2026.05.06 チャンピオンズリーグ2025-26チャンピオンズリーグ
決勝ゴールはブカヨ・サカ!アトレティコ・マドリードを完封したアーセナルがCLのファイナル進出!
最も激しかったのはディエゴ・シメオネのアトレティコ・マドリードで、バレンシア戦は総入れ替えでした。3位のビジャレアルと5ポイント差で、5位のレアル・ベティスを10ポイントも引き離していたので、「勝っても負けても大勢に影響なし」と判断したのでしょう。プレミアリーグ勢も、ヨーロッパリーグのアストン・ヴィラとノッティンガム・フォレストは欧州重視でした。
ウナイ・エメリは7人をスイッチして、スパーズに1-2の敗戦。リーグで残留を争っているフォレストが、チェルシー戦でBチームを投入して1-3で勝ち切ったのは、シメオネを超えるサプライズでした。一方、プレミアリーグで優勝を争うアーセナルは余裕がなく、フラム戦で「お休みをいただきました」と胸を張っていえるのは、24分の出場に留まったズビメンディぐらいでしょう。
それでも現在のガナーズは、今シーズンで最も充実したスカッドといえます。負傷者リストはティンバーとミケル・メリノのみ。フラム戦ではギョケレスが2ゴールを決め、サカも1ゴール1アシストと調子を上げています。カイ・ハヴェルツとウーデゴーアも間に合っており、中盤とSBはコンディションと戦術を考慮して自在にチョイスできます。
CLの準決勝セカンドレグと週末のウェストハム戦は、2冠獲得に向けて最も重要なゲーム。アトレティコ・マドリードを迎え撃つアルテタ監督は、フラム戦と同じメンバーを送り出しています。GKラヤ、DFベン・ホワイト、サリバ、ガブリエウ、カラフィオーリ。センターにデクラン・ライスとルイス・スケリー、2列めはサカ、エゼ、トロサール。最前線は公式戦50試合21ゴールのギョケレスです。
立ち上がりから5分は、アーセナルのポゼッション。デクラン・ライスは、CBの間に入ってボールを散らしています。トロサールやエゼが仕掛けるたびに、大歓声が鳴り響き、アウェイチームはスローに落としてペースをつかもうとしているようです。7分に右から上がったのはジュリアーノ・シメオネ。ニアに入ったフリアン・アルバレスのシュートは右に逸れていきました。
12分に縦パスでボックス右に出たグリーズマンは、折り返しをラヤにカットされ、混戦からのジュリアーノ・シメオネのタッチは枠にいきません。デクラン・ライスのCKがファーに上がったのは17分、フリーのサカのボレーはミスキックです。19分にスルーパスで抜け出したサカが折り返すと、ガブリエウのミドルは右のポストの外。ここまではイーブンの展開です。
34分にグリーズマンに押されて転倒したトロサールに、笛は鳴らず。ショートコーナーからデクラン・ライスが放った強烈なシュートは、マルコス・ジョレンテが足に当てています。44分、サリバの速い縦パスで、ラインの裏に抜け出したギョケレスがオブラクと1対1。ストライカーは右に逃げてGKは下がり、クロスがファーに入りました。
54分にカウンターを仕掛けたデクラン・ライスはボックス手前まで運び、右のギョケレスにラストパス。右足のシュートを止めたのは、マルコス・ジョレンテです。アルテタ監督が動いたのは58分。カラフィオーリ、エゼ、サカが下がり、インカピエ、ウーデゴーア、ノニ・マドゥエケがピッチに入りました。
60分にノニ・マドゥエケのパスをボックス右で受けたベン・ホワイトが、右足アウトで後ろに落とすと、ウーデゴーアのミドルはクロスバー越え。66分のインカピエのクロスに走り込んだギョケレスは、フリーのワンタッチを浮かしてしまいました。72分にピッチに座り込んだルイス=スケリーは、重いケガではないでしょう。代わって入ったのは、もちろんズビメンディです。
76分のギョケレスのミドルは、腰がまわらず右にアウト。バエナ、セルロート、マルコス・ジョレンテと右につながった81分のチャンスは、左足のミドルがうまく当たらず、ラヤが悠々と懐に収めています。グリーズマンとフリアン・アルバレスをバエナとアルマダというシメオネのギャンブルは、空転してしまったようです。
アルテタ監督の最後のカードは83分、トロサールをマルティネッリ。86分に左からのラストパスを直接叩こうとしたセルロートは、ガブリエウのスライディングが目に入ったのか、キックミスでチャンスを逃しました。5分の追加タイムに同点ゴールの予感はなく、アーセナルが11勝3分でファイナル進出。サリバのミスが唯一の綻びで、常に冷静だった守備は99点でした。
MVPの候補を挙げるなら、ギョケレス、ガブリエウ、デクラン・ライス、そしてスタンドのグーナーです。好調のストライカーは、ラインの裏への飛び出しとクロスを先制ゴールにつなげ、最後まで前線で体を張り続けました。インカピエのクロスを枠に収めていれば、ヒーローとして見出しになったはずです。
ガブリエウはサリバとともに最終ラインを落ち着かせ、デュエルの強さも目を引きました。相変らず馬車馬だったデクラン・ライスは、5本のロングフィードと2本のクロスを味方に届けるなど、攻撃においても貢献度が高かったといっていいでしょう。選手たちの表情が最後までポジティブだったのは、スタンドが素晴らしい雰囲気で後押ししたからでしょう。
2006年のファイナルはパリで、バルセロナに2-1の逆転負けでした。20年後の決戦のステージはブダペスト。14試合でわずか6失点と圧倒的な堅守を誇るチームは、ゴールランキングでワンツーのパリとバイエルンのいずれかを封じることができるでしょうか。いや、ラウンド16の6試合で6ゴールとおとなしい攻撃陣に、連発を期待しましょう。次こそ決めてくれ、ギョケレス。
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