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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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最下位に1-1ドローも問題なし…アーセナルはELグループステージ首位通過まであとひとつ!

グループステージ首位通過というミッションを達成すればOKと考えれば、3連勝の後のアウェイでドローは納得の着地ですが、3試合連続で引き分けのチームにモヤモヤしていたグーナーには、もの足りない試合に映ったのではないかと思います。ヨーロッパリーググループステージ4節、ギマランイスVSアーセナル。水曜日の夕方という変則開催だった試合は、終了直前に追いつかれて勝ち点1に終わりました。

エメリ監督が選ぶELの11人は、いつも通り若手とサブの選手が中心。GKマルティネス、DFムスタフィ、パパスタソプーロス、ホールディング。中盤センターにダニ・セバージョスとウィロック、アウトサイドにティアニーとメートランド=ナイルズ、前線にサカ、マルティネッリ、ニコラ・ペペという布陣です。中盤でのせめぎ合いが続いた序盤戦で、最初に決定機を創ったのはギマランイスでした。8分にペペ・ロドリゲスが右足で放ったミドルが、左のポストにヒット。シュートレンジでスペースを空けがちなガナーズは、11分にもエヴァンゲリスタに強烈なミドルを許しますが、マルティネスが右に飛んで指先で弾くビッグセーブでCKに逃れました。

18分に左サイドで得たホームチームのFKは、ニアでラインの裏に入ったタプソバのバックヘッドをマルティネスがぎりぎりでセーブ。21分、ボックス右で巧みに反転したマルティネッリがクロスを上げると、クリアを拾ったニコラ・ペペはトラップが大きくなり、打ち切れません。直後、左サイドを突破したサカのクロスはホールディングにぴったりでしたが、ヘディングシュートはクロスバーの上。26分には、右からのFKに対応したパパスタソプーロスのクリアがダヴィッドソンに渡ってしまい、右隅を狙ったコントロールショットがポストの脇を抜けていきます。

31分にペペ・ロドリゲスが左から巻いたFKに、今度はヴェナンシオがフリー。バックヘッドは枠に飛ばなかったものの、セットピースのマークが緩くなりがちなのが気になります。ホームチームの守備陣は、ホールディングのヘッド以外にシュートを許していません。40分、左から流れてきたボールをエヴァンゲリスタがヒールで落とすと、ダヴィドソンの足元に入る寸前でパパスタソプーロスがクリアしました。前半は0-0。ガナーズの若いアタッカーたちは、まともにシュートを打てずにハーフタイムを迎えました。

48分、右サイドからドリブルで仕掛けたエドワーズは、ゴールラインまで抉った後の折り返しが味方に届かず。プレミアリーグのクラブの陣形は、前線に張る3人と中盤に距離があるのが気になります。52分に敵陣でサカが奪うと、中央でパスをもらったニコラ・ペペは強引なドリブルをカットされました。太腿の裏を痛めたダニ・セバージョスが54分に下がり、グエンドゥジが中盤に入ります。62分、ニコラ・ペペのCKに競り勝ったムスタフィのヘッドは、クロスバーの上に消えていきました。

65分、サカが下がってラカゼット登場。プレミアリーグで2発に留まっているストライカーは、ノースロンドンダービー以来ゴールがありません。これといったチャンスがないまま、残り時間は15分を切りました。78分、ウィロックに代わってルーカス・トレイラ。ガナーズが先制したのは直後の80分、左からのFKのキッカーはニコラ・ペペです。前回の対戦でFKを2本決めていたウインガーがパーフェクトなキックでムスタフィに合わせ、フリーで叩いたヘディングシュートがゴールの左隅に吸い込まれました。

0-1とされ、反撃を開始したギマランイスが追いついたのは、追加タイムに入った91分。右サイドからドリブルで上がったエドワーズがホールディングをかわしてクロスを入れると、ロシーニャのヘッドが高く浮き上がり、落下点にいたブルーノ・ドワルチがバイシクルでねじ込みました。93分にムスタフィのクリアが左のポストの外にヒットし、直後にボックス左のロシーニャが放ったシュートは惜しくもファーポストの外。アーセナルは何とか耐え抜き、1ポイントを持ち帰ることができました。

オンターゲットは4対1。3トップが常に善戦に張っているため流動性がなく、フリーでシュートを打てるスペースを創れなかったのが苦戦の原因でしょう。多少無理めでも、ミドルレンジから打つ姿勢を見せていれば、ホームチームの最終ラインに焦りが生まれたかもしれません。とはいえ、3勝1分で首位キープなら問題なし。フランクフルトとスタンダール・リェージェのいずれかに勝てば、首位通過が決まります。

問題は、週末のプレミアリーグで当たるレスターでしょう。昨季のキングパワーでは、後半に3発決められて完敗しています。前線に変化をもたらすことができるメスト・エジルに期待したいところですが、エメリ監督はどんなメンバーで戦おうとしているのでしょうか。注目の一戦は、日本時間の10日2時30分にキックオフです。(ニコラ・ペペ 写真著作者/Bigmatbasket)

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“最下位に1-1ドローも問題なし…アーセナルはELグループステージ首位通過まであとひとつ!” への5件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    アーセナルの記事書くんですね
    変なグーナー寄ってきそうで不安だな
    チームが調子悪いからってグーナーはいい加減にしてほしい

  2. ルーニー より:

    ぺぺはフランスにいたときの方がいい選手に見えました。リーグやチームが違うとやりにくいんでしょうか。好きな選手なのでユナイテッド戦以外ではもう少し活躍してほしいです

  3. エミリー より:

    更新ご苦労様です。

    この試合の後に首位キープだから問題なし!大事なのは週末だ!!と感じるのはさすがに・・・無理です。物足りないどころか絶望に近いメンタルです。本気で残り2試合を連敗してグループリーグ敗退する可能性すら感じています。むしろ余裕を持って突破できると思う方が楽観に過ぎます。

    アーセナルが完全に試合を支配し波状攻撃をしかけながらも若いアタッカー陣が最後まで試合を決めきれずに相手がワンチャンスを物にした・・・それなら話は全然別です。まだ首位だ!次節のホームは爆発してくれ!期待してるよ!です。
    しかしながら・・・現実は・・・全然違いますからね。

    私はエメリ解任は時間の問題だと思っています。既にいつ?が最大の焦点であり解任が妥当かどうか検討する段階ではないでしょう。少なくても私はプレミアでまだ5位だ!時期尚早だ!とは露ほども思えないですね。
    ましてや・・・ELのグループリーグで首位にいることなど評価に値しませんよ。だって当然ですから。

    —–
    それなりの選手が、サボってるわけでもなくやってるのに、どうしてこうもまとまらないものか(泣)
    仕組みとしてまったく機能しないんですよねぇ。
    見所が作れないというか、緩急もないし、眠気だけは強烈に与えてくれますね(泣)

    いつも思うけど、ムスタフィはヘディング上手いですよね。
    まあ、負けなかった!というのをポジティブにとらえたいです。けども…。

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    1
    まだ誰も変なコメント書いてないのにわざわざそんなこと言いに来るなよ…

  5. グナザウ より:

    エメリ最後の試合になるかもしれないが勝つ可能性の低い試合を2時に起きて見る気には到底なれない気持ちです。いっそのこと大敗してエメリの解任確実になればそれはそれで今の苦痛から解放されるだけまだマシかもとさえ思う始末。ただただ悲しい。

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