手たちの残像が今も脳裏を駆け巡ります。
タイムアップの後、泣いていた指揮官。晴れやかな表情で仲間をねぎらうハリー・ケイン。マドリードでのファイナルに、エースは間に合うのでしょうか。2日連続の激動のドラマ。チャンピオンズリーグ2018-19シーズンのファイナルは、リヴァプールVSトッテナムのプレミアリーグ対決となりました。クロップとポチェッティーノのどちらが勝っても、就任以来初のビッグタイトル獲得です。
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更新ご苦労様です。
2日連続でCLは凄いゲームでした。
まずはスパーズ決勝進出おめでとうございます。
ジョレンテが効いてましたね。ルーカスモウラの最期のゴールは大きな声をあげてしまいました!全員が最後まで信じて走る。これぞポチェッティーノフットボール!
最高でしたね。決勝はイングランド勢対決楽しみです!!
2日連続とんでもなくドラマチックな試合で興奮しすぎて疲れてしまいましたw
私もポチェと同じタイミングで泣いてしまいました
アヤックスはやはり強くソニーへのチェックも非常に厳しかったので諦めかけましたが
ロングボールとルーカスに決定力に救われました。
年々ポチェの戦術にバリエーションが増えていくのが面白くてたまりません。
CLファイナル、リヴァプール相手は中々難しそうですが、全力でぶつかって歴史に残る一戦になってほしいものです
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昨日に引き続きとんでもないドラマでした!リーグ戦での深刻な不振からどうなるか…と思って見ていましたがルーカスがやってくれましたね!前半彼の所に飛んでは跳ね返されていたロングボールをことごとく納めたジョレンテのおかげでもあります。
朝からほんとに感動しました!リバプールとの決勝がほんとに楽しみですし、お互いベストなメンバーで試合が出来ることを切望しています!
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デヨング、デリフトにとっては苦い敗北となりました。
でも、クライフもヨーロッパの頂点に立つまでに何度も苦汁を飲んでます。初戴冠は確か23歳の頃。
当時は移籍禁止や制限があったのでクライフはアヤックスに留まりチャンピオンズカップ3連覇の偉業を成し遂げますが今はこれだけの逸材はすぐにビッグクラブに行きます。
従って、この素晴らしいヤングアヤックスはこれで一旦見納めですね。
シティサポとしてはほろ苦い思いを抱きながらも決勝は楽しんで見ます。
いやーまたしてもすごい試合でした。
ルーカスのハットトリックが決まった瞬間は本当に感動しました。
フットボールは最後の最後までなにが起こるかわかりませんね。
決勝はプレミア同士、お互いベストメンバーで悔いのないよう全力で戦いたいですね。
今後決勝まで進む機会はそうないと思いますので、なんとか今年栄光をつかみましょう!
TO DARE IS TO DO!!COYS!!
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まさか決勝に進出とは…シーズン開始当初は不安が大きく、想像も出来ませんでした。
最後の最後まで諦めなかったポチェとチームが本当に大好きです。
残り二戦、ケインを含め少しでも多くの負傷者に帰って来てもらい良い試合をして欲しいと思います。
補強0、新スタジアム遅延と散々グーナーの皆様にはいじられてきましたが笑、本当に良くやったと思います!!
CL決勝までこれるとは、、、
制覇しちゃうとエリクセン、ポチェ辺りが離脱しちゃいそうで怖いですが、、笑
連日素晴らしいですね。
PLレベルの高さが示されて嬉しいです。ELも是非続いて、ヨーロッパのファイナル全てがイングランドという快挙、期待したいです。