2023.05.11 チェルシーの話題
移籍金は8800万ポンド!? チェルシーで17戦3発のジョアン・フェリックスは残す?手離す?
無邪気に「おめでとう!」というには、1ヵ月という時間は長すぎました。ボーンマスの本拠地バイタリティで、ようやく3ポイント。チェルシーの暫定監督に就任し、6連敗という最悪のスタートを切ったフランク・ランパードの初勝利は、今季プレミアリーグで3度めの3発快勝でした。
開始9分、カンテが右から上げたクロスを頭で合わせたのはコナー・ギャラガー。ランパード監督が来てからの初ゴールとなったブライトン戦のミドルは、ルイス・ダンクに当たってコースが変わった幸運な1発でしたが、この日の先制点は完璧な弾道でした。
21分にヴィニャのコントロールショットが右隅に決まって追いつかれ、前半をイーブンで終えたときは、今日も2発めを見ることなくポイントを失うのではないかと思いました。ムドリクとカイ・ハヴェルツは機能せず、前線はマドゥエケの孤軍奮闘。63分にロフタス=チークとスターリングを継ぎ込んだ後、ボーンマスの猛攻が続いたときは、敗戦の予感が漂っていました。
76分にマドゥエケとチルウェルを下げ、ツィエクとアスピリクエタ。空回りが危惧された交代策が当たったのは、ワッタラの決定的なヘディングがバーを越えた直後の82分でした。ツィエクが右からファーに蹴ったFKを、左足で強引に押し込んだのはバディアシル。1月に加わったCBのプレミアリーグ初ゴールの4分後、勝負を決する3点めが決まりました。
左サイドからカットインしたスターリングがボックス左に入り、脇にいたジョアン・フェリックスに転がすと、GKが読んでいないニアを突くクレバーな一撃が決まりました。アトレティコ・マドリードからやってきたアタッカーは、公式戦17試合3ゴール。次期監督と目されているポチェッティーノは、彼を必要とするのでしょうか。
地元ロンドンのメディア「イブニング・スタンダード」は、チェルシーが完全移籍の条件を打診していると報じています。マドリードのクラブの要求額は8800万ポンド(約149億円)。FFPが気になるチェルシーにとって、避けたい出費です。
スペインサイドは、1600万ポンド(約27億円)のレンタルなら応じるといわれていますが、掛け捨ての費用としては高額です。プレミアリーグのクラブは、1対2のスワップを画策しているとのこと。差し出す候補は、公式戦21試合3ゴールと真価を発揮できなかったオーバメヤンと、昨夏に5300万ポンドで獲得したククレジャだそうです。
オーバメヤンはまだしも、層が薄い左サイドのスペシャリストを出すのは得策ではないでしょう。好不調の波があったとはいえ、まだ入団1年めで、戦術が明快な指揮官の下でプレイできれば、必要な戦力になるのではないでしょうか。ジョアン・フェリックスは、シメオネ監督のチームに戻るのを嫌がっており、強気に交渉できるはずです。
2018-19シーズンのベンフィカで26試合15ゴール9アシストという数字を残した後、ラ・リーガではゴールもアシストも2ケタに乗せたことはありません。守備における貢献度が低いアタッカーに、8800万ポンドやククレジャの譲渡はリスキーです。アトレティコ・マドリードの譲歩がなければ交渉を打ち切り、見どころがある若手を物色したほうがいいのではないかと思います。
前線には磨けば光るマドゥエケ&ムドリクや、実績充分のスターリングがいます。メイソン・マウントを引き留め、ストライカーを加えられれば充分戦えるでしょう。来季の欧州へのルートが閉ざされ、的確な補強が必要とされるチェルシーは、現有戦力の評価と新戦力の値付けを間違えてはいけない状況に立たされています。
開始9分、カンテが右から上げたクロスを頭で合わせたのはコナー・ギャラガー。ランパード監督が来てからの初ゴールとなったブライトン戦のミドルは、ルイス・ダンクに当たってコースが変わった幸運な1発でしたが、この日の先制点は完璧な弾道でした。
21分にヴィニャのコントロールショットが右隅に決まって追いつかれ、前半をイーブンで終えたときは、今日も2発めを見ることなくポイントを失うのではないかと思いました。ムドリクとカイ・ハヴェルツは機能せず、前線はマドゥエケの孤軍奮闘。63分にロフタス=チークとスターリングを継ぎ込んだ後、ボーンマスの猛攻が続いたときは、敗戦の予感が漂っていました。
76分にマドゥエケとチルウェルを下げ、ツィエクとアスピリクエタ。空回りが危惧された交代策が当たったのは、ワッタラの決定的なヘディングがバーを越えた直後の82分でした。ツィエクが右からファーに蹴ったFKを、左足で強引に押し込んだのはバディアシル。1月に加わったCBのプレミアリーグ初ゴールの4分後、勝負を決する3点めが決まりました。
左サイドからカットインしたスターリングがボックス左に入り、脇にいたジョアン・フェリックスに転がすと、GKが読んでいないニアを突くクレバーな一撃が決まりました。アトレティコ・マドリードからやってきたアタッカーは、公式戦17試合3ゴール。次期監督と目されているポチェッティーノは、彼を必要とするのでしょうか。
地元ロンドンのメディア「イブニング・スタンダード」は、チェルシーが完全移籍の条件を打診していると報じています。マドリードのクラブの要求額は8800万ポンド(約149億円)。FFPが気になるチェルシーにとって、避けたい出費です。
スペインサイドは、1600万ポンド(約27億円)のレンタルなら応じるといわれていますが、掛け捨ての費用としては高額です。プレミアリーグのクラブは、1対2のスワップを画策しているとのこと。差し出す候補は、公式戦21試合3ゴールと真価を発揮できなかったオーバメヤンと、昨夏に5300万ポンドで獲得したククレジャだそうです。
オーバメヤンはまだしも、層が薄い左サイドのスペシャリストを出すのは得策ではないでしょう。好不調の波があったとはいえ、まだ入団1年めで、戦術が明快な指揮官の下でプレイできれば、必要な戦力になるのではないでしょうか。ジョアン・フェリックスは、シメオネ監督のチームに戻るのを嫌がっており、強気に交渉できるはずです。
2018-19シーズンのベンフィカで26試合15ゴール9アシストという数字を残した後、ラ・リーガではゴールもアシストも2ケタに乗せたことはありません。守備における貢献度が低いアタッカーに、8800万ポンドやククレジャの譲渡はリスキーです。アトレティコ・マドリードの譲歩がなければ交渉を打ち切り、見どころがある若手を物色したほうがいいのではないかと思います。
前線には磨けば光るマドゥエケ&ムドリクや、実績充分のスターリングがいます。メイソン・マウントを引き留め、ストライカーを加えられれば充分戦えるでしょう。来季の欧州へのルートが閉ざされ、的確な補強が必要とされるチェルシーは、現有戦力の評価と新戦力の値付けを間違えてはいけない状況に立たされています。
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