2023.03.15 チャンピオンズリーグ2022-23チャンピオンズリーグ
57分で5ゴールは史上最多&最速!PKとこぼれ球だけでCLレコードのハーランド…なんそれ⁉
驚愕のショータイムの始まりは21分。左からのCKをロドリと競ったヘンリクスが、ボールが右手に当たったとしてPKを取られました。キッカーはもちろん、アーリング・ブラウト・ハーランド。11分にナタン・アケのフィードで裏に抜け、GKブラスヴィヒとの1対1でシュートをぶつけてしまったストライカーは、コースを読まれながらも右隅に決めました。
チャンピオンズリーグ2022-23シーズン、ラウンド16のマンチェスター・シティVSライプツィヒ。アウェイゲームを1-1で終えたペップのチームは、ホームで勝ち切ってベスト8に進むだろうと思っていました。試合前に注目していたのは、エースよりもケヴィン・デブライネでした。プレミアリーグ12アシストのMFは、先発から外れる試合が増えていたからです。
稀代のプレーメイカーに対する指揮官のオーダーは、「基本に立ち返ってほしい。シンプルにプレイしてほしい」。キックオフの直前に2列めでプレイすると確認した後、しばらくは17番のポジションを気にしていました。注目する選手が明確に変わったのは、PKの2分後のゴールシーンを見てからです。
最後方からのロングフィードを後ろのデブライネにつないだハーランドのヘッドは、ガツンという音が聞こえてくるようなワイルドな落としでした。ベルギー代表の左足ミドルがクロスバーを叩くと、詰めたストライカーが頭でプッシュ。縦のラインだけで決まった衝撃の1発を目撃した瞬間、「なんそれ!」というひとことしか出てきませんでした。
勝負が決したのは、前半の追加タイム2分。左からのCKにルベン・ディアスが競り勝ち、GKが触ったボールが右のポストに当たってゴールライン上に転がると、信じられないスピードでダッシュしてきたハーランドがハイダラのクリアをカットして押し込んでしまいました。
前半だけでハットトリック。後半開始から4分、グリーリッシュのグラウンダーを足元に収めたギュンドアンが、左にもって右隅に決めた4点めは、あまりにもフツーのマン・シティで感動がありません(後で見直すと美しいシュートでした)。その4分後、右からのCKがファーのベルナルド・シウヴァに届き、ヘッドで右のポスト際に浮かしたボールが彼のレンジに入りました。
カラダを折り曲げるようにして叩いた最初のヘッドはGKがセーブ。混戦からのこぼれ球は従順で、決めてくださいといわんばかりに彼の左足の前に浮きました。この日4発めは、DFの足にぶつけてねじ込むハーフボレー。さらに4分後、1試合5ゴールという記録を達成したのもCKからでした。
ショートコーナーを受けたマフレズが中央にクロスを入れると、アカンジがコースを変えてブラスヴィヒがセーブ。弾いたボールが飛んだコースは、またしてもハーランドの足元です。ネットに突き刺さったハーフボレーは、今度は右足。CLでは2戦連続ノーゴールと不調(?)だったモンスターは、6戦10発としてリーディングスコアラーのサラーをまくりました。
そういえばデブライネは…とわれに返ったのは、92分に美しいコントロールショットを決めるのを見たときです。圧巻の7-0!怖ろしいのは、PK以外の4発はすべてこぼれ球で、ファインゴールがひとつもなかったことです。ポジショニング云々では説明できないイリュージョンショー。「そこは、彼に向かって風が吹いている場所でした」としかいいようがありません。
前半が終わったとき、淡々と展開を書き記すような試合じゃないと気づき、最初から書き直しました。プレイ時間は63分。最後までいれば、もう2つぐらい決めていたかもしれません。シュートは8発8中で、オンターゲット100%。ドリブル成功率も空中戦の勝率も100%です。タッチ数はいつもながら少なく、30回。凄いものを見せつけられたという感覚だけが残っています。
公式戦36試合39ゴールのモンスターには、リオネル・メッシ(達成は85分)とルイス・アドリアーノ(同82分)の1試合5発を上回ってほしかったのですが、そう遠くない未来にまた風が吹くでしょう。マンチェスター・シティのベスト8進出は6年連続です。
チャンピオンズリーグ2022-23シーズン、ラウンド16のマンチェスター・シティVSライプツィヒ。アウェイゲームを1-1で終えたペップのチームは、ホームで勝ち切ってベスト8に進むだろうと思っていました。試合前に注目していたのは、エースよりもケヴィン・デブライネでした。プレミアリーグ12アシストのMFは、先発から外れる試合が増えていたからです。
稀代のプレーメイカーに対する指揮官のオーダーは、「基本に立ち返ってほしい。シンプルにプレイしてほしい」。キックオフの直前に2列めでプレイすると確認した後、しばらくは17番のポジションを気にしていました。注目する選手が明確に変わったのは、PKの2分後のゴールシーンを見てからです。
最後方からのロングフィードを後ろのデブライネにつないだハーランドのヘッドは、ガツンという音が聞こえてくるようなワイルドな落としでした。ベルギー代表の左足ミドルがクロスバーを叩くと、詰めたストライカーが頭でプッシュ。縦のラインだけで決まった衝撃の1発を目撃した瞬間、「なんそれ!」というひとことしか出てきませんでした。
勝負が決したのは、前半の追加タイム2分。左からのCKにルベン・ディアスが競り勝ち、GKが触ったボールが右のポストに当たってゴールライン上に転がると、信じられないスピードでダッシュしてきたハーランドがハイダラのクリアをカットして押し込んでしまいました。
前半だけでハットトリック。後半開始から4分、グリーリッシュのグラウンダーを足元に収めたギュンドアンが、左にもって右隅に決めた4点めは、あまりにもフツーのマン・シティで感動がありません(後で見直すと美しいシュートでした)。その4分後、右からのCKがファーのベルナルド・シウヴァに届き、ヘッドで右のポスト際に浮かしたボールが彼のレンジに入りました。
カラダを折り曲げるようにして叩いた最初のヘッドはGKがセーブ。混戦からのこぼれ球は従順で、決めてくださいといわんばかりに彼の左足の前に浮きました。この日4発めは、DFの足にぶつけてねじ込むハーフボレー。さらに4分後、1試合5ゴールという記録を達成したのもCKからでした。
ショートコーナーを受けたマフレズが中央にクロスを入れると、アカンジがコースを変えてブラスヴィヒがセーブ。弾いたボールが飛んだコースは、またしてもハーランドの足元です。ネットに突き刺さったハーフボレーは、今度は右足。CLでは2戦連続ノーゴールと不調(?)だったモンスターは、6戦10発としてリーディングスコアラーのサラーをまくりました。
そういえばデブライネは…とわれに返ったのは、92分に美しいコントロールショットを決めるのを見たときです。圧巻の7-0!怖ろしいのは、PK以外の4発はすべてこぼれ球で、ファインゴールがひとつもなかったことです。ポジショニング云々では説明できないイリュージョンショー。「そこは、彼に向かって風が吹いている場所でした」としかいいようがありません。
前半が終わったとき、淡々と展開を書き記すような試合じゃないと気づき、最初から書き直しました。プレイ時間は63分。最後までいれば、もう2つぐらい決めていたかもしれません。シュートは8発8中で、オンターゲット100%。ドリブル成功率も空中戦の勝率も100%です。タッチ数はいつもながら少なく、30回。凄いものを見せつけられたという感覚だけが残っています。
公式戦36試合39ゴールのモンスターには、リオネル・メッシ(達成は85分)とルイス・アドリアーノ(同82分)の1試合5発を上回ってほしかったのですが、そう遠くない未来にまた風が吹くでしょう。マンチェスター・シティのベスト8進出は6年連続です。
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