フィルミーノ復活、ムヒタリアン無念の欠場…悲喜こもごもの欧州ファイナル!
1980年代に勃発したナゴルノ=カラバフ自治州を巡る領土問題は未だ解決しておらず、アルメニアとアゼルバイジャンは現在も国交を断絶しています。アゼルバイジャンの首都バクーでヨーロッパリーグのファイナルが開催されるシーズンに、アルメニア人が所属するクラブが最後まで勝ち残ったのは悲劇としかいいようがありません。安全性が担保されないとして、アーセナルは7番の欠場を発表。かの国で欧州の大会を行うことの是非は別なテーブルに譲るとすれば、今の私たちにいえるのは「ムヒタリアンがいない。無念だ」のひとことなのであります。
「強い感情を伝える言葉を見つけるのに苦労している」と「BBC」に語ったのは、アーセナルのマネージングディレクター、ヴィナイ・ヴェンカテシャムさんです。「彼は旅立つことができない。とても悲しい。ヨーロッパで行われるメインの大会の決勝でプレイするという貴重なチャンスを、彼は奪われたんだ」。ウナイ・エメリ監督は、「彼の個人的な決定を尊重しなければならない」と語るのが精一杯で、7番抜きで勝つ方法を模索しなければなりません。
チェルシーのほうも、プレミアリーグ最終節の直後に組まれたアメリカ遠征でロフタス=チークを失うというアクシデントに見舞われており、それぞれ代役の活躍を祈るほかはありません。今はただ、ナイスゲームを期待しましょう。常にエキサイティングなビッグロンドンダービーが、語り継がれる名勝負になる可能性は決して低くはないのですから。
一方のチャンピオンズリーグは、フィルミーノ、マネ、サラーの3トップとハリー・ケイン、デル・アリ、ソン・フンミン、エリクセンの激突が楽しめそうです。大腿部を負傷していたフィルミーノは、スペインのマルベーリャで行われているキャンプの初日に合流。「メディカルスタッフとともに取り組んでいるリハビリは順調」「数日は特別メニューをこなし、スタッフの管理の下で慎重な判断が下される」と伝えられています。欧州最高峰を狙う大事なキャンプには、鼠径部を痛めていたナビ・ケイタも参加しており、クロップ監督のチームは満を持してエスタディオ・メトロポリターノに登場することができそうです。
アヤックスとの準決勝セカンドレグで、劇的な勝利に歓喜したハリー・ケインが走っているのを目撃したスパーズサポーターは、6月1日なら充分間に合いそうとテンションを上げていたのではないでしょうか。プレミアリーグ17ゴールのエースは、15日にトレーニングに復帰しており、最高のステージでファン・ダイクとのマッチアップを堪能できる見通しです。プレミアリーグのケガ人情報をまとめている「PhysioRoom」は、デル・アリ、フェルトンゲン、ダニー・ローズ、ダヴィンソン・サンチェス、ハリー・ウィンクスの復帰時期を「6月1日」と明示。ポチェッティーノ監督は、ソン・フンミンとルーカス・モウラをどう起用するか、アルデルヴァイレルトの相棒をどうするかなど頭の痛い問題と向き合っている最中だと思われます。
プレミアリーグが終わってから3週間以上待たされるスケジュールに、私たちは何を試されているのだろうと憤慨していたのですが、ベストメンバーを揃えるためのリードタイムだったと捉えればいいですね。あらためて、楽しみになってきました。素晴らしい4チームに、悔いの残らないベストパフォーマンスを期待しましょう!
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更新お疲れさまです。
アーセナルファンとしては勘弁してくれよといったところです。デニススアレスもラムジーもダメとなるとイウォビにがんばってもらうしかないですね。
もうこの一件をエネルギーに変えて、ミキの為にと一枚岩になってほしいです。
ミキの件はケガで出場できないといったこととは話が違いすぎます。
EL出場チームにアルメニア人がいることをわかっている上で、アゼルバイジャンを決勝の地に選んだUEFAには不信感を抱かざるを得ません。
PLでCL権を獲得出来ていればボイコットすら視野に入れてもよかったと思いますが、情けないことにチームがそういった現状で無いのが残念です。
ただ、こういったチーム状況のなか「行かない」という選択をしたミキやミキの選択を尊重したフロントの決断は素晴らしいと思います。
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おそらくアザールのチェルシーでのラストダンスになるこの試合、彼の素晴らしいプレーとチェルシーの勝利を期待してます!
アーセナルにとって、この決勝での勝利は非常に大きな意味を持っていると思います。(中長期的には何も問題は解決されてないとも思いますが。)
ただ私はこのムヒタリアンの決定を支持します。
UEFAがコントロールできる問題をはるかに超えていますから、何が起こるか分かりません。
UEFAにはこの失敗から学び、今後はこのようなことがないように願います。
サッカーと言う枠を超えた
余りにも難しい国際問題。。。
ミキと言う個人の下したであろう決断が
おそらく、何らかの真実を語っているのでは
ないでしょうか?
お前ら全員、リスペクトを!
学ぶこと、知識を持つことの大切さを
痛感させられる記事でした。。