イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

サカ、ジェズス、マルティネッリは揃う?ニコラス・ジャクソンは…ロンドンダービーは前線に注目!

最初の8試合を無敗で過ごしたアーセナルに対して、チェルシーは3勝2分3敗と大苦戦。スタンフォード・ブリッジで開催されるロンドンダービーは、完成度で上回るガナーズが有利に見えます。ラヤ、サリバ、ガブリエウが中央に君臨する最終ラインは、今季プレミアリーグ最少の6失点。ただし得点力不足に悩むホームチームも失点は7しかなく、リーグ3位です。

堅守同士の勝負を決めるのは、フロントスリーのパフォーマンスでしょう。ムドリク、ニコラス・ジャクソン、スターリングは6ゴール。サカ、ジェズス、マルティネッリもここまで6ゴールです。数字はイーブンですが、より期待値が高いのはアーセナルのほうでしょう。昨季プレミアリーグで40発23アシストを記録した3人が新シーズンのピッチに揃ったのは、わずか14分です。

2022-23シーズンのサカは14発、ジェズス11発、マルティネッリは15発。さらなる躍進が期待された今季は、ジェズスの負傷が癒えた後、マルティネッリがスカッドから外れ、マルティネッリの初ゴールのゲームはサカが欠場となってしまいました。ここまでの8戦で、彼らのうち2人が揃って決めた試合はひとつもなく、より堅牢になった守備でしのいできた感があります。

1年前、8試合で20ゴールだったチームは16ゴールに留まっており、ビッグチャンスは22回から19回と減少。138本だったシュート数も118本にダウンしています。3人合わせて移籍金5100万ポンドと、ムドリクより安い3トップは、ライバルと激突するゲームで真価を発揮できるでしょうか。ジェズスが最前線に戻れば、ハイプレスからのシュートカウンターが楽しみになります。

片やチェルシーのプラス材料は、フラム戦でムドリクがプレミアリーグ初ゴールを決めたことと、好調スターリング。カラバオカップのブライトン戦から7ゴールで3連勝と、得点力不足という悩みは解消されつつあります。ガナーズ戦の注目は、ニコラス・ジャクソン。早々にイエロー5枚を集めたニューフェイスは、チャンスを活かせず苦しんでいます。

これまでに得たビッグチャンス9回は、ハーランドの15回に次ぐリーグ2位。しかし決めたのはたった2本で、ミス7回もハーランドに2本差の2位です。ゴール期待値(xG)4.1に対して2発は、差し引きマイナス2.1で、スタッツを紹介した「アスレティック」は「今季プレミアリーグで最も無駄遣いが多いフィニッシャー」と表現しています。

最終ラインとの駆け引きやポストプレーは素晴らしいのですが、いざフィニッシュとなると狙い通りに打てないストライカーは、ガナーズの屈強なCBたちを前にして冷静さを保てるでしょうか。MFの攻め上がりが少なく、前線への依存度が高いブルーズは、さほど得られないであろうチャンスを活かせるかどうかが勝負の分かれ目となるでしょう。

リース・ジェームズとディサシがトレーニングセッションに復帰したチェルシーに対して、アルテタ監督はサリバとサカの出場可否について言葉を濁しています。ガナーズの最強3トップは揃うのか。チェルシーの新エースは、8試合9ゴール2アシストという数字を残した昨季ラ・リーガの最終盤を思い出せるのか。注目の一戦における最初の興味は、前線と最終ラインの顔ぶれです。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す