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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

どうしたリヴァプール、アンフィールドで0-3…!ハマーズもドイツの強豪に完敗で、ELは全滅寸前!

マンチェスター・シティはレアル・マドリード、アーセナルはバイエルン。チャンピオンズリーグで準々決勝に進出したプレミアリーグの2強は、いずれも難敵を引いてしまいました。ヨーロッパリーグのウェストハムは、よりによって今季無敗のレヴァークーゼン。この3チームが全滅する可能性は、低いとはいえません。

一方、アタランタと当たるリヴァプールと、リールと戦うアストン・ヴィラは勝ち進んでくれるものと思っていました。クロップ監督の退任が迫るレッズは、アンフィールドのプレミアリーグで13勝3分。2失点以上はフラム戦とニューカッスル戦のみです。ヨーロッパリーグと国内カップのホームゲームは9戦全勝。ファーストレグの勝利を疑う理由は見当たらなかったのですが…;。

セリエAで6位のチームに、衝撃の0-3完敗!アンフィールドのサポーターが、試合が終わる前に帰るのを見るのは久しぶりです。キックオフからアタランタのプレスを嫌がっていたリヴァプールは、3分にいきなりピンチを迎えます。エリオットが右サイドで奪われ、縦パスを受けたスカマッカのクロスのクリアがゴールの右に浮き上がりました。

ケテラエルと競ったファン・ダイクが蹴ったボールがゴール前にこぼれ、詰めてきたのはバシャリッチ。決まるかと思われた至近距離からの一撃は、GKの顔を叩いて右に逸れていきました。レッズのチャンスは15分、左サイドで遠藤航が競り、こぼれ球を拾ったカーティス・ジョーンズが前線へスルーパス。抜け出したダルウィン・ヌニェスのループシュートはミスタッチでした。

26分、左からFKを蹴ったのはツィミカス。中央でクリアされたボールが逆サイドのエリオットに渡ると、左足のコントロールショットはバー、ポストと当たって決まりませんでした。アタランタが先制したのは38分。ジムシティ、コープマイネルス、ザッパコスタと右サイドでつながり、中央にグラウンダーが入ると、走り込んだスカマッカはフリーです。

ボレーのコースは甘かった…しかしケレハーが弾き切れず0-1。レッズが先制されるのはよくあることで、今季は逆転で10勝です。ハーフタイムにエリオット、ツィミカス、カーティス・ジョーンズが下がり、ショボスライ、サラー、ロバートソン。主力が入って反撃が実を結び、勝ち切るかと思いきや、追加点をゲットしたのはアウェイチームでした。

遠藤航のスルーパスから、左サイドで競り合ったダルウィン・ヌニェスが後ろにつなぎ、ラストパスを受けたサラーがシュートをブロックされたのは55分。こぼれ球を叩いた2発めは、ニアを締めていたGKムッソが外に弾き出しました。アウェイチームの2点めは61分、右サイドのケテラエルにボールが渡った瞬間、コナテとジョー・ゴメスの裏にいたスカマッカはオフサイドでした。

外に出たファン・ダイクが対応して下がったため、中のストライカーはオフサイドではなくなり、アーリークロスが足元に届きました。左足のハーフボレーが左隅に決まって0-2。それでもまだ追いつくと信じていたのですが、83分にショボスライがコナテに落としたボールをスカマッカにさらわれてしまい、致命的な3点めを許してしまいました。

2ゴールを決めていた90番がラインの裏にスルーパスを通すと、裏に出たエデルソンのシュートはケレハーの正面。しかしGKはキャッチできず、こぼれ球をパシャリッチがプッシュしました。2018-19シーズンのCL準決勝で、バルサにファーストレグを3-0とされたときは、2戦めがアンフィールドでした。敵地で3点差以上という条件は絶望的です。

ウェストハムも、レヴァークーゼンに2-0で完敗。80分過ぎまで0-0で耐えていたのですが、ホフマンとボニフェイスに決められてしまいました。レッズより希望があるスコアですが、シュート数33対1という数字を見ると、ロンドンで2点差以上で勝つという夢物語を描くことはできません。ECLのアストン・ヴィラがリールに2-1で勝ったのが唯一の希望です。

どうした、リヴァプール。ラインを統率できず、スカマッカを抑えられなかったバック4も、不安定なセービングで2ゴールを許したケレハーも、いつもとはほど遠いパフォーマンスでした。シュート数は19対11、しかしオンターゲットは5対7.今もまだ、現実感はありません。堅守のインテルやユーヴェならまだしも、アタランタにアンフィールドで…。


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