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チェルシーは4-2-4⁉プレミアリーグを変える黒船コンテの革命的サッカーに期待!

オスカルによると、コンテ監督のチェルシーは4-2-4で戦う準備を進めているそうです。これはおもしろい!多くのチームが4-2-3-1で戦っているプレミアリーグに黒船襲来です。ユーヴェやイタリア代表では3-5-2を選んだコンテ監督ですが、2つのシステムの違いは、攻撃よりも守備面にあるのだと思います。攻撃においては、どちらのフォーメーションでも両サイドや中盤の深いところから速いグラウンダーをトップに当て、ダイレクトパスを絡ませながらシンプルに崩す形が基本となるのでしょう。楔を入れる拠点が複数あったほうが成功率が上がり、ターゲットマンがただ中盤に落とすだけでなく、もうひとりのFWを使えるという理由で、コンテ監督はFW2枚にこだわっているのだと思われます。違いが浮き彫りになるのは、ボールを奪う位置でしょう。

バーリやシエナをやっかいなチームに変貌させた4トップのコンセプトは、相手の最終ラインとアタッカーを1対1の関係にさせ、高い位置からのプレスでボールを奪取し、すぐさま攻めるというもの。片やユーヴェ時代の3-5-2については、以前にコンテ監督自身が「3枚を最終ラインに配すと、相手ボールの際には(サイドが引いて)5枚になる。そこへ中央の2枚が加わるのが鉄則なので、ボールのラインよりも自陣側に7枚揃うことになる。4バックなどよりも守る側の人口密度が高くなれば、失点のリスクは当然減るわけだ」と語っており、守備ラインがより深くなる布陣です。そうですか。4-2-4ですか。すみません。テンションが上がってしまいました。好きなんです、きれいなショートカウンター。今季のプレミアリーグでは、スタンフォード・ブリッジに足を運べば、クロップ監督やポチェッティーノ監督のチームよりも鮮烈な速攻を堪能できるかもしれません。ロンドンにあるプレミアリーグのスタジアムのなかでは、いちばんレアなモンスターに遭遇できるのがチェルシーの本拠地だそうなので、ポケモンGOにはまっている方にとっては楽しさ2倍です。

もとい、4-2-4です。新しいフォーメーションに、選手をあてはめてみましょう。2トップはジエゴ・コスタとベルギー代表の新戦力バチュアイ。両サイドを担うのは、左がアザール、ケネディ。右はウィリアン、クアドラード。ペドロ・ロドリゲスは、トップでも外でもいけそうです。オスカルが入るのは、最前線でしょうか。いざ4トップと聞くと、アレシャンドレ・パトは残してもよかったのではないかと思ったりします。そして中盤は…なるほど、エンゴロ・カンテを熱望していたのは、このサッカーのためだったんですね。中央の2枚が走れば走るほど、タックルやインターセプトが多ければ多いほど前の4人が活きるのがこのシステムです。セスクとマティッチは、相手によって使い分けるか、あるいはセスクを前で使うか。カンテとマティッチに並ばれると、イブラヒモヴィッチ、ルーニー、ムヒタリアン、マルシアルが揃ったチームでも、崩すのに苦労しそうです。

ズマがプレミアリーグの前半戦で使えない最終ラインには、CBとSBをひとりずつ足したくなりますが、ナポリのカリドゥ・クリバリが獲得できれば、やりくりに苦労することはないでしょう。187センチの長身CBには契約延長の意志がないと代理人のブルーノ・サティン氏が断言しており、プレミアリーグ行きを匂わせています。先々はともかく、来季だけに限っていえば、ジョン・ストーンズよりもこちらのほうがいいのではないでしょうか。2月からマンチェスター・ユナイテッドが狙っていた選手なので、以前にもプレイをチェックしていたのですが、彼の身体能力の高さは、ベテラン揃いの今のチェルシーにほしいタレントだと思います。コンテ監督のサッカーに早く慣れれば、ズマの不在を忘れさせてくれるでしょう。

と、ここまではいい話なのですが、気になるニュースがひとつあります。「スカイ・イタリア」の移籍マーケット専門ジャーナリスト、ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、マティッチとクアドラードが退団を志願しており、よりによって2人ともコンテ監督の古巣であるユーヴェ希望とのこと。ポグバ退団必至のユーヴェは、イグアイン獲得との差額をマティッチに注ぎ込む算段なのでしょう。コンテ監督は、既にユーヴェにレンタルされて1年過ごしたクアドラードのほうは容認で、マティッチについては断固拒否の姿勢を変えないようです。昨季のプレミアリーグではポジショニングミスが多く、残念なシーズンとなりましたが、マティッチのようなスケールが大きいセントラルMFは、欧州をひととおり見渡してもなかなか見つからないでしょう。

4-2-4がはまらなければ、ボールを奪うラインを下げてレスターに近しい4-4-2にするのだと思われますが、イタリアで一大ブームを創った3-5-2も見てみたい気もします。プレミアリーグを変えてくれそうという期待感でいえば、ペップとコンテ監督が堂々の2トップでしょう。チェルシーの初戦は8月15日の対ウェストハム。アーセナルVSリヴァプール、エヴァートンVSトッテナムに劣らない好カードです。いや、楽しみです。前線でウィリアンがインターセプトして、ジエゴ・コスタにスルーパス1発、ズドン!

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“チェルシーは4-2-4⁉プレミアリーグを変える黒船コンテの革命的サッカーに期待!” への4件のフィードバック

  1. リバサポ より:

    先日のチェルシー戦をまだ見れてないんですが、結構引いて守ってたと聞いたので、仕込むのに結構時間がかかるんではないかなと思いますが。チェルシーの選手っ守備戦術の理解度割と高いイメージなので、あっという間にモノにしそうな雰囲気が…

  2. makoto より:

    リバサポさん>
    今季はオフが短いので、戦いながら熟成させていくのでしょうね。私も、メンバーをあててみて、結構いけるのかもと思いました。

  3. おハム より:

    コンテ、チェルシー 怖いですね
    今年のPL CL争い、想像するだけでウキウキします

  4. makoto より:

    おハムさん>
    そうですね。CLの椅子が4つしかないのがもったいないです。

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