2023.11.09 チャンピオンズリーグ2023-24チャンピオンズリーグ
ラシュフォード退場、終盤は守備が大混乱…逆転負けのマンチェスター・ユナイテッドはついに最下位!
ブルーノ・フェルナンデスのサイドチェンジが右のラシュフォードに通ったのは開始3分。右から上がったワン=ビサカがボックス右に転がすと、フリーで入ってきたマクトミネイがファーにグラウンダーを通し、欧州では好調のホイルンドがネットに突き刺しました。CLグループステージ4節、コペンハーゲンに乗り込んだマンチェスター・ユナイテッドの立ち上がりは順調でした。
GKオナナ、DFワン=ビサカ、マグワイア、ジョニー・エヴァンス、ダロト。2センターはマクトミネイとエリクセン、2列めにラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ、最前線はホイルンド。赤いシャツのアウェイチームは、ビルドアップの間も容赦ないブーイングを浴びせられています。
11分にブルーノのパスを受け、左から仕掛けたガルナチョは、マクトミネイへのグラウンダーが合いません。最初のアクシデントは13分、ピッチに座り込んだジョニー・エヴァンスは、膝を痛めたようです。代役はラファエル・ヴァラン。スタンドで倒れたファンの治療による7分の中断の後、ポゼッションを取っていたマン・ユナイテッドは、28分に追加点をゲットしました。
自陣でインターセプトして、カウンターを仕掛けたのはブルーノ。左でパスをもらったガルナチョのシュートをグラバラがセーブすると、詰めたホイルンドが無人のゴールに流し込みました。0-2となった1分後、敵陣でブルーノが奪って縦パスを通し、ホイルンドが左足で強烈なシュート。グラバラのビッグセーブがなければ、勝負は決していたでしょう。
ブルーノの右からのCKを、ファーで叩いたマグワイアのヘッドも、GKが素晴らしい反応でストップ。ここまではシュート数5対1で、マンチェスター・ユナイテッドは優勢でした。ゲームの展開を明確に変えてしまったのは、42分のラシュフォードのレッドカードです。ボックスの右脇でワン=ビサカとともに奪った10番は、体を入れてボールをキープしようとしただけでした。
出した左足がジェラートのくるぶしを踏んでしまう格好となり、オンフィールドレビューの結果は最悪のジャッジ。ゴンサウヴェスのFKがブルーノの頭に当たり、クロスバーを叩いたとき、厳しい反撃が始まる合図のように感じられました。45分に右からクロスを入れたのはアンカーセン。ファーのゴンサウヴェスが折り返すと、エルユヌシのシュートがオナナの脇を抜きました。
追加タイムは13分。右からのアーリークロスをエルユヌシが頭で逸らし、ゴンサウヴェスがつま先に当てると、PKを告げるホイッスルが鳴りました。トラップを腕に当てたヴァラン、浮いたボールをエルユヌシが再度タッチした後、左手で触れたマグワイア…どちらを取られたとしても、反論の余地はなさそうです。
ゴンサウヴェスがオナナの逆を取って左隅に収め、2-2。テン・ハウ監督は、ハーフタイムにエリクセンを下げ、アムラバトを投入しました。マン・ユナイテッドのビルドアップを辞めさせようとするような強烈なブーイング。52分のヴァヴロのロングシュートは、オナナが右に反応してキャッチしています。
攻めているのは11人のコペンハーゲン。クラエソンがポストに入って縦パスを左にさばいた60分のアタックは、ゴンサウヴェスのシュートをオナナが押さえました。64分にホイルンドを後ろから抱え、肘を顔に当てたヴァヴロに2枚めのイエローが出なかったのは幸運のひとこと。直後、ロングフィードを競ったマグワイアのヘッドがレラガーの腕にヒットし、ジャッジはPKです。
ブーイングに包まれたブルーノが強いシュートを左に突き刺し、アウェイチームが勝ち越し。81分にCKを蹴ろうとしたブルーノは、ピッチに投げ込まれたカップを拾い集めています。同点ゴールは83分、CKからの二次攻撃。左のファルクがクロスを上げた瞬間、ファーのレラガーがダロトの裏に入り、右足で合わせたフィニッシュが右隅に決まりました。
テン・ハフ監督は、ここでホイルンドを下げ、メイソン・マウント。マン・ユナイテッドの守備陣は混乱しており、87分のクロスをオナナが弾いた後、左に流れたクラエソンのミスキックを拾われてしまいました。左から放り込まれたボールをマグワイアが頭でクリアすると、左足のボレーを右隅に叩き込んだのは、ファーストネームが「ルーニー」の17歳、バルドグジでした。
中央に集まっているだけで、冷静さと合理性を欠いていた守備陣がメンタルで負けたと表現したくなる一戦。最終盤に追いつかれてから、マルシアルやアントニー、ペリストリで勝ちにいこうとせず、リンデロフで守り切ろうとすることもなかった指揮官は、メイソン・マウントに何を託したのでしょうか。3-3から追加タイムが終わるまでの12分は、ホームチームの圧勝でした。
4試合ともPKを献上し、トータル11失点で1勝3敗。アウトサイダーだったはずのクラブに敗れたマンチェスター・ユナイテッドは、コペンハーゲンとガラタサライに勝ち点1差の最下位です。次節のガラタサライ戦は、2点差以上の勝利が必須条件といっていいでしょう。最終節のバイエルン戦でドローでも2位の可能性はあるものの、コペンハーゲンの戦績次第では連勝条件となります。
トゥヘルのチームは既に首位通過を決めているので、勝てるかもしれませんが、最近のパフォーマンスを見る限りでは、コペンハーゲン以上に激しいイスタンブールのブーイングのなかで勝つのは難しそうです。何とかELには残ってほしいと思いつつ、無残な結末も覚悟しています。直近4試合のうち3試合で10失点では…!
GKオナナ、DFワン=ビサカ、マグワイア、ジョニー・エヴァンス、ダロト。2センターはマクトミネイとエリクセン、2列めにラシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ、最前線はホイルンド。赤いシャツのアウェイチームは、ビルドアップの間も容赦ないブーイングを浴びせられています。
11分にブルーノのパスを受け、左から仕掛けたガルナチョは、マクトミネイへのグラウンダーが合いません。最初のアクシデントは13分、ピッチに座り込んだジョニー・エヴァンスは、膝を痛めたようです。代役はラファエル・ヴァラン。スタンドで倒れたファンの治療による7分の中断の後、ポゼッションを取っていたマン・ユナイテッドは、28分に追加点をゲットしました。
自陣でインターセプトして、カウンターを仕掛けたのはブルーノ。左でパスをもらったガルナチョのシュートをグラバラがセーブすると、詰めたホイルンドが無人のゴールに流し込みました。0-2となった1分後、敵陣でブルーノが奪って縦パスを通し、ホイルンドが左足で強烈なシュート。グラバラのビッグセーブがなければ、勝負は決していたでしょう。
ブルーノの右からのCKを、ファーで叩いたマグワイアのヘッドも、GKが素晴らしい反応でストップ。ここまではシュート数5対1で、マンチェスター・ユナイテッドは優勢でした。ゲームの展開を明確に変えてしまったのは、42分のラシュフォードのレッドカードです。ボックスの右脇でワン=ビサカとともに奪った10番は、体を入れてボールをキープしようとしただけでした。
出した左足がジェラートのくるぶしを踏んでしまう格好となり、オンフィールドレビューの結果は最悪のジャッジ。ゴンサウヴェスのFKがブルーノの頭に当たり、クロスバーを叩いたとき、厳しい反撃が始まる合図のように感じられました。45分に右からクロスを入れたのはアンカーセン。ファーのゴンサウヴェスが折り返すと、エルユヌシのシュートがオナナの脇を抜きました。
追加タイムは13分。右からのアーリークロスをエルユヌシが頭で逸らし、ゴンサウヴェスがつま先に当てると、PKを告げるホイッスルが鳴りました。トラップを腕に当てたヴァラン、浮いたボールをエルユヌシが再度タッチした後、左手で触れたマグワイア…どちらを取られたとしても、反論の余地はなさそうです。
ゴンサウヴェスがオナナの逆を取って左隅に収め、2-2。テン・ハウ監督は、ハーフタイムにエリクセンを下げ、アムラバトを投入しました。マン・ユナイテッドのビルドアップを辞めさせようとするような強烈なブーイング。52分のヴァヴロのロングシュートは、オナナが右に反応してキャッチしています。
攻めているのは11人のコペンハーゲン。クラエソンがポストに入って縦パスを左にさばいた60分のアタックは、ゴンサウヴェスのシュートをオナナが押さえました。64分にホイルンドを後ろから抱え、肘を顔に当てたヴァヴロに2枚めのイエローが出なかったのは幸運のひとこと。直後、ロングフィードを競ったマグワイアのヘッドがレラガーの腕にヒットし、ジャッジはPKです。
ブーイングに包まれたブルーノが強いシュートを左に突き刺し、アウェイチームが勝ち越し。81分にCKを蹴ろうとしたブルーノは、ピッチに投げ込まれたカップを拾い集めています。同点ゴールは83分、CKからの二次攻撃。左のファルクがクロスを上げた瞬間、ファーのレラガーがダロトの裏に入り、右足で合わせたフィニッシュが右隅に決まりました。
テン・ハフ監督は、ここでホイルンドを下げ、メイソン・マウント。マン・ユナイテッドの守備陣は混乱しており、87分のクロスをオナナが弾いた後、左に流れたクラエソンのミスキックを拾われてしまいました。左から放り込まれたボールをマグワイアが頭でクリアすると、左足のボレーを右隅に叩き込んだのは、ファーストネームが「ルーニー」の17歳、バルドグジでした。
中央に集まっているだけで、冷静さと合理性を欠いていた守備陣がメンタルで負けたと表現したくなる一戦。最終盤に追いつかれてから、マルシアルやアントニー、ペリストリで勝ちにいこうとせず、リンデロフで守り切ろうとすることもなかった指揮官は、メイソン・マウントに何を託したのでしょうか。3-3から追加タイムが終わるまでの12分は、ホームチームの圧勝でした。
4試合ともPKを献上し、トータル11失点で1勝3敗。アウトサイダーだったはずのクラブに敗れたマンチェスター・ユナイテッドは、コペンハーゲンとガラタサライに勝ち点1差の最下位です。次節のガラタサライ戦は、2点差以上の勝利が必須条件といっていいでしょう。最終節のバイエルン戦でドローでも2位の可能性はあるものの、コペンハーゲンの戦績次第では連勝条件となります。
トゥヘルのチームは既に首位通過を決めているので、勝てるかもしれませんが、最近のパフォーマンスを見る限りでは、コペンハーゲン以上に激しいイスタンブールのブーイングのなかで勝つのは難しそうです。何とかELには残ってほしいと思いつつ、無残な結末も覚悟しています。直近4試合のうち3試合で10失点では…!
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