2025.12.11 チャンピオンズリーグ2025-26チャンピオンズリーグ
クルトワ痛恨のミス、ハーランド決勝PK!マン・シティが不振のレアル・マドリードを敵地で撃破!
プレミアリーグファンにとっては対岸の火事ですが、リヴァプールのOBの去就だけに大いに気になります。2ヵ月半にわたる不振とサラーの発言が騒がれているクラブに、シャビ・アロンソ招聘という選択肢が生じれば、何が起こるかはわかりません。「チャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦で負ければ…」といった報道もあるなかで、決戦がキックオフとなりました。
開始から1分40秒、ヴィニシウス・ジュニオールがマテウス・ヌネスに足を引っかけられ、ジャッジはPK。倒れ込んだ7番はガッツポーズです。しかしオンフィールドレビューの結果はFK。ベルベルデの強烈な一撃は、壁に当たって右に逸れていきました。CKのクリアから速攻に転じようとしたアウェイチームは、ペースダウンしてマイボールをキープしています。
GKドンナルンマ、DFマテウス・ヌネス、ルベン・ディアス、グヴァルディオル、ニコ・オライリー。アンカーにニコ・ゴンザレスが入り、2列めはフォーデン、ベルナルド・シウヴァ、シェルキ、ジェレミー・ドクで、最前線にハーランド。ベストメンバーのマンチェスター・シティは、7分にカウンターから決定機を創られました。
右サイドを突破したロドリゴが、ゴール前に長いグラウンダーを通すと、飛び出したドンナルンマの前でヴィニシウスがチップキック。ボールは左に逸れ、アウェイチームは再びマイペースに持ち込もうとしています。2列めの選手たちが中盤と最終ラインの間に入り、コースがなければ最前線に浮かしてセカンドボールを獲りにいくプランのようです。
16分にボックス左から仕掛けてきたのはヴィニシウス。マテウス・ヌネスがクロスに足を出してCKです。18分の左からのFKをロドリゴがゴール前に浮かすと、チュアメニのバックヘッドは右に切れていきました。レアル・マドリードが先制したのは28分。右にいたロドリゴがベリンガムのパスから一気に加速し、クロスに打った一撃が左のサイドネットを揺らしました。
プレミアリーグのクラブから注目されていたロドリゴは、残留したクラブで思うように出番を得られず、今季公式戦初ゴールです。リードされたマン・シティが追いついたのは、35分という早い時間でした。左からのシェルキのCKで、競り勝ったグヴァルディオルのヘッドはクルトワの正面。キャッチして終わりかと思いきや、まさかのファンブルで前にこぼしてしまいました。
ドクが起点となった45分のカウンターは、自陣から一気にスプリントしたニコ・オライリーがファーにグラウンダーを通しました。ハーランドのボレーをビッグセーブで止めたクルトワは、フォローしたシェルキの強烈なシュートもストップしています。前半は1-2、ポゼッションは44%対56%、シュートは5対6でオンターゲットは1対5。後半の立ち上がりもマン・シティペースです。
52分の中央突破から、右にこぼれたボールを拾ったシェルキのシュートは、カレラスの足に当てってクルトワがキャッチ。59分に中に斬り込んだシェルキがラインの裏に浮かすと、走り込んだハーランドの足にかすったボールはクルトワがパンチでクリアしました。62分にボックス左でアセンシオをかわしたドクは、ファーを狙ったシュートをクルトワに触られました。
ペップが3枚代えを敢行したのは70分。ハーランド、シェルキ、フォーデンが下がり、マルムシュ、レインダース、サヴィーニョが入っています。残り20分から攻め立てたレアル・マドリードが勝つと思えなかったのは、マン・シティの守備陣がコースを消し続けており、焦りが感じられるシュートが多かったからでしょう。
唯一ヒヤリとさせられたのは85分で、カレラスのクロスにニアで合わせたエンドリッジのヘッドは、バーを叩いてゴール裏に消えていきました。ロドリゴのゴール以外にオンターゲットがなかったレアル・マドリードは、1-2のままでタイムアップを迎えました。勝ったマン・シティは4勝1分1敗で5位に浮上。「ボデ・グリムトとガラタサライに連勝」は、難しい条件ではありません。
シティズンのみなさん、おめでとうございます!ゴールシーンはGKのミスとPKでしたが、オンターゲット1対8という数字から、勝利にふさわしいチームだったといえるでしょう。直近の4連勝で、プレミアリーグもCLも好位置をキープ。フォーデンの復調とシェルキのフィットによって攻撃力が高まっており、タイトル奪還に向けて視界良好です。
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