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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マラドーナを思い出させるクドゥスの驚愕のごぼう抜き!ウェストハムは5発圧勝でELベスト8進出!

ウェストハム、圧巻の5-0でヨーロッパリーグベスト8進出!2021-22シーズンはEL4強、昨季はヨーロッパカンファレンスリーグを制したロンドンのクラブは、3シーズン連続で欧州の上位に食い込みました。ラウンド16の初戦は、フライブルクに1-0で惜敗。2年前も、セヴィージャに1-0で敗れてロンドンスタジアムという舞台装置でした。

ハマーズサポーターが歓喜した先制ゴールは9分。左からCKを蹴ったクレスウェルは、3本めも初志貫徹でニアに放り込みました。ヘッドでファーに流したのはソーチェク。フリーだったルーカス・パケタがスライディングで押し込みました。トータル1-1からの勝ち越しゴールは32分。ファビアンスキのゴールキックが右サイドに上がり、ソーチェクは頭で前方に送りました。

ボーウェンがいるのがわかっていたマイケル・アントニオはスルー。ブレントフォード戦でハットトリックを決めたレフティが中央に持ち込み、ギュンターをかわして左足を振り抜くと、ボールは右隅に吸い込まれました。ブンデスリーガで8位のクラブが反撃したのは38分。左から上がったギュンターが逆サイドに流すと、エッゲシュタインはフリーでした。

右足のダイレクトショットはクレスウェルのつま先に触れ、ファビアンスキがキャッチ。リードをキープして後半に向かったウェストハムは、52分に決定的な3点めをゲットします。ズマ、クレスウェル、クドゥスと左サイドで縦につながったシンプルなアタック。14番がクロスを上げると、クリアを拾ったツォウファルがボックス右のボーウェンにつなぎました。

エッゲシュタインがグラウンダーに触ってコースが変わり、ボールはボックス入り口のクレスウェルの前に転がります。ワントラップから、右隅を狙った一撃はパーフェクト。この日のハマーズが、ここから3発喰らうとは思えません。終盤の2発は、夏に加わったクドゥスのショータイムでした。77分の1発は、マラドーナより抜いた人数が2人足りないだけのスーパーショットです。

自陣でミスパスをカットし、グレゴリッツをあっさり抜き去って中央を進むと、エッゲシュタインとキュブラーも当たり前のようにかわしてゴール前へ。右足のシュートがネットに届いた瞬間、ロンドンスタジアムが爆発します。道中で椅子を拾った14番は、スタンドの前に置いて座り、称賛の声と盛大な拍手を味わっています。

さらに85分、ソーチェクが右から上がって中央のボーウェンへ。左足で打てないと判断した20番は、脇にいたクドゥスに託しました。スパイクの裏で前に出したのは、タックルを誘って股間を通すというプランがあったからでしょう。エッゲシュタインは狙い通りに振舞い、左足の強烈な一撃がGKアトゥボルの右をすり抜けていきました。

スタンドに向かったストライカーはボーウェンとベン・ジョンソンにつかまり、ピッチの上で祝福を受けています。夏に獲得したクドゥス、エドソン・アルバレス、ウォード=プラウズ、マヴロパノスは大成功といっていいでしょう。直近のプレミアリーグでも3戦9発。得点力が高まってきたチームは、いい雰囲気で月末のアストン・ヴィラ戦に向かえそうです。

プレミアリーグを7位で終えられれば、ECLの出場権は確保できそうですが、残り10試合のうち5試合はTOP5とチェルシー。デヴィッド・モイーズによって欧州の常連となったハマーズは、4年連続で木曜日のゲームを戦う権利を得られるでしょうか。すぐ下にいるウルヴスとニューカッスルとの直接対決は必勝です。いや、それよりELを制覇すれば…!


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