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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ドイツやイタリアで大人気!この夏、チェルシーを離れると噂の3人の去就はいかに⁉

スタリッジ、ルカク、シュールレ、 デブライネ…。スター選手揃いのチェルシーで若手選手がレギュラーをつかむのは大変で、過去、多くの選手が出場機会を求めてクラブを去っています。2013年以降、クラブを去った選手のなかには新天地で主力として活躍する選手も多く、ルカクとデブライネはシーズン10ゴールを記録。負傷続きで失意の1年を過ごしたスタリッジも、来季こそはエースとしてリヴァプールの最前線に戻ってくるでしょう。2月にヴォルフスブルクに移籍したシュールレは、1ゴールという結果は物足りませんが、クラブが主力として計算しているのは間違いありません。

モウリーニョ監督が「層を厚くするために2~3人の補強が必要。出ていく選手はいない」といっても、今いるメンバーが全員チームに残留すると思っているプレミアリーグファンは少ないのではないでしょうか。モウリーニョ監督の見切りは早く、それなりの移籍金を払って獲得した選手でも、ときには2~3ヵ月で失格の雰囲気が漂い、半年後にはレンタルや放出の候補となることがあります。現状でいえば、クアドラードとサラーにこの夏、何らかの動きがあってもおかしくないでしょう。

1月に加入したばかりのクアドラードは、プレミアリーグ12試合出場、先発はわずか4試合でノーゴールでした。問題は守備なのか連携なのか、使い方を見ていても、チェルシーの指揮官が満足していないのは明らか。これに対してクアドラードは、モウリーニョ監督の方針や戦術理解を深めて新シーズンからの巻き返しを目論んでいるようです。しかし、こういった状況をほっとかないのがイギリスメディア。「デイリー・スター」は、イタリアのクラブからいい条件の提示があれば、コロンビア代表のサイドアタッカーはレンタルに出されるのではないかと報じています。彼をほしがっているのは、フィオレンティーナ時代のプレイを知るナポリ、ローマ、インテル。チェルシーが獲得にかけた2300万ポンド(およそ43億円)を払う余裕はないものの、買取りオプションつきのレンタルなどの話で決着する可能性は充分です。

そしてもうひとり、プレミアリーグで真価を発揮することなく、1月にフィオレンティーナにレンタルされたムハンマド・サラーもドイツやイタリアのクラブの注目を集めています。セリエAで16試合6ゴールなら、ほしがるクラブが現われて当然。モウリーニョ監督に、チェルシーに戻す気がなさそうなのが不思議なくらいです。獲得したがっていると「スカイスポーツ」が報じたのは、ブンデスリーガ準優勝でチャンピオンズリーグ本大会出場が決まっているヴォルフスブルク。デブライネ、シュールレを続々とチームに加え、主力として機能させている彼らにとってはチェルシーブランドの評価は絶大でしょう。

フィオレンティーナのレンタル延長要請を袖にしたと伝えられているチェルシーも、1800万ユーロ(約25億円)であれば交渉のテーブルに乗せる用意があるとのこと。これは、もったいない。1年半前にサイン寸前のところをチェルシーにさらわれたといわれているリヴァプールに、ここで取り返すという選択肢はないのでしょうか。スターリングの去就が決まらないと、ミルナーに続くサイドアタッカーの獲得には動きづらいのかもしれませんが…。

そして最後に、プレミアリーグ終盤戦でモウリーニョ監督との間にすき間風が吹き始めたように見えたオスカルです。こちらもまた、狙っているといわれているのはイタリアのクラブ。「Tuttosports」は、ユヴェントスが3100万ユーロ(およそ43億円)のオファーを出すと伝えています。この額は、チェルシーが背番号8番を獲得するためにインテルナシオナルに払った額ですが、モウリーニョ監督がオスカルに対して放出というほど評価を下げているかどうかは不明です。あくまでも「選手層を増やしたい」と考えているのであれば、サラーやクアドラードといった貢献度が低い選手はともかく、戦力として計算できるオスカルは出さないでしょう。問題は、噂になっているシャフタル・ドネツクのFWドゥグラス・コスタを獲れた場合。セスク、ウィリアン、ドゥグラス・コスタ、アザール、オスカル、ラミレスから3人がスタメンとなれば、出場機会が減りそうなオスカルは、シュールレのようにプレミアリーグを離れることを検討し始めるかもしれません。

2014年7月19日、「今季はマーケットを閉じた」と明言したモウリーニョ監督は、終了宣言から1週間もしないうちにドログバを獲得しています。今季も何らかの電撃獲得、突如の放出はあるのではないかと思われますが、果たして…。早期にチームの骨格を固めにいくチェルシー指揮官がプレミアリーグ開幕前にカタをつけようとするのは間違いないので、あるとすればここから6週間でしょう。私の予想は「3人とも放出かレンタルでチームを去る」です。来季プレミアリーグのピッチにオスカルがいなくても、決して驚くことはありません。

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“ドイツやイタリアで大人気!この夏、チェルシーを離れると噂の3人の去就はいかに⁉” への5件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    やりくり上手と言うか、本当に贅沢なチームです。
    贅沢な上にチーム経営も順調と言うことなしですね。
    しかしオスカルを「手放すかも」なんてなんと贅沢!

  2. makoto より:

    Mackiさん>
    交渉上手なクラブなので、大物を獲れるタイミングがあれば、オスカル放出辞さずでいくかもしれません。「残る」という予想のほうが順当なんだろうなと思いつつ、ですが。

  3. パックン より:

    オスカルに関してはビッグネームの獲得でもない限り残留だと思いますけどね。
    噂があるのはグリーズマンやポグバといったところでしょうか?
    まあこの辺りは現実味ないですからね。

    クアドラードはオファー次第、サラーは確実に放出でしょうね。

  4. M より:

    更新いつも楽しみにしています
    チェルシーサポーターですが、ミーハーな応援の仕方なのでやっぱりどんな選手でも放出は悲しいですね
    選手としては出場機会を求めるのも当然ですけど…
    少しの期間でもチェルシーのユニフォームを着た選手達は、今後どこのチームへ行こうとも成功を祈っています

  5. ゆうま より:

    ほぼポジション争いはなくレギュラーと控えの差が歴然としていて損切りも速い
    チェルシーがこのやり方を続ける限りモウリーニョが再びビッグイヤーを掲げる事は
    ないと思っています。

    今シーズンのCL決勝トーナメントのメンバー表を見て、欧州を代表する真の強豪クラブ
    にはシャビ・ゲッツェ・ぺぺなど錚々たる面子がベンチに控えています。

    残念ながら今のプレミアにそのレベルに手が届きそうなクラブは存在しません。

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