2024.02.22 チャンピオンズリーグ2023-24チャンピオンズリーグ
残り30秒、痛恨の失点…ポルトにサイドを封じられたアーセナルは、オンターゲットゼロで敗戦!
プレミアリーグで首位に迫るアーセナルが、チャンピオンズリーグに戻ってきました。ラウンド16のファーストレグは、ポルトの本拠地エスタディオ・ド・ドラゴン。ポルトガルのプリメイラ・リーガで3位のチームは、得点力不足という課題を抱えています。敵地に乗り込んだアルテタ監督の11人は、現在のベストメンバーです。
GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、キヴィオル。MFデクラン・ライス、ウーデゴーア、カイ・ハヴェルツ、FWサカ、トロサール、マルティネッリ。開始2分、右サイドでルーズボールへの対応が遅れたデクラン・ライスが、強引なタックルでイエローをもらってしまいました。ポゼッションを取っているアーセナルは、サイドで詰まるシーンが目立っています。
左サイドのガレーノが縦に突破しかけた10分のチャンスは、ラヤが果敢に飛び出してクリア。15分を過ぎても、両者ともにシュートはありません。ポルトのプレスでビルドアップからのパスコースが狭くなっており、ウーデゴーアは下がってもらいにいっています。ポルトのチャンスは22分。右から上がったチコ・コンセイソンがニアに入れたクロスがきっかけでした。
ニアで競り合ったボールが中央に浮き、ガレーノはフリー。左隅を狙った一撃がポストにヒットして戻ってくると、直接叩いた右足のボレーは右のポストの脇を抜けていきました。トロサールとカイ・ハヴェルツが最前線で並んだり、ベン・ホワイトが中央に入ったりしながらパスの出しどころを探るアーセナルは、サイドで囲まれるとやり直しです。
33分のトロサールのミドルは、明らかにミス。35分にサカのCKをゴール左で合わせたサリバは、枠に収められません。マルティネッリが自陣で奪われた39分のピンチは、ペペのパスをボックス右で受けたエヴァニウソンのシュートをラヤがキャッチ。プレミアリーグNo.1のセットピースはポルトに研究されているようで、左で2回競り勝ったカイ・ハヴェルツは枠に収められません。
前半は0-0。ポゼッションは30%対70%、シュートは5対5でオンターゲットは1対0。後半開始直後のアーセナルは、プレスの強度を上げています。ラヤのフィードがマルティネッリに通った52分のアタックは、クロスのクリアからこぼれ球に反応したウーデゴーアのボレーが、トロサールに当たってしまいました。
デクラン・ライスが左から蹴った56分のCKは、ファーで待っていたトロサールのボレーがクロスバーの上。67分にペペがカイハヴェルツを抜いてゴールライン際を進むと、折り返しをニアで受けたエヴァニウソンのシュートは、デクラン・ライスがカットしました。押される時間が増えたガナーズは、スローに落として立て直したいところです。
アルテタ監督の最初のカードは、74分。トロサールに代わってジョルジーニョです。敵陣で奪った瞬間の判断が遅れ、フリーの選手につなげられないアウェイチームは、ドローでよしとはしないでしょう。ベンチにはエンケティア、ファビオ・ヴィエイラ、ネルソン、スミス・ロウ。静かに戦況を見つめるアルテタ監督に、動く気配はありません。
カットインしたサカが倒されたのは91分、デクラン・ライスのFKはガブリエウへ。ジャストミートのヘッドは浮いてしまいました。追加タイムは4分。ラヤのキックをペペがカットしたとき、残り時間は1分を切っていました。ガレーノの強引なドリブルを止め、こぼれ球がマルティネッリの前に転がると、逆サイドで3人が呼んでいます。通れば絶対的に有利なカウンター、しかし…!
中途半端なサイドチェンジをカットされ、ボールは再びガレーノへ。対峙したデクラン・ライスは、サイドに展開すると見ていたのでしょう。結果からいえば、詰めてコースを切らなければなりませんでした。右足の素晴らしいミドルがラヤが差し出した手の先を抜け、右隅に収まって1-0。せめてドローで終えたかった一戦を落としたガナーズは、ホームで2ゴールが必要です。
10本のCKを活かせず、シュート7本でオンターゲットはゼロ。打てる形に持ち込めず、チャンスを創れず、ボールロストが目立ったマルティネッリは、終盤に差し掛かる前に代えるべきパフォーマンスでした。ジョルジーニョは空回りで、ウーデゴーアは後方支援に忙殺された感があります。ベンチにもピッチにも策がなかった最終盤は、荒いパスとジャッジミスが増えていました。
痛い敗戦ではあるものの、今のガナーズなら、エミレーツで2点差勝利は充分めざせる着地です。ニューカッスル、シェフィールド・ユナイテッド、ブレントフォードと続くプレミアリーグでポイントを積み上げ、いい感触をもってセカンドレグを迎えていただければと思います。期待したいのは、今季チャンピオンズリーグで5戦4発2アシストのガブリエウ・ジェズスの復活です。
GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、キヴィオル。MFデクラン・ライス、ウーデゴーア、カイ・ハヴェルツ、FWサカ、トロサール、マルティネッリ。開始2分、右サイドでルーズボールへの対応が遅れたデクラン・ライスが、強引なタックルでイエローをもらってしまいました。ポゼッションを取っているアーセナルは、サイドで詰まるシーンが目立っています。
左サイドのガレーノが縦に突破しかけた10分のチャンスは、ラヤが果敢に飛び出してクリア。15分を過ぎても、両者ともにシュートはありません。ポルトのプレスでビルドアップからのパスコースが狭くなっており、ウーデゴーアは下がってもらいにいっています。ポルトのチャンスは22分。右から上がったチコ・コンセイソンがニアに入れたクロスがきっかけでした。
ニアで競り合ったボールが中央に浮き、ガレーノはフリー。左隅を狙った一撃がポストにヒットして戻ってくると、直接叩いた右足のボレーは右のポストの脇を抜けていきました。トロサールとカイ・ハヴェルツが最前線で並んだり、ベン・ホワイトが中央に入ったりしながらパスの出しどころを探るアーセナルは、サイドで囲まれるとやり直しです。
33分のトロサールのミドルは、明らかにミス。35分にサカのCKをゴール左で合わせたサリバは、枠に収められません。マルティネッリが自陣で奪われた39分のピンチは、ペペのパスをボックス右で受けたエヴァニウソンのシュートをラヤがキャッチ。プレミアリーグNo.1のセットピースはポルトに研究されているようで、左で2回競り勝ったカイ・ハヴェルツは枠に収められません。
前半は0-0。ポゼッションは30%対70%、シュートは5対5でオンターゲットは1対0。後半開始直後のアーセナルは、プレスの強度を上げています。ラヤのフィードがマルティネッリに通った52分のアタックは、クロスのクリアからこぼれ球に反応したウーデゴーアのボレーが、トロサールに当たってしまいました。
デクラン・ライスが左から蹴った56分のCKは、ファーで待っていたトロサールのボレーがクロスバーの上。67分にペペがカイハヴェルツを抜いてゴールライン際を進むと、折り返しをニアで受けたエヴァニウソンのシュートは、デクラン・ライスがカットしました。押される時間が増えたガナーズは、スローに落として立て直したいところです。
アルテタ監督の最初のカードは、74分。トロサールに代わってジョルジーニョです。敵陣で奪った瞬間の判断が遅れ、フリーの選手につなげられないアウェイチームは、ドローでよしとはしないでしょう。ベンチにはエンケティア、ファビオ・ヴィエイラ、ネルソン、スミス・ロウ。静かに戦況を見つめるアルテタ監督に、動く気配はありません。
カットインしたサカが倒されたのは91分、デクラン・ライスのFKはガブリエウへ。ジャストミートのヘッドは浮いてしまいました。追加タイムは4分。ラヤのキックをペペがカットしたとき、残り時間は1分を切っていました。ガレーノの強引なドリブルを止め、こぼれ球がマルティネッリの前に転がると、逆サイドで3人が呼んでいます。通れば絶対的に有利なカウンター、しかし…!
中途半端なサイドチェンジをカットされ、ボールは再びガレーノへ。対峙したデクラン・ライスは、サイドに展開すると見ていたのでしょう。結果からいえば、詰めてコースを切らなければなりませんでした。右足の素晴らしいミドルがラヤが差し出した手の先を抜け、右隅に収まって1-0。せめてドローで終えたかった一戦を落としたガナーズは、ホームで2ゴールが必要です。
10本のCKを活かせず、シュート7本でオンターゲットはゼロ。打てる形に持ち込めず、チャンスを創れず、ボールロストが目立ったマルティネッリは、終盤に差し掛かる前に代えるべきパフォーマンスでした。ジョルジーニョは空回りで、ウーデゴーアは後方支援に忙殺された感があります。ベンチにもピッチにも策がなかった最終盤は、荒いパスとジャッジミスが増えていました。
痛い敗戦ではあるものの、今のガナーズなら、エミレーツで2点差勝利は充分めざせる着地です。ニューカッスル、シェフィールド・ユナイテッド、ブレントフォードと続くプレミアリーグでポイントを積み上げ、いい感触をもってセカンドレグを迎えていただければと思います。期待したいのは、今季チャンピオンズリーグで5戦4発2アシストのガブリエウ・ジェズスの復活です。
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