イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

三笘薫は疲労困憊?負傷者だらけのブライトンが、PK1発でアテネに勝ってELプレーオフ進出決定!

ブライトンサポーターならびに三笘薫を応援しているみなさん、おめでとうございます!昨夜のヨーロッパリーググループステージ5節で、AEKアテネに0-1で勝利したデ・ゼルビのチームは、年明けのプレーオフ進出が決まりました。

日頃からブライトンの試合を観ている方は、指揮官がいかに苦しんでいるかをよくご存じでしょう。現在、主力7人がリタイアしており、木曜日開催の大会を戦える状態ではありません。右サイドで得点源となっていたソリー・マーチは、10月のマン・シティ戦で十字靱帯断裂と半月板損傷という重傷を負い、シーズンアウト。これから手術が2回必要といわれています。

ウェルベックも同じ試合で負傷し、長期離脱中。エストゥピニャン、ランプティ、アンス・ファティは揃って膝を痛めており、復帰は1月末になるようです。開幕直後に膝をやったエンシーソは、年末に戻れるかどうか。早期に復帰できそうといわれているのは、膝が軽傷ですんだアダム・ウェブスターぐらいです。

ただでさえ頭数が足りないのに、プレミアリーグ12節のシェフィールド・ユナイテッド戦でマフムド・ダフードが1発レッド。続く13節のノッティンガム・フォレスト戦では、最終ラインを統率するルイス・ダンクがレフェリーに対する執拗な抗議でレッドをもらい、2試合の出場停止処分を喰らっています。

サスペンデッドの2人は、ヨーロッパリーグは出られるものの、敵地OPAPアリーナでのアテネ戦はぎりぎりのメンバー。ジョアン・ペドロとエヴァン・ファーガソンを縦に並べ、三笘薫とアディンングラをサイドに配したデ・ゼルビ監督は、ブオナノッテ、ミルナー、ダフード以外に戦術的な交代カードを持っていませんでした。

開始2分、三笘のスルーパスでボックス左に飛び出したエヴァン・ファーガソンは、2度の決定的なシュートをGKスタンコヴィッチにセーブされ、先制ならず。これ以降のブライトンのオンターゲットは、55分にジョアン・ペドロが決めたPKだけです。前半はアテネペース。フェルトマンとパスカル・グロスの右サイドは、後手にまわってシュートを許すシーンが目立ちました。

44分、フェルトマンをかわして左に回り込んだツバーの一撃は、ニアポストにヒット。猛攻をしのいでハーフタイムを迎えたプレミアリーグのクラブは、ワンチャンスを活かしました。52分に2人をかわしてボックス左に入ったジョアン・ペドロが、シマンスキに後ろから引っかけられてPKをゲット。自ら右に蹴り込んだFWは、ELでは5戦5発ですが、4つはPKです。

65分にフェルトマンの足首を踏んだガチノヴィッチにレッドが出なければ、3ポイントを手に入れられなかったかもしれません。この後のアテネは、オンターゲットが1本もありませんでした。シュートゼロの三笘薫は、やはり疲れていたのか、69分という早いタイミングでダフードと交代。チャンスメイク2回、ドリブル成功1回という数字を残したものの、いつになく淡白でした。

次節のチェルシー戦から、ブレントフォード、バーンリーまですべて中2日。負傷者続出のチームは、直近の7試合を無敗で過ごしていますが、この状態でタイトな12月を乗り切れるでしょうか。何とか耐えて、EL出場権争いを続けてほしいという思いと、三笘を休ませてあげてほしいというオーダーは相反するのでしょうね…。11試合連続でノーゴールのウインガーが心配です。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す