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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ラヴィアの出場時間は32分…メディカルスタッフが大量離脱のチェルシーは、専門人材募集中!

「チェルシーファミリーのみなさん、こんにちは。もう知っていると思うけど、数え切れないほど努力したのに今シーズンの残り試合を欠場することになった。チームメイトを助けられず、不満が溜まるシーズンだった」

「チームとエンブレム、ピッチに立つことを何よりも愛している。復帰するために、毎日すべてを捧げてきたことを信じてほしい。愛情とサポート、そして批判をありがとうといいたい。それらの全てが僕にポジティブな影響を与え、前に進めてくれたから。チームに復帰して、数多くの特別な瞬間を一緒に分かち合える日を待ち切れない。また、お会いしましょう」

今季プレミアリーグの唯一の出場は、12月27日。スタンフォード・ブリッジのクリスタル・パレス戦で、58分にマートセンと代わったロメオ・ラヴィアは、タッチ31回、パス成功22本、デュエル2勝1敗という数字を残しています。足首を痛め、開幕からの4ヵ月を治療とリハビリに費やしたセントラルMFは、ブルーのシャツで初めてプレイしたその日に太腿を痛めてしまいました。

病院に逆戻りとなったラヴィアは、今季中に復帰すると伝えられていたのですが、思いのほか重傷で回復が遅れ、チェルシーはついにシーズンアウトと宣言しました。リヴァプールとの争奪戦を制したクラブが、入団を発表したのは8月18日。移籍金5300万ポンドとオプション500万ポンドは19歳の選手としては高額で、復帰が来季になることを伝える記事は必ず金額に触れています。

ウェズレイ・フォファナは1試合も出場せずにアウト。リース・ジェームズ、エンクンク、ウゴチェク、チュクエメカ、チルウェル、バディアシル、ククレジャと、長期離脱が続出したチェルシーは不運だったのか、組織の問題か。大半がハムストリングか足首で、負傷した当初の所見が甘かったと伝えるニュースが多いのも気になります。

2011年からメディカルチーフを務めていたドクター・パコ・ピオスカがクラブを離れたのは、2022年9月。2ヵ月後には、2005年にフィジオとして加わったティエリー・ローランが解任されています。ジョゼ・モウリーニョ時代の2014年に、ヘッドフィジオに昇格したセラピストは、「トッド・ベーリーオーナーの知り合いが来るので、もう必要ないといわれた」と報じられました。

ジョセ・カルヴァーリョ、ジェイソン・パーマー、ジョン・フィアンといったベテランのフィジオが一斉に辞めたのはワールドカップの直後で、さらに今年に入ってから、2人のスペシャリストがクラブに別れを告げています。パコ・ピオスカのポジションを兼務していたファーストチームのドクター、ディミトリオス・カロギアニディスが去ったのは1月でした。

2011年にウェストロンドンに招かれ、2022年にメディカルディレクターに昇格したドクターは、「家族の事情」「円満退社」だったとのこと。2月末に退団した理学療法士のスティーヴ・ヒューズは23年目で、退団が決まったというメールが9月に配信されていたそうです。メディカルスタッフが足りなくなったクラブは、求人広告を大々的に打って組織を立て直そうとしています。

2022年からの人の動きを見る限りは、負傷者続出を不運のひとことで片づけるわけにはいかないようです。今シーズンの負傷リタイアは延べ39回。筋肉を傷める選手が激増した背景にあるのは、メディカルの組織の脆弱化とポチェッティーノ監督のハードなトレーニングです。買収以来、あまりにも性急に改革を進めたため、さまざまな軋みが生じてしまったのでしょう。

10億ポンドの投資の価値を大きく棄損するトラブルを減らせなければ、来季も上位は望めません。クラブは根本要因を把握できておらず、現在も調査中。パフォーマンス医学の専門家の採用は難易度が高く、短期間で解決できる問題ではなさそうです。コール・パーマー、コナー・ギャラガー、カイセド、エンソ・フェルナンデスら中盤の主軸が元気なのが救いではありますが…!


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