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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ドルトムントに連敗でCLはピンチ…エディ・ハウを悩ませるニューカッスルの負傷者リスト。

セント・ジェームズ・パークで0-1、ジグナル・イドゥナ・パルクでは2-0。ニューカッスルがドルトムントに連敗し、グループステージ突破が厳しくなりました。ACミランがパリを下したため、1勝1分2敗は最下位。死のグループの突破条件は、パルク・デ・プランスでリーグアン王者を撃破した後、サポーターの後押しを受けるホームでミランから3ポイント奪取です。

強豪が揃うグループに組み込まれたニューカッスルが、ノックアウトラウンドに進出するための大前提は、ベストメンバーを揃えて戦うことでした。ところがいざ蓋を開けてみれば、主力が続々とリタイア。プレミアリーグ6節のシェフィールド・ユナイテッド戦でつま先を痛めたハーヴィー・バーンズと、同じく9月に膝を負傷したボトマンの離脱は、チームにとっても激痛でした。

ドルトムント戦で2戦連続ノーゴールの要因のひとつは、ストライカーを襲ったアクシデントです。ホームの初戦でイサクが鼠径部を痛め、15分でアウト。敵地での2戦めは、ハムストリングに違和感を覚えたカラム・ウィルソンがハーフタイムに交代となっています。プレミアリーグで合わせて13ゴールの2人が元気なら、違う結果で着地できたかもしれません。

ドルトムントとの初戦の2日後、不正賭博に関与したサンドロ・トナーリの10ヵ月の出場停止処分が確定。カラバオカップのマンチェスター・ユナイテッド戦でハムストリングを痛め、5分で終わったマット・ターゲットと、アーセナル戦で背骨の痛みを訴えたダン・バーンは年内アウトといわれています。

期待のヤングスター、エリオット・アンダーソンも疲労骨折でリハビリ中。負傷者リストに9人が名を連ねたチームは、ドイツ遠征をベストな状態で迎えられませんでした。右ウイングにリヴラメント、左にジョエリントン、左SBにルイス・ホールを入れたのは、アンソニー・ゴードンとアルミロンに無理をさせたくなかったからでしょう。

昨季プレミアリーグ2位のアーセナルと、互角に渡り合ったゲームとは別のチーム。45分で去ったカラム・ウィルソンはボールタッチ4回、パス成功2本と全く機能せずに終わりました。26分に3人で中央を突破され、ザビッツァーの折り返しをフェルクルクに押し込まれて1-0。エディ・ハウ監督は、休ませたかったアンソニー・ゴードンとアルミロンをハーフタイムに投入しています。

後半の最大の収穫は、リヴラメントは右のフルバックに配すると欧州でも戦えるタレントであると再認識したことです。56分にジョエリントンに送ったクロスは完璧で、ヘッドを左に外す痛恨のミスがなければ、展開は変わっていたはずです。

70分にエディ・ハウのメモがジョエリントンに渡り、座り込んだポープのケアの間に確認がなされましたが、右にトリッピアー、左にリヴラメントという布陣変更はうまくいったとはいえません。79分に左から蹴ったトリッピアーのFKをクリアされると、2対1のカウンターからブラントに右隅に叩き込まれ、勝負は決しました。

「プレミアリーグのTOP6と、ピッチでもビジネスでも争えるクラブにしたい」と堅実な目標を掲げるダン・アシュワースSDは、冬のマーケットでも適材適所に徹し、トナーリの代役を加える程度に収めるのではないでしょうか。昨季のTOP4は早すぎる良績と捉え、ヨーロッパリーグにまわった後の戦い方や、6位以内に入るためにできることを考えているものと思われます。

負傷者続出のチームは、月末にチェルシー、パリ、マンチェスター・ユナイテッドという厳しい3連戦が控えています。今季プレミアリーグで未だ先発がないウィロック、リヴラメント、ルイス・ホールと、CLデビューを果たした17歳の新鋭ルイス・マイリーは救世主になれるでしょうか。イサクとカラム・ウィルソンがベストなら、3つともいい勝負になるはずですが…。


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