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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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テン・ハフ采配が的中!マンチェスター・ユナイテッドがバルセロナを逆転で下し、ELラウンド16進出!

カンプ・ノウのファーストレグは2-2ドロー。オールド・トラフォードで勝てばOKという条件はアドバンテージではあるものの、リヴァプールの厳しい結果を見た今、強気なことはいえません。ヨーロッパリーグプレーオフ、マンチェスター・ユナイテッドVSバルセロナ。テン・ハフ監督の11人は、現在のベストメンバーです。

GKデ・ヘア、DFワン=ビサカ、ヴァラン、リサンドロ・マルティネス、ルーク・ショー。中盤センターにカゼミーロとフレッジ、2列めにガルナチョ、ブルーノ・フェルナンデス、ヴェグホルスト、最前線にプレミアリーグ14ゴールのラシュフォード。キックオフから厳しいプレスを仕掛けるホームチームは、上々の立ち上がりといっていいでしょう。

3分にカゼミーロのロングフィードが右のブルーノに通り、ボックスに入った8番がフリーで打ったシュートはシュテーゲンが足でセーブ。二次攻撃からのカゼミーロのミドルは、DFにヒットしました。クンデが右、アラウホがセンターという布陣を見たホームチームは、ラシュフォードが左にまわり、サンチョがトップ下。ヴェグホルストは前線にシフトしています。

16分にヴァランがクロスをクリアすると、ボールを追ったバルデの腕をブルーノが巻き込んで倒してしまい、ジャッジはPK。レヴァンドフスキのトリッキーなキックはデ・ヘアが左に飛んで弾いたものの、ボールはサイドネットに収まりました。欧州の主要リーグで最も失点が少ないチームに対して、避けたかった失点です。

22分、ルーク・ショーが逆サイドにアーリークロス。ブルーノのボレーはうまく当たらず、シュテーゲンが難なくキャッチしています。ポゼッションを取っているマンチェスター・ユナイテッドは、サイドにパスを通した後、シュートレンジに運べません。敵陣で奪った36分の波状攻撃は、右に流れていたフレッジのボレーがGKの頭上を越えていきました。

40分、ワンツーで中に入ったハフィーニャのシュートはバーの上。45分にデ・ヘアがセルジ・ロベルトにプレゼントした大ピンチは、リサンドロ・マルティネスとカゼミーロの必死のチャージでなかったことになりました。前半のシュート数は4対4、オンターゲットは2対1。有利な体勢だったブルーノの不必要なファールが悔やまれます。

テン・ハフ監督はハーフタイムにヴェグホルストを下げ、アントニーを投入。ラシュフォードの後ろにブルーノ、サンチョは左です。キックオフから90秒、左サイドでサンチョが奪い、ブルーノが中央に速いラストパスを入れると、フレッジが右足で放った一撃が右隅に突き刺さりました。

49分、ヴァランが縦に出したロングフィードを追ったアントニーは、クリステンセンのチェックを受けて枠に打てず。53分にクリアを体に当てて奪ったラシュフォードは、右から強引に突破してニアを狙うも、ブロックされてしまいました。55分のアントニーのミドルは、シュテーゲンの正面。主導権を握っているのは、プレミアリーグ3位のクラブです。

62分、ヴァランの縦のスルーパスでアントニーが抜け出したシーンは、「シュートじゃないだろう!」と叫んでしまいました。64分にフレンキー・デ・ヨンクが左からゴール前に浮かすと、サンチョをかわしたクンデのヘッドはデ・ヘアがビッグセーブ。CKの二次攻撃からケシエが打った左足ミドルは、チームを救った守護神の正面です。

テン・ハフ監督の2枚めのカードは66分。バルデを自由にしていたワン=ビサカを下げ、ダロトに右サイドを託します。同時にサンチョも代え、金髪になったガルナチョ。73分に左サイドでルーク・ショーがボールを残し、フォローしたブルーノがニアのガルナチョに預けてから、サポーターの歓喜までは一瞬に感じられました。

18歳のシュートはクリステンセンがブロック。フレッジのダイレクトはフレンキー・デ・ヨンクに当たり、こぼれ球がボックス右にいたアントニーの足元に落ちました。左足のボレーは、ファーのサイドネットに一直線。ファーストレグでは2-2に追いつかれたチームは、リードしたまま試合を終えられるでしょうか。

79分、右から上がったカゼミーロからアントニー、ラシュフォードと縦につながり、10番のフィニッシュは右にアウト。87分にラシュフォードが役割を終え、マクトミネイが前線のチェイシングをまかされています。追加タイムのピンチは、フェラン・トーレスがボックス右からフリーでクロスを上げたシーンのみ。マン・ユナイテッドが勝ち切り、ラウンド16に進出しました。

シュート数は13対6、オンターゲットは5対3。テン・ハフ采配が冴えた一戦でした。ハーフタイムのアントニー投入で、ラシュフォードとブルーノの可動域を広げて同点に追いつくと、66分には危険なシーンが増えていたワン=ビサカのサイドを修正。ダロトの投入でバルデのアタックを抑え、逆転ゴールが決まると、マクトミネイにパスコースを限定させて勝利に辿り着きました。

マンチェスター・ユナイテッドの次戦は、グループステージを首位で通過したチームです。ラウンド16では、アーセナルとのプレミアリーグ対決はなし。フェネルバフチェ、フェレンツヴァーロシュ、フェイエノールト、フライブルク、レアル・ベティス、レアル・ソシエダ、ウニオン・サン=ジロワーズのいずれかと当たります。

バルサに勝った後、スペインとの連戦はノーサンキュー。移動時間が短いベルギーが第一希望です。いやー、うれしいですね。この勢いを日曜日のウェンブリーに持ち込んで、久しぶりのトロフィーをゲットしていただければと思います。


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