またも1ゴール…低調マンチェスター・ユナイテッド、退屈なアウェイ勝利!
静かに立ち上がったアウェイチーム。3バックとその前の4枚の間に、広大なスペースがあるのが気になります。ワン=ビサカとブランドン・ウィリアムズにサイドから仕掛けさせようとしていますが、中盤や前線のフォローがなければ突破は望めないでしょう。最初のチャンスは15分。右サイドからマタが蹴ったFKがファーのマクトミネイに届くと、フリーで叩きつけたヘディングシュートは惜しくもニアに外れます。20分を過ぎても、両者ともシュートは1本のみ。パルチザンの1発は、プレミアリーグでは活躍できなかった浅野拓磨の強引なミドルです。
22分、右サイドからのボールを中央でトラップしたマクトミネイが左隅を狙うミドルを放つも、明らかに当たり損ね。マンチェスター・ユナイテッドの3-4-2-1は、相変わらず間延びしています。25分を過ぎた頃から攻勢を強めるパルチザン。35分に右から打ったアルメイダのミドルは、枠を捉えることができませんでした。37分、マン・ユナイテッドに2度めのビッグチャンス。左からのクロスのクリアをガーナーがトラップし、右に蹴ったボールを再度跳ね返されると、ワン・ビサカが詰めて足に当てました。ボックス手前でこれを拾ったリンガードが、小さなモーションから右隅を狙うとボールはポストにヒット。パルチザンもお返しとばかりに、40分にサディクがコントロールショットをポストに当てました。
42分のホームチームのカウンターは、ボックスの入り口でラストパスをもらった浅野拓磨が倒れ込みながら右隅を狙いますが、微妙にコントロールが狂ってファーポストすれすれでアウト。アウェイチームの先制点は、この直後でした。マタのロングフィードで左サイドを疾走したブランドン・ウィリアムズが、強引にドリブルで勝負。追いかける格好となったミレティッチが引っ掛けてしまい、レフェリーは迷わずPKを宣告します。マルシアルが左に決めて0-1。シュートが3本しかなかったマン・ユナイテッドが、1点リードで折り返しました。
47分、ボックス手前中央から蹴ったナトホのFKは、右のポストの外に切れていきます。52分には、スマが緩急が激しいドリブルでマグワイアを抜き去り、前が空いたところで左足を振り抜きますが、ロメロが素晴らしい反応で手に当て、チームを救いました。スールシャール監督は、60分にワン=ビサカとマルシアルに代え、ラシュフォードとダニエル・ジェームズをピッチへ。パルチサンが主導権を握っていますが、マン・ユナイテッドの最終ラインが崩されるシーンはありません。73分、縦に入ったボールをスマーが脇に流すと、サディクのダイレクトショットは左に曲がり、ポストをかすめてアウト。82分のCKは、ニアで頭を振った浅野のシュートをロメロがセーブします。
1点を守り切ったマンチェスター・ユナイテッドがアウェイで勝ち点3。結果は出したものの、シュート数12対5と押された一戦は、とにかく退屈でした。ロメロが素晴らしいGKであると再確認したことと、ガーナーとブランドン・ウィリアムズが場数を踏めたことを喜ぶしかありません。12試合連続で2ゴール以上がなく、直近5試合でわずか3ゴール…。週末のプレミアリーグはアウェイのノリッジ戦ですが、ドロー以下で終わる可能性は低くはないでしょう。スールシャール監督には、ダニエル・ジェームズの爆発やセットピース以外でゴールを決める道筋を早急に構築していただければと思います。
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