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スターリング&フォーデン!攻め続けたマンチェスター・シティがサグレブを一蹴!

プレミアリーグでは全勝リヴァプールに5ポイント差をつけられていますが、チャンピオンズリーグはシャフタール・ドネツクが待ち構えるウクライナ遠征で0-3快勝と順調な滑り出し。ペップ・グアルディオラの最強チームが、シティ・オブ・マンチェスターにディナモ・ザグレブを迎えます。さっそくスタメンをチェックしましょう。GKエデルソン、DFカンセロ、フェルナンジーニョ、オタメンディ、バンジャマン・メンディ。MFロドリ、ダヴィド・シルヴァ、ギュンドアン、FWマフレズ、アグエロ、ベルナルド・シウヴァ。ジョン・ストーンズとラポルテが戦列を離れ、プレミアリーグのエヴァートン戦で足を痛めたデブライネはベンチから外れていますが、この顔ぶれなら勝ち点3をゲットできるでしょう。

開始早々にピッチに倒れ込んだロドリは、プレイできるようです。マンチェスター・シティの最初のチャンスは12分。モロのバックパスをアグエロがさらい、ドリブルでボックス右に持ち込んでリヴァコヴィッチを抜きにかかりますが、体を張ってコースを塞いだGKがフィニッシュをブロック。中央でグラウンダーを受けたギュンドアンのシュートはDFにヒットし、こぼれ球に反応したベルナルド・シウヴァのボレーは浮いてしまいます。16分、ザグレブのミスパスの先にはロドリがおり、ダイレクトの縦パスがアグエロに通りますが、切り返しはテオフィル・カテリンにカットされ、浮いたボールを直接叩いたベルナルド・シウヴァは、またも枠に入れられませんでした。

17分にバンジャマン・メンディが斜めに出したパスを受けたアグエロは、振り向きざまの左足シュートがGKの頭上にアウト。21分にダヴィド・シルヴァがボックス左を突破すると、マフレズがスルーした後ろから走り込んだギュンドアンのダイレクトショットはクロスバーに阻まれました。2分後、バンジャマン・メンディが速いクロスを入れると、競り合いのこぼれ球がダヴィド・シルヴァの足元に落ちるも、キャプテンの決定的なボレーは右に逸れていきます。27分、ダヴィド・シルヴァのスルーパスでアグエロが左に抜け出しますが、角度が厳しくなってしまい、左足のシュートをGKにぶつけてしまいました。

攻め続けているプレミアリーグ王者は、シュートの精度が課題です。42分、ギュンドアンのパスで左から抜けようとしたダヴィド・シルヴァが転倒しますが、PKを示す笛は鳴りませんでした。前半は0-0。後半開始直後の48分、ギュンドアンがゴール前に上げたボールを処理しようとしたGKとDFが接触し、カットしたアグエロが右から折り返しますが、黄色い壁が必死にクリア。ペップは56分という早い時間にベルナルド・シウヴァを諦め、ゴールマシンをピッチに送り出します。交代策が実ったのは66分でした。CKの二次攻撃で、中央のロドリが斜めに出した素晴らしいスルーパスで左のマフレズがフリー。ニアに入ったグラウンダーを押し込んだのは、今季プレミアリーグで6戦6発のラヒム・スターリングでした。

シュートが打てないザグレブに、追いつく気配は感じられません。71分、レフェリングに文句をつけたのか、ペップ・グアルディオラにイエローカード。73分のカウンターは、カンセロのアーリークロスをアグエロがヘッドで合わせますが、GKの正面に飛んでしまいます。80分に左からダヴィド・シルヴァが抉ったアタックは、逆サイドにまわったギュンドアンのシュートがクロスバー越え。マン・シティが追加点をゲットしたのは、試合が終わろうとしていた95分でした。スターリングが仕掛けたカウンター。ドリブルでボックス手前まで上がり、右にラストパスを転がすと、90分を過ぎてからダヴィド・シルヴァと代わっていたフィル・フォーデンが左のサイドネットを揺らしました

ポゼッション81対19、シュート数20対2、オンターゲットは6対1。プレミアリーグで見慣れた完勝パターンです。ペップの目標は決勝トーナメント進出でも首位通過でもなく、タイトな年末に向けて最後のサグレブ戦を消化試合とすることでしょう。プレミアリーグ勢の苦戦が続くなか、このチームだけは安心して観ていられます。ウルヴス、クリスタル・パレス、アタランタ、アストン・ヴィラ、サウサンプトン。本職のCBがひとりしかいないチームは、10月の5試合を全勝で駆け抜けるのではないかと思われます。やっぱり強いです。

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“スターリング&フォーデン!攻め続けたマンチェスター・シティがサグレブを一蹴!” への1件のコメント

  1. ペップの街 より:

    殆どハーフコートのオフェンス練習みたいな試合でした。
    ロドリが秀逸で見事な捌きでした。カンセロも良かったです。
    一方的な試合にありがちな点が入りそうで入らない展開でしたが、突破口を開いたのはやはりスターリングでした。
    ダヴィ・シルバに代えてのフォーデン投入はもっと早くても良かったと思いました。
    あの時間帯ではフォーデンに酷だとちょっとペップに不満を抱いたのですが、駄目押しゴールをスッキリ決めてくれました。
    デ・ブライネもそうそう出突っ張りとはいかないようで、いよいよフィルの活躍が期待できます。

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