2024.04.18 チャンピオンズリーグ2023-24チャンピオンズリーグ
圧倒的優位のマンチェスター・シティ、疲労困憊のレアル・マドリードに負けるとは…!
シュートは33対8、オンターゲット9対3。2試合トータル4-4で決着がつかず、PK戦にもつれ込んだ激闘は、中盤を制圧したマンチェスター・シティが疲労困憊のレアル・マドリードに敗れるという結末でした。最初のキッカーだったモドリッチをエデルソンが止め、バイエルンとのセミファイナルに近づいたのですが…。
ベルナルド・シウヴァは「Not his day」。ハーランドのヘッドがバーを叩いた19分の決定機に、ゴールまで2メートルの至近距離から外してしまった20番は、2人めとしてスポットに立ったPKをど真ん中に蹴りました。左右いずれかに飛んでくれるはずだったGKルニンは動かず、余裕をもって両手でストップ。続くコヴァチッチもコースが甘く、右に反応したGKにセーブされました。
ルーカス・バスケスは左、ナチョは右、リュディガーは左のポストに当てる厳しいコース。フォーデンの後に自ら決めてゴールマウスに向かったエデルソンは、その瞬間ピッチに膝を着き、頭を抱えました。前年王者とノックアウトラウンドで戦うと全勝のレアル・マドリードは、またしても連覇を阻止しました。
昨季王者が圧倒的に攻めた一戦。アウェイチームの最初のオンターゲットは、11分のカマヴィンガの左足ミドルで、エデルソンがキャッチしました。1分後、カルバハルが前線に大きく蹴り出すと、戻ったロドリは競りかけられず、先着したベリンガムにトラップでかわされます。右から上がり、ベリンガムからパスを受けたバルベルデは、斜めのパスをボックス右に通しました。
ヴィニシウス・ジュニオールのグラウンダーがロドリゴの足元へ。最初のボレーをエデルソンが弾くと、足元に戻ってきたボールを押し込み、貴重な先制ゴールをゲットしました。レアル・マドリードが枠にシュートを収めたのは、この2分間の3本だけです。ここから最後まで、押し続けたマン・シティは、決定力が足りなかったと評されるのでしょう。
17分に左からクロスを入れたのは、グリーリッシュの落としを受けたベルナルド・シウヴァ。ナチョに競り勝ったハーランドのヘッダーは浮いてしまいました。19分の決定機は、いかにもペップのチーム。アカンジの縦のスルーパスでデブライネがボックス右を突破し、クロスをルニンが弾くと、浮いたボールをベルナルド・シウヴァが頭で中央に送り、9番のヘッドがバーに当たりました。
26分、左から仕掛けたグリーリッシュがニアに浮かすと、デブライネは左足ボレーを強く打てず、ルニンが冷静にキャッチ。1分後、グリーリッシュのクイックリスタートからロドリ、デブライネと右につながると、右足の強烈なミドルはGKが右にダイブして外に弾き出しました。直後、CKの二次攻撃からロドリが右に浮かすと、エースの3度めのヘッダーもGKの守備範囲です。
33分にデブライネが放った左足ミドルは、惜しくもクロスバー越え。プレミアリーグNo.1のプレーメイカーは、45分に直接狙ったCKをルニンにセーブされています。9本めのCKから波状攻撃が始まり、フォーデンの鋭いミドルはGKの頭上にアウト。前半のシュート数は11対5ですが、後半は15対1という一方的な数字になっています。
51分にハーランドと競ったナチョが、飛び出したルニンの後方にボールを出してしまったピンチは、必死のスライディングで外に掻き出し、責任を取りました。攻め続けながら、ゴールが遠かったマン・シティ。70分にロドリのパスを受けたグリーリッシュは、カルバハルをかわして放ったニアへの一撃をGKに押さえられました。
ようやく同点ゴールが決まったのは76分。4分前にグリーリッシュと代わったジェレミー・ドクにサイドチェンジが通り、縦に抜けたドリブラーの折り返しをニアのリュディガーが足に当てると、こぼれ球をキープしたデブライネがゴールの上に突き刺しました。勝負のターニングポイントとなった昨季王者の絶好機は82分。起点は、左サイドでキープしたドクです。
ドリブルとみせかけて、ボックス左に優しいパスを転がすと、アカンジのグラウンダーが中央へ。フリーだったデブライネが枠に入れていれば、勝負は決していたでしょう。クロスバーの上を抜けたボールを見て、デブライネもペップも顔を覆っています。マドリードでもノーゴールだったハーランドは、延長戦が始まるタイミングでフリアン・アルバレスに後を譲りました。
耐え続けていたレアル・マドリードは、延長戦で時折見せる速攻からのシュートを枠に打てず。90分以降は決定機を創れなかったマン・シティが、ようやくオンターゲットを記録したのは、120分になってからでした。2月のバーンリー戦以降、13試合で1ゴールと不振のフリアン・アルバレスは、フォーデンの縦パスで右から抜け出しながらもGKの正面に打ってしまいました。
パス本数は846対373、CKは18対1、敵陣ボックスでのタッチ数は88対12、クロス成功8対1。どこを取っても勝者のスタッツですが、ゴール数は上回れず、「PK成功数」で敗れ去りました。「よくやった」「惜しかった」という月並みな言葉は、選手たちに届かないでしょう。無数の「たら・れば」を呑み込んで、終戦を受け入れるしかありません。
ベルナルド・シウヴァは「Not his day」。ハーランドのヘッドがバーを叩いた19分の決定機に、ゴールまで2メートルの至近距離から外してしまった20番は、2人めとしてスポットに立ったPKをど真ん中に蹴りました。左右いずれかに飛んでくれるはずだったGKルニンは動かず、余裕をもって両手でストップ。続くコヴァチッチもコースが甘く、右に反応したGKにセーブされました。
ルーカス・バスケスは左、ナチョは右、リュディガーは左のポストに当てる厳しいコース。フォーデンの後に自ら決めてゴールマウスに向かったエデルソンは、その瞬間ピッチに膝を着き、頭を抱えました。前年王者とノックアウトラウンドで戦うと全勝のレアル・マドリードは、またしても連覇を阻止しました。
昨季王者が圧倒的に攻めた一戦。アウェイチームの最初のオンターゲットは、11分のカマヴィンガの左足ミドルで、エデルソンがキャッチしました。1分後、カルバハルが前線に大きく蹴り出すと、戻ったロドリは競りかけられず、先着したベリンガムにトラップでかわされます。右から上がり、ベリンガムからパスを受けたバルベルデは、斜めのパスをボックス右に通しました。
ヴィニシウス・ジュニオールのグラウンダーがロドリゴの足元へ。最初のボレーをエデルソンが弾くと、足元に戻ってきたボールを押し込み、貴重な先制ゴールをゲットしました。レアル・マドリードが枠にシュートを収めたのは、この2分間の3本だけです。ここから最後まで、押し続けたマン・シティは、決定力が足りなかったと評されるのでしょう。
17分に左からクロスを入れたのは、グリーリッシュの落としを受けたベルナルド・シウヴァ。ナチョに競り勝ったハーランドのヘッダーは浮いてしまいました。19分の決定機は、いかにもペップのチーム。アカンジの縦のスルーパスでデブライネがボックス右を突破し、クロスをルニンが弾くと、浮いたボールをベルナルド・シウヴァが頭で中央に送り、9番のヘッドがバーに当たりました。
26分、左から仕掛けたグリーリッシュがニアに浮かすと、デブライネは左足ボレーを強く打てず、ルニンが冷静にキャッチ。1分後、グリーリッシュのクイックリスタートからロドリ、デブライネと右につながると、右足の強烈なミドルはGKが右にダイブして外に弾き出しました。直後、CKの二次攻撃からロドリが右に浮かすと、エースの3度めのヘッダーもGKの守備範囲です。
33分にデブライネが放った左足ミドルは、惜しくもクロスバー越え。プレミアリーグNo.1のプレーメイカーは、45分に直接狙ったCKをルニンにセーブされています。9本めのCKから波状攻撃が始まり、フォーデンの鋭いミドルはGKの頭上にアウト。前半のシュート数は11対5ですが、後半は15対1という一方的な数字になっています。
51分にハーランドと競ったナチョが、飛び出したルニンの後方にボールを出してしまったピンチは、必死のスライディングで外に掻き出し、責任を取りました。攻め続けながら、ゴールが遠かったマン・シティ。70分にロドリのパスを受けたグリーリッシュは、カルバハルをかわして放ったニアへの一撃をGKに押さえられました。
ようやく同点ゴールが決まったのは76分。4分前にグリーリッシュと代わったジェレミー・ドクにサイドチェンジが通り、縦に抜けたドリブラーの折り返しをニアのリュディガーが足に当てると、こぼれ球をキープしたデブライネがゴールの上に突き刺しました。勝負のターニングポイントとなった昨季王者の絶好機は82分。起点は、左サイドでキープしたドクです。
ドリブルとみせかけて、ボックス左に優しいパスを転がすと、アカンジのグラウンダーが中央へ。フリーだったデブライネが枠に入れていれば、勝負は決していたでしょう。クロスバーの上を抜けたボールを見て、デブライネもペップも顔を覆っています。マドリードでもノーゴールだったハーランドは、延長戦が始まるタイミングでフリアン・アルバレスに後を譲りました。
耐え続けていたレアル・マドリードは、延長戦で時折見せる速攻からのシュートを枠に打てず。90分以降は決定機を創れなかったマン・シティが、ようやくオンターゲットを記録したのは、120分になってからでした。2月のバーンリー戦以降、13試合で1ゴールと不振のフリアン・アルバレスは、フォーデンの縦パスで右から抜け出しながらもGKの正面に打ってしまいました。
パス本数は846対373、CKは18対1、敵陣ボックスでのタッチ数は88対12、クロス成功8対1。どこを取っても勝者のスタッツですが、ゴール数は上回れず、「PK成功数」で敗れ去りました。「よくやった」「惜しかった」という月並みな言葉は、選手たちに届かないでしょう。無数の「たら・れば」を呑み込んで、終戦を受け入れるしかありません。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
コメントを残す