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早すぎる決着…マンチェスター・ユナイテッドがナポリのキム・ミンジェ獲得合意ってホントですか?

獲得合意と報じたのは、地元メディア「イル・マティーノ」。最終ラインを強化したいマンチェスター・ユナイテッドは、ナポリのキム・ミンジェを引き入れようとしており、契約の詳細を詰めれば決定というところまで漕ぎ着けているようです。話が早すぎると感じるのは、私だけでしょうか。一部のメディアでしか語られていないのも気になります。

イタリア発の記事を引用した「デイリー・メール」によると、移籍金は4300万ポンド~5200万ポンド(約73億円~88億5000万円)。昨年の夏、フェネルバフチェから1500万ポンドで獲得したナポリにとっては、満足度の高いディールです。セリエA王者は、既に後任となるCBのリサーチを始めており、獲得のハードルはないといわれています。

2016年12月、Kリーグ1の全北現代モータースでプロとしてのキャリアをスタートさせたキム・ミンジェは、2019年1月に北京国安に移籍。初年度からチームを準優勝に導くパフォーマンスを披露し、2020年の夏にはプレミアリーグのクラブからオファーが届きました。

獲得しようとしたのは、トッテナムを率いていたジョゼ・モウリーニョ。440万ポンドを提示したノースロンドンのクラブに対して、北京は倍額を主張し、交渉は決裂してしまいました。フェネルバフチェに移籍したのは2021年。スーペル・リグとヨーロッパリーグで活躍したCBは、クリバリの後釜を獲ろうとしていたナポリの目に留まりました。

今季のセリエAでは、33試合2ゴール2アシスト。球際に対する強さと先読みの速さを兼ね揃えた韓国代表は、ロングフィードの精度も評価されています。フィル・ジョーンズとトゥアンゼベが退団するマン・ユナイテッドは、機動力がある最終ラインを構築するべく、ハリー・マグワイアやヴィクトル・リンデロフも手離そうとしているのかもしれません。

キム・ミンジェの話に戻りましょう。本人はプレミアリーグでプレイしたがっており、今回の移籍はモチベーションが高まる話のようです。ポジティブに評価すれば、「セリエAで35試合25失点の堅守を実現したナポリの主軸を、それなり価格で獲得できる」。懸念を挙げるなら、「欧州主要リーグの経験は1年のみ」「若い頃の半月板損傷と腓骨骨折」といったところでしょうか。

マンチェスター・ユナイテッドは、キム・ミンジェだけでなく、ヴィクター・オシムヘンの獲得についてもナポリに打診していると伝えられています。セリエA29試合23ゴールのストライカーとなると、ナポリは出す気はないようで、1億ポンドを譲らないといわれています。

総合的に強化を図りたいクラブとしては、ストライカーひとりに1億もかけたくないというのが本音でしょう。ずっと噂になっているハリー・ケインも1億ポンド超…?プレミアリーグ経験という足し算と、7月に30歳という引き算をどう見るのかによって、評価は変わってきます。FAカップの決勝が終わったら、最重要ターゲットは明確になるのでしょうか。いずれにしても、1億は高いですね…。(キム・ミンジェ 写真著作者/GOAL TV)


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