シュートやチャンスメイクが大幅にUP!サッリ監督の4-3-3は「攻撃的MFカンテ」に注目!
「地球の3割はカンテがカバーしている」というジョークがTwitterを駆け巡るほどのワールドクラスのアンカーを、違うポジションで起用するのは極めてぜいたくに映ります。しかし実は、カーン時代のカンテは右のインサイドで活躍する選手でした。レスターに入団した当初は、攻撃的MFとして期待されており、セントラルMFとして才能が開花したのはラニエリ監督のお手柄です。サッリ監督は、母国フランスでプレイしていた頃の彼を知っていたのでしょうか。ハダースフィールド戦とアーセナル戦を見ると、このコンバートもまた大当たりの予感です。
「N’Golo Kante’s new role at Chelsea has positives and negatives」。イギリスメディア「スカイスポーツ」が、チェルシーの今季初ゴールをボレーで決めたMFを右に移した功罪についてレポートしています。アーセナル戦のスタッツを見ると、走行距離は12.47kmと素晴らしい数字ですが、このぐらいは「いつものカンテ」といっていいでしょう。ところが、攻撃にまつわる数字は、前年にはありえなかったレベルに上がっています。ボックスでのタッチ数5回は、2017-18シーズンの平均0.57から大幅にUP。チェンスクリエイト4回も1.23から増えており、シュート3本は前年の0.75本の4倍です。一方、守備のスタッツのほうは、タックル数3回は前年の3.39と変わらないのですが、インターセプトは1回に留まり、平均2.25から落としています。
「新しいマネージャー、新しいシステム。これまでより前でプレーする機会が増えた。相手に問題を引き起こすべく、ストライカーを探している。この役割に適応しなければならないが、チームのために全力を尽くすよ。これからもいいプレイを続けたいね」(エンゴロ・カンテ)
ポイントは、やはりいかにゴールに絡むかです。守備で貢献したとしても、チームの得点力が落ちれば、ポグバ、デブライネ、ラムジー、ナビ・ケイタなど同じポジションのタレントたちと比べられたときに評価されないでしょう。「守備が魅力のインサイドMF」と従来の延長線上で語られるのか、「攻守ともワールドクラスのオールラウンダー」として新たな称賛を集めるのか。私の見立ては、後者です。チェルシーが直近5戦勝利なしの鬼門セント・ジェームズ・パークで行われる日曜日のニューカッスル戦は、7番のキラーパスとフィニッシュに注目したいと思います。
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
レスター時代のカンテはタックル、インターセプト、カバーリングがとても上手い選手だなという印象。翌年のコンテチェルシー時代では、なんだビルドアップもできるのか凄いな、という印象。今年のサッリチェルシーでは、さらに得点力も加わるのか?という印象。
毎年進化を遂げていますね彼は、スタミナも化け物級だし、新人類ですね。
戦術的な勘が抜群にいいんでしょうね。
本当に素晴らしい選手だと思います。
代表の先輩にあたるヴィエラとマケレレを足して新世代で割った感じもします。
チェルシーのゲームを見るときの、楽しみのひとつですね。