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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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クルトワ痛恨のミス、ハーランド決勝PK!マン・シティが不振のレアル・マドリードを敵地で撃破!

レアル・マドリードの経営ボードが、シャビ・アロンソの将来について議論したという報道は事実なのでしょうか。11月に入って、CLのリヴァプール戦で敗れてから公式戦7試合で2勝3分2敗。日曜日にサンティアゴ・ベルナベウのセルタ・デ・ヴィーゴ戦を0‐2で落としたことで、指揮官と選手たちの確執がクローズアップされたと伝えられています。

プレミアリーグファンにとっては対岸の火事ですが、リヴァプールのOBの去就だけに大いに気になります。2ヵ月半にわたる不振とサラーの発言が騒がれているクラブに、シャビ・アロンソ招聘という選択肢が生じれば、何が起こるかはわかりません。「チャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦で負ければ…」といった報道もあるなかで、決戦がキックオフとなりました。

開始から1分40秒、ヴィニシウス・ジュニオールがマテウス・ヌネスに足を引っかけられ、ジャッジはPK。倒れ込んだ7番はガッツポーズです。しかしオンフィールドレビューの結果はFK。ベルベルデの強烈な一撃は、壁に当たって右に逸れていきました。CKのクリアから速攻に転じようとしたアウェイチームは、ペースダウンしてマイボールをキープしています。

GKドンナルンマ、DFマテウス・ヌネス、ルベン・ディアス、グヴァルディオル、ニコ・オライリー。アンカーにニコ・ゴンザレスが入り、2列めはフォーデン、ベルナルド・シウヴァ、シェルキ、ジェレミー・ドクで、最前線にハーランド。ベストメンバーのマンチェスター・シティは、7分にカウンターから決定機を創られました。

右サイドを突破したロドリゴが、ゴール前に長いグラウンダーを通すと、飛び出したドンナルンマの前でヴィニシウスがチップキック。ボールは左に逸れ、アウェイチームは再びマイペースに持ち込もうとしています。2列めの選手たちが中盤と最終ラインの間に入り、コースがなければ最前線に浮かしてセカンドボールを獲りにいくプランのようです。

16分にボックス左から仕掛けてきたのはヴィニシウス。マテウス・ヌネスがクロスに足を出してCKです。18分の左からのFKをロドリゴがゴール前に浮かすと、チュアメニのバックヘッドは右に切れていきました。レアル・マドリードが先制したのは28分。右にいたロドリゴがベリンガムのパスから一気に加速し、クロスに打った一撃が左のサイドネットを揺らしました。

プレミアリーグのクラブから注目されていたロドリゴは、残留したクラブで思うように出番を得られず、今季公式戦初ゴールです。リードされたマン・シティが追いついたのは、35分という早い時間でした。左からのシェルキのCKで、競り勝ったグヴァルディオルのヘッドはクルトワの正面。キャッチして終わりかと思いきや、まさかのファンブルで前にこぼしてしまいました。

ニコ・オライリーが右足で流し込んで1-1。さらに40分、ドクが出したボールをボックス左で拾ったニコ・オライリーが折り返すと、リュディガーと競っていたハーランドが転倒しています。ストライカーは明らかに押し倒されており、PKは妥当でしょう。大ブーイングのなかでクルトワの逆を突いて右に決めたハーランドは、今季チャンピオンズリーグで6戦6発です。

ドクが起点となった45分のカウンターは、自陣から一気にスプリントしたニコ・オライリーがファーにグラウンダーを通しました。ハーランドのボレーをビッグセーブで止めたクルトワは、フォローしたシェルキの強烈なシュートもストップしています。前半は1-2、ポゼッションは44%対56%、シュートは5対6でオンターゲットは1対5。後半の立ち上がりもマン・シティペースです。

52分の中央突破から、右にこぼれたボールを拾ったシェルキのシュートは、カレラスの足に当てってクルトワがキャッチ。59分に中に斬り込んだシェルキがラインの裏に浮かすと、走り込んだハーランドの足にかすったボールはクルトワがパンチでクリアしました。62分にボックス左でアセンシオをかわしたドクは、ファーを狙ったシュートをクルトワに触られました。

ペップが3枚代えを敢行したのは70分。ハーランド、シェルキ、フォーデンが下がり、マルムシュ、レインダース、サヴィーニョが入っています。残り20分から攻め立てたレアル・マドリードが勝つと思えなかったのは、マン・シティの守備陣がコースを消し続けており、焦りが感じられるシュートが多かったからでしょう。

唯一ヒヤリとさせられたのは85分で、カレラスのクロスにニアで合わせたエンドリッジのヘッドは、バーを叩いてゴール裏に消えていきました。ロドリゴのゴール以外にオンターゲットがなかったレアル・マドリードは、1-2のままでタイムアップを迎えました。勝ったマン・シティは4勝1分1敗で5位に浮上。「ボデ・グリムトとガラタサライに連勝」は、難しい条件ではありません。

シティズンのみなさん、おめでとうございます!ゴールシーンはGKのミスとPKでしたが、オンターゲット1対8という数字から、勝利にふさわしいチームだったといえるでしょう。直近の4連勝で、プレミアリーグもCLも好位置をキープ。フォーデンの復調とシェルキのフィットによって攻撃力が高まっており、タイトル奪還に向けて視界良好です。


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