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サッリ解任ゴシップの火は消えず…チェルシー停滞の理由はメンタル?戦術?

「エクスプレス」「ザ・サン」など、タブロイド系のメディアが「マウリツィオ・サッリ解任の可能性が高まる」と一斉に報道。週末のエヴァートンで完敗し、プレミアリーグ6位に留まったチームにとって、インターナショナルブレイクは新監督を物色する絶好の機会となるという主張です。グディソン・パークでのゲームは、滑り出しは上々。アザールが切れ味鋭いドリブルでマイケル・キーンを翻弄し、ロス・バークリーはブーイングをものともせずに前線の選手を動かしていました。足りなかったのは、フィニッシュの精度だけ。彼らが先にゴールを決めていれば、そのまま押し切っていたでしょう。しかし…。

「われわれは、今季のベストといえるぐらいの45分を過ごした。ところが、後半が始まると突然プレイを止めてしまった。理由はわからない。フィジカルの問題ではないだろう。それが理由なら、だんだん悪くなっていくものだ。変化を説明するのは難しい。おそらく、メンタルブロックなのだろう。今は、そこがわれわれの限界。前半のプレイを貫ければ、別なポジションにいたはずだ」

後半開始4分のCKからリシャルリソンに決められ、景色は一変しました。サイドからの仕掛けは淡白になり、ミドルレンジから狙うだけのアタックは、エヴァートン守備陣を守りやすくさせてしまいました。サッリ監督は、しばしば敗因をメンタルに求めてきましたが、問題の解決につながらないネガティブなコメントは、チームのモチベーションを下げるだけではないでしょうか。指揮官に「理由はわからないけどダメだった。気合いが足りない」といわれても、次の試合の戦い方を改善することはできないでしょう。

チェルシーの弱点のひとつは、交代策で試合の展開を変えられないことだと思います。ヨーロッパリーグであれだけ機能したジルーは、プレミアリーグの途中出場ではなぜ空回りするのか。カラム・ハドソン=オドイ、アザール、ペドロ、ジルーと前に4枚並べた布陣にどんな狙いがあったのか。後半戦の勝ち試合はすべて先制しており、追いつかれても時間を空けずに勝ち越しゴールを決めています。一方で勝ち点をロストした試合は、92分にアザールが同点ゴールを決めたウルヴス戦を除いて、全戦ゴールレス。シーズンを通じて逆転勝利は5節のカーディフ戦のみで、ビハインドを背負うと苦しくなるのは、オプションの意図が希薄で、4-3-3以外に自信をもって戦えるフォーマットがないからでしょう。

試合の展開によってはカンテとジョルジーニョの役割を変えてみる、ジルーとイグアインを近くでプレイさせる、SBを1枚削って3-4-3でサイドからの圧力を高めるなど、打てる手はあると思われます。来季は、攻撃のバリエーションが豊富なチェルシーを見てみたいのですが、サッリ監督は続投となるでしょうか。プレミアリーグで4位以内に入る可能性は残されており、ヨーロッパリーグという別ルートも確保しているなかでの解任はなさそうですが、CL出場権を逃せば、アブラモヴィッチさんは新監督の招聘を検討するでしょう。

今のチェルシーに必要なのは、指揮官が選手たちへの信頼を表明することと、個性溢れる前線のタレントを活かし切ることだと思います。今季プレミアリーグも残り8試合。「途中出場の選手が決めて、鮮やかな逆転勝利」とレポートできる試合があれば、チームはひと皮剥けるのではないでしょうか。

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