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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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決め手は新契約!バルサ移籍濃厚といわれたセサル・アスピリクエタがチェルシー残留決定!

ブルーズのサポーターのみなさんに、朗報が舞い込んできました。セサル・アスピリクエタ、契約延長!プレミアリーグの開幕前に、自らの去就を決着させたかったキャプテンは、個人合意済みといわれていたバルセロナへの移籍を断念しました。

「マイホームであるチェルシーでの滞在を延長できて、とてもうれしい。このクラブに来て、もうすぐ10年になる。もちろん愛を感じており、新しいプロジェクトにワクワクしている。素晴らしいクラブで旅を続ける機会をくれたトッドさん、ベハダさんにありがとうといいたい。冒険の続きが楽しみだ。誇り高いキャプテンとして、たくさんのいい思い出を共有できれば願っている」

10シーズンで公式戦476試合17ゴール。プレミアリーグを2回制した32歳のDFは、FAカップ4回、リーグカップ2回、ヨーロッパリーグ2回、チャンピオンズリーグ、クラブワールドカップ、UEFAスーパーカップと、手に入れられるタイトルをすべて押さえています。契約延長を伝える彼のメッセージと、「ガーディアン」の記事を読んで、第一希望は残留だったのだとあらためて実感しました。

バルセロナへの移籍濃厚といわれていたアスピリクエタが、ロンドンでプレイし続けると決意したきっかけは、トッド・ベイリーオーナーが「1」を「2」にしたことでした。2021-22シーズンが終わって契約満了となり、延長オプションが発動すると、チェルシーのオファーは1年。これを見たレジェンドは、新たなステージを選ぶ時が来たのかもしれないと考えたそうです。

複数年契約という条件を譲れないキャプテンと、単年を主張するチェルシー。そこに入ってきたバルサは、クラブにとっても選手にとっても、悩ましい選択肢でした。2012年にマルセイユに支払った620万ポンドを上回る移籍金と、代役が見つからなければNGという条件をスペインに呑ませたトッド・ベイリーは、欧州の有力候補を徹底的にリサーチ。百戦錬磨のスペイン人を超えるタレントを引き入れるのは難しいと判断したようです。

ついに出た2年契約。アスピリクエタは昨日、バルサに断りの連絡を入れたと伝えられています。残ってくれて、よかった。スタンフォード・ブリッジでスパイクを脱いでほしいと思える稀有なタレントが、思いを残しながらカタルーニャに旅立つ姿は見たくなかった…。

トランスファーマーケットで苦戦しているチェルシーですが、CBとストライカーさえ獲得できれば、戦える体制が整います。アスピリクエタの引き留めに成功したからか、現地メディアの昨夜の記事は、ストライカー獲得にシフトしていました。バルセロナにいるプレミアリーグ経験者とコンタクトを取ったと伝えられていますが…その話は、別な場で。


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