イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ニューカッスルは猛攻及ばず惜敗、ロドリ暗躍のマン・シティはハーランドの2発で快勝!

パリ・サンジェルマンを屠って1勝1分のニューカッスルは、セント・ジェームズ・パークでドルトムント。ツルヴェダ・ズヴェズダとライプツィヒに連勝のマンチェスター・シティは、スイスのヤングボーイズとのアウェイゲームです。チャンピオンズリーグ3節の2日めに登場した2チームは、明暗分かれる結果となりました。

ミラン、パリ、ドルトムントが揃う死のグループに入ったニューカッスルは、ホームで勝って2勝1分となればグループステージ突破が見えてきます。開始2分のカウンターから、マレンが左足で打ったシュートはポープが足でセーブ。直後、ジョエリントンのパスを左で受けたアンソニー・ゴードンは、ヴォルフをかわして放った一撃をコベルにセーブされました。

10分に左サイドからスプイントしたのはザビッツァー。グラウンダーを直接叩いたマレンのフィニッシュはポープのビッグセーブに阻まれ、こぼれ球に反応したフェルクルクもプレミアリーグ屈指のショットストッパーに止められました。イサクのラストパスでGKと1対1になったアンソニー・ゴードンはシュートのコースが甘く、動かなかったコベルに肩で止められています。

このシュートを合図に攻撃に転じたホームチームは打てるシーンを創れず、マレンだけがシュートを放つ時間が続きます。45分に先制したのはドルトムント。中央にドリブルで進んだアンソニー・ゴードンがシュロッターベックにカットされなければ、決定機を創っていたのはニューカッスルだったはずです。

一気にカウンターを仕掛けたドルトムントは5対4に持ち込み、中央のヌメチャが余っていました。ボックスに侵入した8番がシュロッターベックの折り返しを右足で合わせると、さすがのポープも届かない右隅に収まりました。0-1で後半のピッチに立ったニューカッスルは、56分に決定機を創ります。

前に出たシェアがスライディングでカットしたボールが前線のカラム・ウィルソンへ。左でボールをもらったアンソニー・ゴードンのリターンは完璧で、イサクと代わって入ったストライカーは右隅に流し込むだけでした。しかし、コースを読んでいたコベルが左足に当てる超絶セーブ。ずっと攻め続けたマグパイズは、最終盤に2つのビッグチャンスを逃してしまいました。

87分、左から中央に入れたマット・ターゲットのFKに競り勝ったカラム・ウィルソンのヘッドは、右のポストを直撃。94分のCKの二次攻撃で、シュートのクリアに反応したアンソニー・ゴードンの左足ボレーはクロスバーに阻まれました。守り切ったドルトムントが0-1で勝利。1勝1分1敗となったニューカッスルは、敵地のリターンマッチで負けるわけにはいかなくなりました。

一方、最もラクなグループに入ったマン・シティは、ヤングボーイズに圧勝かと思いきや、前半は0-0。48分の先制ゴールは、CKからの流れでした。左に抜けたボールを、ジェレミー・ドクがボックス左のコヴァチッチに預け、後方で受けたロドリのクロスをルベン・ディアスが頭でプッシュ。GKラチョッピが弾いたボールがバーに当たって落ち、詰めたアカンジが押し込みました

その4分後、ホーランドのシュートをキャッチしたラチョッピからニアッセにつながり、ハイラインの裏でスルーパスを受けたエリアが一気にボックス手前へ。前に出てコースを切るエデルソンを見たアタッカーは、ループシュートを左のサイドネットに落としました。1-1となった67分、ゴールのキーマンはまたしてもロドリです。

左からまわり込んだグリーリッシュが右足を振り抜くと、ブロックされてこぼれたボールに先着したロドリは、カマラに足を踏まれて転倒しました。ハーランドのPKはコースが甘く、ラチョッピに触られたものの、外に弾けるほど緩いシュートではありませんでした。今季CL初ゴールのエースは、86分にも圧巻の一撃で勝負を決しました。

ロドリのパスを左足で止めると、右足で打てるところに出してすかさずシュート。対峙したニアッセは、遅れて足を出すだけでした。3戦連続で1-3の3連勝。すべてのゴールに絡んだロドリは、パス成功103本、ロングフィード成功14本、ファイナルサードへのパス15本、チャンスクリエイト4回という数字が光っており、2ゴールのエースを押しのけてMVPに指名したくなります。

アーセナルは1歩前進、マン・ユナイテッドは生き残り、ニューカッスルは次戦が勝負、マン・シティは次戦で決定。昨季の欧州王者以外は苦しい戦いが続いています。4つとも勝ち抜けを期待しつつ、「2つが3位でEL大渋滞」も見てみたい気がします。レッズVSハマーズ、マン・ユナイテッドVSニューカッスルという準決勝が実現したら、「FAカップか!」と盛大にツッコミましょう。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す