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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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アウェイのセカンドレグは劇的勝利!AZアルクマールを撃破したウェストハムがECLファイナル進出!

ロンドンスタジアムで開催されたファーストレグは、ベンラーマのPKとマイケル・アントニオのゴールで2-1。ヨーロッパカンファレンスリーグの準決勝でAZアルクマールに先勝したウェストハムは、敵地でのセカンドレグも0-1で制してファイナル進出を果たしました。

劇的な決勝ゴールにアウェイサポーターが熱狂したのは、90分を過ぎてからでした。残り時間を指で示していたモイーズ監督は、ドローで逃げ切ろうと思っていたはずです。ハーフライン付近で、ハツィディアコスのトラップをフォルナルスがさらったのは94分。右に流れながらクラーシを抜き去った8番は、追ってきた菅原由勢が足を出す寸前に左隅に蹴り込みました。

2022年8月から始まった、9ヵ月の長い旅。ヴィボーとのプレーオフを3-1、0-3で連勝したウェストハムは、その後も順調に勝利を重ねました。本大会初戦は、FCSBに3-1。敵地でシルケボーに2-3で競り勝った後、アンデルレヒト戦を0-1、2-1のダブルで終えてノックアウトラウンド進出を決めました。

グループステージのラスト2戦も1-0、0-3で勝ち切り、6連勝で首位通過。ラウンド16の相手は、AFKラルナカです。キプロス遠征のファーストレグは、マイケル・アントニオが2発ゲットして0-2。ロンドンではボーウェンが2発で4-0と、欧州の決勝トーナメント初挑戦のチームを問題にしませんでした。

ベルギーのヘントと戦った準々決勝は、敵地でのファーストレグで今季唯一となる1-1ドロー。ホームで先制を許すも、マイケル・アントニオ、ルーカス・パケタ、デクラン・ライス、マイケル・アントニオとゴールを重ねて4-1で勝ち抜きました。

AZに連勝して、プレーオフから通算すると13勝1分。プレミアリーグで残留が確定していないクラブとは思えない快進撃です。プラハで開催される決勝戦の相手は、バーゼルとの延長戦を制したフィオレンティーナ。セリエAで8位のクラブは、ノックアウトラウンドに入ってからアウェイ全勝という戦績が不気味です。

マイケル・アントニオ、ボーウェン、ベンラーマ、ルーカス・パケタ、デクラン・ライス、ソーチェク。前線と中盤は、プレミアリーグ15位とは思えない顔ぶれです。ここまで来たら、1964-65シーズンのカップ・ウィナーズ・カップ以来58年ぶりとなる欧州制覇を果たしていただければと思います。エデン・アレナの決戦は6月7日。今から楽しみです。


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