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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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チャンスを逃し続けたロナウド…マンチェスター・ユナイテッドは苦手のスペインにホームで敗戦!

プレミアリーグ4連勝で5位に浮上したマンチェスター・ユナイテッド。ヨーロッパリーグの初戦は、苦手としているスペインのクラブとのホームゲームです。レアル・ソシエダはラ・リーガで2勝1分1敗の9位。トップ下には36歳になったダヴィド・シルヴァ、前線には久保建英の姿があります。

テン・ハフ監督は、プレミアリーグで出番に恵まれていない選手を起用しています。GKデ・ヘア、DFダロト、リンデロフ、マグワイア、タイレル・マラシア。中盤はエリクセン、カゼミーロ、フレッジ、前線にアントニー、クリスティアーノ・ロナウド、エランガというラインナップです。

アンセムを控えたオールド・トラフォード。96歳で亡くなったエリザベス女王に黙祷を捧げ、間もなくキックオフの笛が鳴り響きました。立ち上がりから押しているのはマンチェスター・ユナイテッド。サイドでは優勢ですが、ビルドアップが不安定で、10分過ぎから前にボールが出なくなってきています。

13分に右サイドで競ったボールがラインの裏に流れ、さらったロナウドがゴール前に持ち込むと、戻ったゴロサベルが落ち着いてカット。17分にエリクセンが上げた右からのアーリークロスは、ロナウドの頭に合わず、左に流れていきます。ドリブルを奪われ続けているアントニー。24分の左からのCKは、ダロトとマグワイアの頭をかすめてゴール前を横切っていきました。

26分のCKは、ボックス右でトラップしたアントニーのクロスをGKレミロがキャッチ。30分に左に回り込んで放ったフレッジのミドルは、エランガに当たってしまいました。オンターゲット1-0という静かなゲーム。後半から入ったブルーノ・フェルナンデスが46分に絶妙なクロスを上げるも、ロナウドはヘディングを枠に入れられません。

エリクセンとダロトが下がり、最終ラインにリサンドロ・マルティネス。48分のロナウドのミドルは、レミロの頭上を越えていきます。53分、久保の素晴らしいクロスに合わせたセルロートのヘッドは枠の上。56分に右に流れた久保がニアにグラウンダーを転がし、ダヴィド・シルヴァが左足を振り抜くと、リサンドロ・マルティネスのブロックがハンドを取られました。

足に当たったボールが肘に触れた不可避なタッチ。今季のプレミアリーグでは取られないでしょう。ブライス・メンデスのキックで0-1はやむなし。マンチェスター・ユナイテッドのテーマは、2点をゲットできるかどうかです。

64分に久保が打った強烈なミドルは、デ・ヘアがセーブ。1分後、右に出たブルーノの完璧なクロスがファーのカゼミーロに通りますが、フリーで叩きつけたヘッドは高く跳ねてバーを越えました。チャンスを創れなかったアントニーと、再三左サイドを切り裂いたエランガは70分にアウト。両サイドに入ったのは、サンチョとガルナチョです。

77分、右隅を狙ったカゼミーロのミドルはレミロがセーブ。85分にブルーノがボックス左に頭で送ると、一瞬フリーになったロナウドは打てず、PKをもらう仕草は認められません。追加タイムはレアル・ソシエダのカウンターのほうが脅威で、0-1のままでタイムアップ。ビハインドを背負う展開で、後半のオンターゲットがカゼミーロの2本のみでは、この結果を受け入れるしかありません。

エリクセンがいないと厳しい。ロナウドに頼ると厳しい。カゼミーロは、フィットすれば中盤を仕切ってくれるのではないでしょうか。敗れはしたものの、今までサブだった選手と新戦力をチェックできたのは収穫といっていいでしょう。日曜日のプレミアリーグ7節、クリスタル・パレス戦で勝っていただければOKです。

それにしても、スペインにやられますね…。昨季のCLではビジャレアルに連勝したものの、アトレティコ・マドリードに完敗。ELのトロフィーを獲ってほしいサポーターとしては、セヴィージャが落ちてこないことを祈るばかりです。そう、最後にひとつだけ。久保建英、よかったですね!


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