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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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止まらないスターリング!マンチェスター・シティがアタランタに5発圧勝でCL3連勝!

プレミアリーグでは2位ながら、チャンピオンズリーグは連勝発進のマンチェスター・シティ。アタランタとのホームゲームに勝てば、早期のグループステージ首位突破が見えてきます。ペップ・グアルディオラ監督は、プレミアリーグ9節のクリスタル・パレス戦から4人を代えて大事な一戦に臨んでいます。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、フェルナンジーニョ、ロドリ、バンジャマン・メンディ。MFギュンドアン、フィル・フォーデン、デブライネ、FWマフレズ、アグエロ、スターリング。キックオフから間もなく、両者とも攻める意志を明確にしています。4分、バンジャマン・メンディにイエローカード。フェルナンジーニョとロドリの急造CBコンビは、カウンターに要注意です。

8分に左から突破を図ったゴセンスは、グラウンダーが味方に合わず。12分にもスルーパスで縦に抜けたゴセンスからクロスが上がりますが、カスターニュのヘッドはクロスバーを越えていきます。マン・シティはロドリが中盤に上がっており、カイル・ウォーカー、フェルナンジーニョ、バンジャマン・メンディで最終ラインを形成しているようです。16分にドリブルで左から上がったフィル・フォーデンは、スターリングとのパス交換でボックスに入り、ジムシティと絡んで転倒しますが、PKを示す笛は鳴らずシティ・オブ・マンチェスターにブーイングが鳴り響きます。

20分を過ぎてもマン・シティのシュートはゼロ。22分の波状攻撃は、バンジャマン・メンディのパスをデブライネが縦に送り、スターリングがボックス左でフリーになると、DFの股間を通したラストパスがフリーのアグエロの後ろに出てしまいました。直後、スターリングが落としたボールを受けたアグエロのコントロールショットは、GKゴッリーニが指先で弾いてCK。2人をごぼう抜きにしてゴールライン際を進んだフィル・フォーデンは、ニアに走り込んだアグエロに優しいグラウンダーを転がすも、エースのフィニッシュは浮いてしまいました。

27分、自陣にこもっていたアタランタが久々の逆襲。右からドリブルで上がったイリチッチがボックスの入り口で切り返しを入れると、フェルナンジーニョが引っ掛けてしまい、レフェリーは即座にPKを宣告します。マリノフスキーがエデルソンの逆を突いてゴール左に蹴り込み、アウェイチームが望外の先制点をゲットしますが、慌てなかったマン・シティは34分に同点ゴール。フィル・フォーデン、ギュンドアンとつながったボールが左のスターリングに渡り、切り返しからゴール前に浮き球を入れると、最終ラインと入れ替わったアグエロが難なく右足で合わせました。

さらに38分、プレミアリーグ最強王者がカウンターから逆転ゴールを決めました。自陣からドリブルで進んだスターリングが、デブライネとのワンツーから一気に加速。ボックスに入って打とうとしたところをマジエッロが無謀なスラインディングで止めに入り、7番が倒れるや否や当然のホイッスルです。アグエロが左隅に転がして2-1。リードしたホームチームは、気分よくハーフタイムを迎えると思いきや、41分に激痛のアクシデントに見舞われました。太腿の裏を手で押さえたロドリがリタイア。最終ラインに入ったのは、負傷が癒えたばかりのジョン・ストーンズです。

45分のショートコーナーは、デブライネの落としをダイレクトで叩いたカイル・ウォーカーの強烈な一撃を、GKゴッリーニが右に飛んでセーブ。ガスペリーニ監督は、ハーフタイムにCBのマジエッロと前線のアレハンドロ・ゴメスを下げてムリエル&パサリッチ投入というギャンブルに出ますが、止まらないスターリングが58分に3点めをゲットして勝負を決めました。マフレズの縦パスでデブライネが右サイドを突破。切り返しでひとり外してラストパスを転がすと、フォーデンは無理せず左に流し、フリーの7番が右足を思い切り振り抜いてゴール左上に突き刺しました。

シティ・オブ・マンチェスターに詰めかけたサポーターが、後半はスターリングのゴールショーだと気づいたのは64分でした。ギュンドアンのスルーパスで左から抜け出した快足ウインガーが、トロイを切り返しであっさりかわして左隅に蹴り込みます。4分後、フィル・フォーデンのパスを巧みにトラップしたアグエロがゴッリーニと1対1。エースのシュートはGKにブロックされますが、右のマフレズにパスがまわり、ゴールに向かうクロスが中央に絞ってきたスターリングの足元に届きます。イージーなボレーがゴールの真ん中に刺さって5-1。絶好調のイングランド代表は、たった12分でハットトリックを完成させました。

デブライネをオタメンディにスイッチしたペップは、72分にバンジャマン・メンディを下げてジョアン・カンセロ。75分にフォーデンのスルーパスでラインの裏に抜け出したスターリングは、ゴールに飽きてしまったかのようにあっさり左に外しました。圧倒的な個人力でイタリアのクラブをねじ伏せた圧勝劇。5ゴールすべてに絡み、3ゴール1アシストというスタッツを残したスターリング無双に拍手を送るのみです。

82分に無用なイエローをもらって退場となったフィル・フォーデンには、4点リードの試合でやってはいけないことだったと肝に銘じていただければと思います。素晴らしいプレイを堪能できるチャンスが、1回減ってしまいました(怒)。シティ・オブ・マンチェスターのみなさん、彼のパスワークが素晴らしかったのは確かですが、レッドカードで戻ってきた選手には拍手ではなく明るい罵声を浴びせましょう。ロドリのアクシデントと若きプレーメイカーのうっかりがなければ、手離しで喜べる勝利でした。昨季プレミアリーグ王者は、次節のアタランタとのアウェイゲームに勝てば、2試合を残してグループステージ首位通過が決まります

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“止まらないスターリング!マンチェスター・シティがアタランタに5発圧勝でCL3連勝!” への3件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    スターリングは全5得点に絡む活躍でした
    ちょっと退場は厳しいようにも思えましたが軽率なファールでした
    フォーデンをプレミアでもスタメンで使ってほしいですね

  2. ペップの街 より:

    同点にしてからはシティ劇場でしたね。それにしてもロドリの負傷は痛いです。これでフェルナンジーニョの負担が続くのも気掛かりです。
    フォーデンは素晴らしかったです。2つ目のファウルは気負い故でしょうが、ペップには叱られるかな⁉️

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    この試合のMVPはスターリングで万票一致!
    だけど、この日のシティのサッカーを成立させたのは質じゃなくて量の部分…中盤で1人走り回って働いてくれたフォーデンの活躍あってこそでしたよね♪ 

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