2023.05.18 チャンピオンズリーグ2022-23チャンピオンズリーグ
ハーランドがクルトワに3回止められても4-0…圧巻マン・シティ、昨季王者を撃破してCL決勝進出!
サンティアゴ・ベルナベウのファーストレグは1-1ドロー。エティハドで勝てば、インテルが待つファイナルに駒を進められます。ペップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティにとって、欧州王者との決戦は、2022-23シーズンのなかで最も重要なバトルといっていいでしょう。
ペップの布陣は、年明けから定番となった3-2-4-1です。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ルベン・ディアス、アカンジ。中盤センターにジョン・ストーンズとロドリが並び、2列めにはベルナルド・シウヴァ、デブライネ、ギュンドアン、グリーリッシュ。最前線はプレミアリーグ33試合36ゴールのアーリング・ブラウト・ハーランドです。
立ち上がりからポゼッションを取っているのは、ホームチーム。3分にカイル・ウォーカーが放ったロングシュートは、高く浮いてしまいました。グリーリッシュが左から突破を図った5分のアタックは、逆サイドでクロスを拾ったデブライネの折り返しがハーランドに届きません。
7分にカウンターを仕掛けたのはデブライネ。縦パスで抜け出したハーランドがクルトワをかわすも、ゴールライン際からは打てず、グラウンダーをカットされます。すかさず敵陣で奪ったベルナルド・シウヴァからカイル・ウォーカー、ロドリと右サイドでつながった二次攻撃は、ボックス右を突いたセントラルMFのシュートが左に切れていきました。
縦パスを奪われてばかりのレアル・マドリードは、全員が自陣に引いています。12分のジョン・ストーンズのミドルは左にアウト。13分にグリーリッシュが左から完璧なクロスを上げると、ハーランドの決定的なヘッドは、クルトワが体に当てるビッグセーブで失点を回避しました。ハーフコートマッチを展開しているマン・シティは、早い時間に先制できるでしょうか。
19分に左から直接狙ったデブライネのFKは、ニアポストの外。21分の右からのショートコーナーから、デブライネがファーに浮かすと、アカンジのヘッドがハーランドにぴたりと合いました。決まったかと思われたヘディングシュートは、またもクルトワが右手を伸ばしてビッグセーブ。押し続けていたマンチェスターシティが先制したのは、23分でした。
カイル・ウォーカーのパスを受けたデブライネが、ボックス右に入ったベルナルド・シウヴァに縦のスルーパス。フリーになった20番は、ファーを狙うと見せかけてニアに思い切り蹴り込みました。リードしたプレミアリーグ王者は、追加点を狙っています。27分にギュンドアンの縦パスを受けたハーランドは、右隅を狙った右足の一撃を枠に収められません。
徐々に前に出られるようになったレアル・マドリードは、シュートを打てる形を創れずにいます。31分に左から裏に抜けたヴィニシウスのドリブルは、追いついたカイル・ウォーカーがカット。35分のトニ・クロースの無回転ミドルは、クロスバーに阻まれました。マン・シティの2点めは36分。左からカットインしたグリーリッシュが、ニアに出したパスが秀逸でした。
狭いスペースに走り込んだギュンドアンに、4人が引き寄せられてしまいました。左足のシュートをミリトンがブロックすると、浮いたボールを頭で押し込んだのはベルナルド・シウヴァ。絶好調の20番は、45分にもカットインから左足を振り抜きますが、コースが甘くクルトワが正面でキャッチしました。
この直後にボックス手前でロドリが奪うと、波状攻撃がスタート。グリーリッシュやギュンドアンが打てるチャンスを逃し、後ろからフォローしたアカンジがミドルを打つと、ダヴィド・アラバがかろうじてCKに逃れました。前半は2-0、ポゼッションは72%対28%、シュート数は13対1!最高の45分を過ごしたマン・シティは、後半も落ち着いて戦っています。
50分、裏に抜けようとしたヴェニシウスを抱えたルベン・ディアスにイエローカード。右からファーを狙ったダヴィド・アラバのFKは、エデルソンが上に弾き出しました。受け身にまわる時間が増えたマン・シティは、マイボールになるとスローダウンし、状況を変えようとしています。
60分にデブライネの鋭いパスを中央で受けたギュンドアンは、コースが空いた瞬間に打てず、奪われてしまいました。リードが2点では、どうなるかわかりません。68分に右からカウンターを仕掛けたデブライネは、ハーランドへのグラウンダーが合わず。押される展開になっていますが、残り20分を切ってもペップが動く気配はありません。
73分、アカンジがハーランドに預けたのを合図にペースアップ。落としを受けたギュンドアンのヒールのリターンで、ハーランドがクルトワと1対1になりました。右足のフィニッシュは、GKが足に当ててクロスバーにヒット。3度めも止められたストライカーは、ピッチを叩いて悔しがっています。
勝負を決する3点めは73分。デブライネが左からFKを浮かすと、ニアのアカンジの頭をかすめたボールがミリトンに当たり、クルトワの逆を突いてしまいました。79分、ギュンドアンが下がってマフレズ。ベンゼマの縦パスでヴィニシウスが中央を突破した82分の決定機は、右に流れたベンゼマの一撃と、こぼれ球を叩いたダニ・セバージョスをエデルソンが連続でセーブしました。
84分、デブライネに代わってフォーデン。今季公式戦で3失点が1回しかないチームは、ボールをキープして時間を遣えばOKです。90分、ハーランドのポジションにフリアン・アルバレス。今日のペップの交代策はフツーでした。フォーデンの完璧なスルーパスが、CBの間に転がったのは91分。GKと1対1になったフリアン・アルバレスが冷静に左隅に収めました。
マン・シティ、4-0完勝。シティズンのみなさん、ファイナル進出おめでとうございます!押しまくった前半は圧巻のひとこと。ヒーローは2ゴールのベルナルド・シウヴァですが、左サイドを制圧したグリーリッシュと、前に出てプレスを強化したロドリにも拍手を送りたい一戦でした。
カルバハルとバルベルデの攻撃力を削いだ10番は、チャンスクリエイト3回、ドリブル成功5回、被ファール数5回、デュエル11勝4敗。敵陣での奪取が目立った16番は、113本のパスのうち102本を通し、チャンスクリエイト2回、ドリブル成功2回、リカバリー11回という素晴らしいスタッツを残しています。
プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップはすべてあと1勝。今日の戦いぶりを見る限り、インテルやチェルシーに敗れる姿は想像できません。何かあるとすれば、マンチェスターダービーとなったFAカップではないでしょうか…と、がんばって書いてみました。公式戦23試合連続無敗、CLは無敗、FAカップは無失点。このまま、いっちゃいそうですね!
ペップの布陣は、年明けから定番となった3-2-4-1です。GKエデルソン、DFカイル・ウォーカー、ルベン・ディアス、アカンジ。中盤センターにジョン・ストーンズとロドリが並び、2列めにはベルナルド・シウヴァ、デブライネ、ギュンドアン、グリーリッシュ。最前線はプレミアリーグ33試合36ゴールのアーリング・ブラウト・ハーランドです。
立ち上がりからポゼッションを取っているのは、ホームチーム。3分にカイル・ウォーカーが放ったロングシュートは、高く浮いてしまいました。グリーリッシュが左から突破を図った5分のアタックは、逆サイドでクロスを拾ったデブライネの折り返しがハーランドに届きません。
7分にカウンターを仕掛けたのはデブライネ。縦パスで抜け出したハーランドがクルトワをかわすも、ゴールライン際からは打てず、グラウンダーをカットされます。すかさず敵陣で奪ったベルナルド・シウヴァからカイル・ウォーカー、ロドリと右サイドでつながった二次攻撃は、ボックス右を突いたセントラルMFのシュートが左に切れていきました。
縦パスを奪われてばかりのレアル・マドリードは、全員が自陣に引いています。12分のジョン・ストーンズのミドルは左にアウト。13分にグリーリッシュが左から完璧なクロスを上げると、ハーランドの決定的なヘッドは、クルトワが体に当てるビッグセーブで失点を回避しました。ハーフコートマッチを展開しているマン・シティは、早い時間に先制できるでしょうか。
19分に左から直接狙ったデブライネのFKは、ニアポストの外。21分の右からのショートコーナーから、デブライネがファーに浮かすと、アカンジのヘッドがハーランドにぴたりと合いました。決まったかと思われたヘディングシュートは、またもクルトワが右手を伸ばしてビッグセーブ。押し続けていたマンチェスターシティが先制したのは、23分でした。
カイル・ウォーカーのパスを受けたデブライネが、ボックス右に入ったベルナルド・シウヴァに縦のスルーパス。フリーになった20番は、ファーを狙うと見せかけてニアに思い切り蹴り込みました。リードしたプレミアリーグ王者は、追加点を狙っています。27分にギュンドアンの縦パスを受けたハーランドは、右隅を狙った右足の一撃を枠に収められません。
徐々に前に出られるようになったレアル・マドリードは、シュートを打てる形を創れずにいます。31分に左から裏に抜けたヴィニシウスのドリブルは、追いついたカイル・ウォーカーがカット。35分のトニ・クロースの無回転ミドルは、クロスバーに阻まれました。マン・シティの2点めは36分。左からカットインしたグリーリッシュが、ニアに出したパスが秀逸でした。
狭いスペースに走り込んだギュンドアンに、4人が引き寄せられてしまいました。左足のシュートをミリトンがブロックすると、浮いたボールを頭で押し込んだのはベルナルド・シウヴァ。絶好調の20番は、45分にもカットインから左足を振り抜きますが、コースが甘くクルトワが正面でキャッチしました。
この直後にボックス手前でロドリが奪うと、波状攻撃がスタート。グリーリッシュやギュンドアンが打てるチャンスを逃し、後ろからフォローしたアカンジがミドルを打つと、ダヴィド・アラバがかろうじてCKに逃れました。前半は2-0、ポゼッションは72%対28%、シュート数は13対1!最高の45分を過ごしたマン・シティは、後半も落ち着いて戦っています。
50分、裏に抜けようとしたヴェニシウスを抱えたルベン・ディアスにイエローカード。右からファーを狙ったダヴィド・アラバのFKは、エデルソンが上に弾き出しました。受け身にまわる時間が増えたマン・シティは、マイボールになるとスローダウンし、状況を変えようとしています。
60分にデブライネの鋭いパスを中央で受けたギュンドアンは、コースが空いた瞬間に打てず、奪われてしまいました。リードが2点では、どうなるかわかりません。68分に右からカウンターを仕掛けたデブライネは、ハーランドへのグラウンダーが合わず。押される展開になっていますが、残り20分を切ってもペップが動く気配はありません。
73分、アカンジがハーランドに預けたのを合図にペースアップ。落としを受けたギュンドアンのヒールのリターンで、ハーランドがクルトワと1対1になりました。右足のフィニッシュは、GKが足に当ててクロスバーにヒット。3度めも止められたストライカーは、ピッチを叩いて悔しがっています。
勝負を決する3点めは73分。デブライネが左からFKを浮かすと、ニアのアカンジの頭をかすめたボールがミリトンに当たり、クルトワの逆を突いてしまいました。79分、ギュンドアンが下がってマフレズ。ベンゼマの縦パスでヴィニシウスが中央を突破した82分の決定機は、右に流れたベンゼマの一撃と、こぼれ球を叩いたダニ・セバージョスをエデルソンが連続でセーブしました。
84分、デブライネに代わってフォーデン。今季公式戦で3失点が1回しかないチームは、ボールをキープして時間を遣えばOKです。90分、ハーランドのポジションにフリアン・アルバレス。今日のペップの交代策はフツーでした。フォーデンの完璧なスルーパスが、CBの間に転がったのは91分。GKと1対1になったフリアン・アルバレスが冷静に左隅に収めました。
マン・シティ、4-0完勝。シティズンのみなさん、ファイナル進出おめでとうございます!押しまくった前半は圧巻のひとこと。ヒーローは2ゴールのベルナルド・シウヴァですが、左サイドを制圧したグリーリッシュと、前に出てプレスを強化したロドリにも拍手を送りたい一戦でした。
カルバハルとバルベルデの攻撃力を削いだ10番は、チャンスクリエイト3回、ドリブル成功5回、被ファール数5回、デュエル11勝4敗。敵陣での奪取が目立った16番は、113本のパスのうち102本を通し、チャンスクリエイト2回、ドリブル成功2回、リカバリー11回という素晴らしいスタッツを残しています。
プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップはすべてあと1勝。今日の戦いぶりを見る限り、インテルやチェルシーに敗れる姿は想像できません。何かあるとすれば、マンチェスターダービーとなったFAカップではないでしょうか…と、がんばって書いてみました。公式戦23試合連続無敗、CLは無敗、FAカップは無失点。このまま、いっちゃいそうですね!
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最速更新ありがとうございます!!
素晴らしい快勝劇に、去年のPL勢3タテの雪辱を果たしてくれたと勝手に喜んでいます。
対レアルではセカンドレグがホームかアウェイかも特に重要でしたね。
あと一勝、6/11決勝が待ち遠しいです!